2017年12月21日木曜日

シフリンのブーツ

12/9-10にフリースキーのキャンプに行ってきたのでその話を書きたいのですが、それよりシフリンが面白いブーツを履いている写真をfacebookを見つけたのでその話を。

ATOMICの選手は「新RedSter」か「新RedSter色のRacetech」を使っていると思っていたのですが、なんとシフリンが旧RedSterを履いていますね。これは不思議だ。


拡大してみると、、、あれれ?このアッパーシェルの形、すこし変だな。



アッパーシェルの脹ら脛側が平面になっている。これは写真のせいなのか?
あれ?あ、これサロモンブーツなのか!?それを隠すために黒いステッカーで、旧RedSter風にしているのか!?
でも、アキレス腱の金具の上に旧RedSter風の出っ張りもあるし。本物の旧RedSterのアッパーなのか?
(追記)やっぱり影ですね。旧RedSterのアッパーシェルか。

もう少し鮮明な画像がほしい。

これはヒルシャーのテストの動画のキャプチャ


2017年12月15日金曜日

冬用のサイクルウェア

冬用のサイクルウェアを買いそろえた話。

今までは寒くなったら自転車はお休み、つまり、オフシーズンにしていました。
理由は単純で、雪が降ればスキーをしていたし、冬用のサイクルウェアもなかなか高価でスキーシーズンにそんな出費の余裕はない、という現実的なお話しがあったからです。

でも、痛みのある膝も自転車に乗った方が調子がいいし、新しい自転車に単純に乗りたい、などなど冬でも自転車に乗りたい理由が出てきたので、重い腰を上げて冬用のサイクルウェアを購入しました。


必要になった順で購入しましたが、東京の冬でもそこそこのものが要りそうです。
ちなみにいろいろ見渡して、最安値のamazonで購入しました。



グローブ
 手先が寒くなってきたので指のある手袋を着用。
 20年ぐらい前に購入。プラスノーで使ってボロボロになったのですが、暖かいので継続使用中。

 フルフィンガーグローブ PERL IZUMI 型番不明
もうボロボロだけど暖かいので使ってます。



ソックス
 なぜこれから購入したのかと言えば、夏用だと思って間違って購入したからで、ソックスが一番効果があるから!というような主張はありません。
 せっかくあるので手袋をフルフィンガーのグローブにかえた頃から積極的に着用。
 夏用と違って暖かくていいです。

 サイクリング ウインターソックス PERL IZUMI

ジャケット
 古いアームカバーを併用していても寒さが気になるようになってきたので購入を検討。
 高いなぁと思っていたのですが、amazonのセールが始まったので購入を決意。
 5度対応。
 さすが自転車用ウェアなので、パタパタしないし暖かいし快適。
 暑いときはファスナーを下げて温度調節をするのですが、一度汗をかいてしまうと汗が冷えてしまうのでそこは気をつけないと寒くなります。
 白は汚れるから避けたかったのですが、夜も走るので黒だけではと思ってこれにしました。

 サイクル ウィンドブレークジャケット PEARL IZUMI 3500BL



ロングタイツ
 寒さが本格的になる前はアンダーアーマーのタイツに夏用のサイクルパンツを重ねて履いていたのですが、だんだん寒さに耐えられなくなり購入。
 さすが自転車用。暖かく、動きやすい。
 5度対応。

 サイクル ロングタイツ ウィンドブレーク プリント タイツ PEARL IZUMI 60203D

シューズカバー 
 子供の頃から手先、足先は熱を持つくらいあったかい体質なので、こんな物はいらないに違いないと思っていましたが、寒いところがあるとそこに流れた血液の温度が下がり、全身の体温が下がっていく感じがするのでしかたなく購入。足先から冷えてくるのが防げます。

