今となっては珍しくない紐付きのインナーを使ってみた話。
前段が長いですが、本題だけでは素っ気ない話なのと、この時にあーだこーだと考えた(妄想した)メモがないと私の振り返りにならないのでしょうがないってことで。
さて、前段から。
前のブーツ(ATOMIC STI-R)でも、シューレースインナー、いわゆる紐付きインナーになっていたのですが、実は一度も使ったことがありませんでした。
というのも、自宅の部屋で試した段階で、
「履くときに大変」
「脱ぐときはさらに大変」
加えて、
「STIは細くてボリューム的にぎりぎりだったので、紐の厚さが増えるのも嫌。」
と感じてしまったからです。寒いスキー場ではシェルがさらに締まった状態になるので、これでは使える気がしなかったのでした。
ただ、紐は使っていませんでしたが、ブーツを履くときは、毎回インナーを取り出して、先に足をインナーに入れてからシェルに押し込むという手順にはしていました。この手順で十分効果がでていると感じたので、紐を通そうという選択にならなかったのが今までです。
やっと本題。
今度のブーツ。私の好みを反映してなのか、例によって山本さんの作るブーツはタイトにかちっと組まれています。もちろんRedSterはSTIに比べれば全体的なボリュームはかなり緩くなっているのですが、例えば、足の踵の内側あたりはかなりタイトになっています。
今までに滑った2回とも左足の踵内側に
「これは長く履けないかも」
と部分的な圧迫感を感じました。
削ってもらったり広げてもらうことも考えましたが、まずは履き方や靴下で工夫です。
ということで、本題のシューレース(靴紐)を試してみることにしてみました。
シューレースを使うメリットは、大きく分けて3つあると想像してますが、このうち(2)の効果を特に期待しました。
(1)シェルにインナーを入れるときにタン部分がズレない
(2)インナーにシワを出さずに足に密着した状態を維持できる
(3)インナーが上向きに引っ張られてガムローが沈まない
結論的にはほぼ問題は解消して、部分的な圧迫感はすっかり無くなりました。
足の向きも違和感なし。この小さな差が影響するとは、今回のブーツもぎりぎりにつめた設計製作だったなと実感。
ただ、脱ぐのは面倒ですね。どうしたものか。紐ありだと、脱ぐときもシェルからインナーごと抜くか、シェルの隙間に指を入れて紐を緩めるかする必要があります。冬の寒さでシェルが硬くなった後でどうするのか。暖かい部屋に入ってシェルが緩むのを待つことになるのかな。面倒そうですが、折り合いを見つけていこうと思います。
最後に蛇足
「(3)インナーが上向きに引っ張られてガムローが沈まない」
というのは、履き心地の上で結構な違いが出ます。
普通にシェルにインナーをいれたまま足を入れていると、シェルと足に挟まれたガムフローやインナーの内側のクッション材は下向きの力を受けてだんだん下に沈んでいきます。この結果、ブーツの下の方が狭くなってしまいます。細身のシェルだと、シェルと足の隙間が小さいのでこの影響はさらに大きいです。
シェルからインナーを出して、足を入れたインナーをシェルに入れればガムフローは下から上にこすられる力を受けるので、上向きに引っ張られて伸びて広がります。微妙な量とはいえ、保管中も重力でガムローは下に流れているはずなので、この履き方でガムローが沈まない様にしてあげると、履き心地がよくなるようです。
シューレースなしのインナーでも同じ効果がでるので、インナーを取り出して足を入れてからシェルに足を入れる履き方をした方がガムフローが沈まなくて履き心地がいいのでお勧めです。