 サイクリング ロードシューズカバー PEARL IZUMI 7911


1着しかないので連日は使えないのですが、使っては洗濯の繰り返しぐらいでしのいでいます。

がんばって走りたいのですが、さすがに夜は辛いなぁ。
昼間の日が照っているときに走ることになりそうです。

2017年11月27日月曜日

REACTO 4000 ハンドルを下げる

またまた自転車の話。

自転車乗ると膝の調子がいい(たぶん、正しい向きでたくさん動かす、膝周りの筋力がつくという効果だと期待)ので、スキーが近づいてくる気がします。なので、時間を見つけてたくさん乗っていく。ちょっと忙しいのと寒いのが気になるけど、年内にあと200kmは走りたい。

スキーのポジションならあれこれうるさいのですが、自転車でのポジショニングは少し前まで無頓着。運動不足が解消されて楽しく乗れればいいと適当で、あまり考えていませんでした。

ところが、カーボンバイクの購入当初、古いクロモリより速く走れない、足が持たない、というショッキングなことがあり、あれこれ基本から見直すことにしました。

入門書を読んだり、自転車仲間にフォームをいじられながら試行錯誤している内に、ポジションについても自分なりの要望が出てきました。素人感覚なので怪しいところですが、欲求としてはサドルを上げたい、ハンドルを下げたい、と普通なので正常進化だと思っています。それと、ダメなフォームやチューニングをするとGarminの記録が悪くのでスキーより客観的な監視機能が働いている気がします。

それにサドルやハンドルの高さなんて、いつでも元に戻せるので気軽にトライできていいですね。トルクレンチもあるので壊す心配もありません。

とはいえ、二ついっぺんにいじるとわからなくなるのでまずはサドルをあわせることに専念。上げたり下げたりいろいろしたのですが、結局Y'sロードのバイオレーサー1000の結果と同じ所に落ち着きました。体硬いからあんまりサドルは高くならないのかな?
あと、フォームによって合わせたいサドルの高さが全然違うんですね。へー。

そんなこんなでペダリングとポジションとシートの高さが安定してきたら、手をどこに置きたいかが見えてきました。
今までまったくなかった感覚ですが、あと1cmか2cmぐらいハンドルが下の方が、肘の曲げ具合が楽というか、力が入るポジションだな、なんてことを走りながら感じるので不思議です。

ということで、サドルはいったん落ち着いたので、ハンドルを1.5cm下げてみました。
乗った感じはすごいしっくり。
スペーサーは1cmが2枚、0.5cmが1枚入ってるので、スペーサーの順番を入れ替えれば0.5cm単位で調整可能なんですね。
見た目がかっこよさそうだから一番下も試してみると思いますが、0.5cmの精度ではまだ分からないなぁ。それは暫く乗ってからだな。


2017年11月25日土曜日

REACTO 4000 ブレーキダストがすごい

カーボンホイールなので、ブレーキパッドを入れ替えました。
カーボンリム用のブレーキパッドでamazonで購入できるBBBのカーブストップ(BBS-25)です。
よく調べずに買ってしまいましたが、日本語の公式サイトがあったのですね。
心配した効きの悪さや音鳴りはありません。

ただ、ブレーキダストが多いのかも。
最初の一皮むけるところだからなのかな?様子を見ながら走って行いこう。


Garmin Edge500が安かった

もう販売が終了しているGarmin Edge500。25,600円と在庫処分価格で近所の自転車屋にありました。結構安い方ではないでしょうか?

Edge500は旧機種なので、ナビ機能が貧弱で無いに等しいとか、データ連係にUSB接続が必要とか、最新機種に劣るところはありますが、それでも必要十分な機能はあります。
私もコレを使っていますが、何も困っていないので買い替える予定は今のところありません。

もちろん、予算に余裕があれば同じGarminのサイコンならEdge520の方がいいと思いますが3.5万円ぐらいします。

もし興味がある方は連絡下さい。お店情報送ります。ちなみに都内です。





2017年11月22日水曜日

山形モガンバーズさんのページ

ちょっとやってみただけなので私の膝への効果はわかりませんが、お話自体は納得感があるので続けてみようと思います。

「blogに弱音を書いちゃった」と思ったところでしたが、おかげでいい情報が貰えました。ありがたいです。

膝痛改善トレーニング

2017年11月20日月曜日

フリーハブボディのグリスアップで失敗

とりあえずもう少しきれいにとれた写真を載せてみる。カーボンホイール導入で、だいぶ浮かれています。


リアホイールのハブは、DT-SWISS 240Sがついているのですが、前にも書いた通り譲ってもらった時点ではカンパ用になっていたので、シマノ用に換装しました。

ついでにクリーニングをしてグリスアップしたのですが、手元にあるデュラグリスでグリスアップしたらなんと、ラチェットのかかりが悪くなってしまいました。足を止めれば空転するのはもちろんなのですが、ペダルを踏んでもちょっと空回りしてからラチェットがひっかかる感じです。これはさすがにおっかない。

ぐぐってみると、DT-SWISSのスターラチェット向けに専用のグリスがあるらしく、これを使うのが正解だそうです。
で、純正グリスを使わないまでも「デュラグリスは稠度が硬すぎて向いてない」ということで、再度ばらしてグリスを塗り直すことにしました。

まずは近所の自転車屋を回ってグリスを調達しようとしたのですが、練馬のはじっこに丁度良くDT-SWISS用のグリスの在庫なんてものはありません。
代替品として、ceramic speedの青を薦められてこれで塗り直しました。

ちなみにデュラグリスをたっぷり塗ったらラチェット音が無音に近くなりましたが、今回は店員さんに「薄く塗るだけでいいですよ」と行って薄く塗ったので、静かながら音はします。

手間はかかったけど、しっくりきた感じ。
さ、風邪を治して走りに行きたい。



2017年11月19日日曜日

REACTO 4000 カーボンホイール入れてみた

周りからは初滑りの話も聞こえてきますが、膝がイマイチな上に風邪までひいてしまい、スキーもしてなければ自転車にも乗ってません。

ですが、どうにも何かしないとストレスが溜まるので、会社の同僚から格安で譲ってもらったカーボンホイールを夜中に組み込んでみました。

MERIDA REACTO 4000の完成車に付属しているホイールは、鉄下駄として名高く、すごい重量級です。アルミのディープリムなので仕方ないですが、普通のホイールのつもりで回そうとする足がすぐに無くなっちゃいます。実は結構慣れてきてこれもありかな?と思い始めていたのですが、カーボンディープリムってことで、もうわくわくしてきます。

同僚の自転車チームの中で何人かを渡り歩いたホイールらしいですが、2万円という格安な提案にのっかりました。なんでもチューブラーなのでもらい手があまりいなかったそうです。

HED STINGER5
50mmのディープリムのカーボンホイール。
23Cのチューブラー。


ただ、まだブレーキパッドをカーボンホイール用に交換してないので走れません。
とりあえず雰囲気の確認を。


交換前(鉄下駄と名高いアルミのディープリム)

交換後(HEDのカーボンのディープリム)

写真はいまいちだけど、なかなかカッコいい。
それに写真撮ろうと持っただけでも明らかに軽くなってた。
走りたい。

この「走りたい」というのが私にとっては重要です。
カーボンホイールでどれくらい速くなるかは不明ですが、落ちがちなモチベーションをあげるのには絶大な効果を発揮しています。
もちろん、速さにも絶大な効果を期待していますが、まぁエンジンの問題があるのでそこはあるがままでしょう。

想定外だったのは、カンパ用のフリーハブボディが着いていて、シマノのカセットスプロケットがそのままでは着かなかったこと。amazonで探してフリーハブボディを交換しました。とはいえ、2万円ですからね。文句を言うところではありません。

昔は自転車のパーツ交換を自分でやるのは怖かったのですが、古いクロモリの自転車でコンポ換装を自分でやってみたら、やれるところとやれないところがはっきりした感じで、今は抵抗なくだいたい自分でやってしまう感じ。今回は交換ついでに掃除してグリスアップしたら、ラチェット音がすごく小さくなりました。


拾いもののDT SWISS 240sの写真


ちなみにやれないところは、組み付けの精度が作業者依存になる部分。
そのほかは手先の器用さにはそこそこ自信があるので、マニュアル見つけて時間をかけて丁寧に作業すればやれる気分になっています。締め付け強度の勘所はよくわからなかったのですが、トルクレンチを買ったのである程度解決。

スキーのチューンナップもそうですが、プロとの決定的な違いは作業時間。
プロは速いのに正確。素人なので同じ作業効率は無理。そこは真似してはいけないところと思っています。時間はかかるけど、私は自分の自転車しかメンテナンスしないので正確性を追求してじっくりやる感じです。

メンテナンスで調子に乗ると事故を起こしそうですが、いじったところを頻繁にチェックしていれば、手間はかかるけど大丈夫じゃないかなと。

お外を走りたい。

2017年11月6日月曜日

REACTO 4000 サドルをprologo Zero II Pasにしてみた。

またまた自転車の話。

お尻の痛さに耐えかねて、メリダの完成車についていたサドルには見切りをつけました。
足を伸ばしたときに、モモ裏が当たってしまうのがどうにもあいませんでした。

まずは手持ちで調子の良かったサドルを古いクロモリの自転車から移植しました。これで不満は解消。モモ裏のあたりは解消です。


しかし、元の自転車のサドルもほしいし、新しい自転車には見た目の派手さもほしくなり、新しいサドルを物色。amazonで安値ででいたたprologoのZero II Pasにしてみました。



購入後200kmくらい走りましたが、今のところ気に入っています。
今まで使っていたものより少し硬いですが、長時間乗っても変形しないのがいいかも。
今までのサドルは長時間乗っていると、だんだんお尻が沈んできて少し痛くなってくるのが気になっていました。それが解決したような気がします。

ただ、どかっと上から座ると痛いサドルですね。
いわゆる前傾姿勢でペダリングをしっかりして体重がペダルに乗るようにすると気にならない感じです。

スキーはわかったつもりであれこれうるさく書いていますが、自転車は全然ですねぇ。
痛いかどうかぐらいしかわからない。

REACTO 4000 小物を追加(セーフティライト)

スキーにもなかなか行けないので自転車の話。

納車されたメリダのリアクトに小物をつけはじめているのですが、まずは素っ気ない丸くて赤いだけの反射板を発光するタイプに変更することにしました。
購入したのはキャットアイの「セーフティライト [TL-LD700-R] RAPID-X」というものです。

前の自転車はシートポストの出ている量が少なかったので、シートステーにつけていたのですが、今度こそシートポストにつけようと試みたのですが、シートチューブが扁平で大きいので付属のゴムが届かない。

でも、ゴムで止めるのであまり気にせず使うことにします。

これは困った。どうしたものかと考えている内に、付属のOリング(輪ゴムの頑丈なやつ)が大小二つあるので、これをつないでみたらやっと取り付けできました。


ちなみに純正の「シャープエアロラバーベース(5447040)」というのも購入しましたが、これはほっそい扁平のシートステーにつけるためのもので、シートポストにつけたい私には無用のものでした。と、右往左往しましたが、装着完了。これで暗くなっても安心。

寒いのに自転車

ご無沙汰しています。

スキーシーズンが近づいてきましたが、今シーズンはちょっと気持ちの盛り上がりに欠けてます。blogもネタがないわけでも無いのですが、さぁ書くぞ、というところまでたどり着いていません。

理由はいくつかあるのですが、一番大きなところは膝の調子が悪いこと。
何もしていなくても痛いし、歩くのにも支障があったりします。
「筋力が落ちたら痛くなるよ」
と前々から言われたいのですが、まさにそうなってしまった感じです。
前回は2014年に診てもらったのか。言われたとおりだなぁ。

昔(2014年)に撮ったMRI

幸い自転車のペダリングは膝を捻る動きがないので、50kmとか100kmとか走っても普通に乗っている分には痛みも無いし、腫れもでません。膝回りの筋力がついてくれることも期待しつつ、寒むくなってきたなか自転車に乗っています。

とはいえ、この素人判断でよいのかわからないので、病院に行かなくては。


先日狭山スキー場に行きましたが、混雑も相まって膝が怖くて動けませんでした。こんなスキーつまらないですねぇ。スキーヤーの皆様、体のケア大事デスよ。痛みで動けないのは辛いし、つまらないです。

2017年9月24日日曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その9)ブーツの最終調整

久しぶりにスキーブーツR&Dに行ってきました。

このリンク先のエントリにも書きましたが、スペシャルコースには作ったあと、滑った動画を見てもらって行う最終調整というイベントがあります。

本来はブーツを作ってすぐに滑り込み、その結果をビデオで撮って最終調整してから本格的にシーズンに突入、というのがあるべき姿ですが、時間が確保できなかったのと本人が混乱期に突入していたので最終調整ができず今に至りました。

さて、シーズン中にも何度か動画を見てもらってその度にフィードバックをもらっていたので、私からの確認ポイントは実は2個だけ。
一つは今の理解とフレックスの関係を確認する話で、もう一つはフィッティングの話。

まず一つ目。
今の理解として動き方を変えてきたら、足首のフレックスの硬さは感じなくなったのですが、その感触が合っているのかどうか、という答え合わせです。
・自分から捻る動きはしない。
・足を曲げた小さい姿勢と足を伸ばした大きな姿勢を繰り返す。
・小さい姿勢は、足首の角度をあまり変えずに、頭の位置をつま先の上ぐらいに維持しながら膝を大きく曲げて作る。
・大きい姿勢は、膝裏を伸ばして踵でスキーを押すイメージである。
なんていう動きを体を動かしながら説明。

この動きで行けば、自分から足首を曲げに行く局面がないので、今のブーツフレックスに跳ね返されることも無いし、足を伸ばしているときに振動をもらっても吸収できているという感じです。

この理解があっているのか、またフレックスの理解があっているのかを確認したかったのです。
で、一生懸命説明した割には、そこはあっさりと「そういうつもりで設計しているのでOKですよ」と。

次に二つ目。
フィッティングの話は快適性と力の伝達効率のトレードオフの話。
実際にこのブーツを使っていると、1日目は調子がいいのですが、2日目になってくると写真の舟状骨の下辺りが当たって赤くなってきます。なので、強く踏み込もうとすると少し痛みが出て踏み込みが甘くなってきます。無視できる範囲でもありますが、ちょっと気になります。

こんな風に舟状骨の下が赤くなります。
部屋の散らかりには目をつむって。

これは逆の足ですがほぼ同じ。
丁度光っているところが舟状骨の下側を出している部分。

①ここを広げて当たりを解消した方がぐっと足を強く下に押しつけられてより力が伝わるのか?
②それとも、内側に広げると快適にはなるけど、その分足が内側に逃げて軸がずれてしまって力が逃げてしまうのか?

これに対しては、私の足と現状のブーツセッティングの関係で言うと、結論は②。
私の足は圧に負けて足の形が崩れやすいので、これを防ぐために内側の壁のラインを決めているので、力の伝達を優先するなら変更しないのがよいとのこと。
たとえば、私が毎週5日間このブーツで滑る前提で快適性を優先するなら、シェルをもう少し出したのでしょうが、今の滑走量だとこの痛みは無視できる範囲と判断しました。
なので、ここもブーツはいじらない、と納得して結論づけました。

ということで、最終調整での加工はありませんでした。
加工がないというとなんか損した気分ですが、未完成で滑っていたわけではなかったのでよかったかな、と思うことにしています。

実際には、このブーツの動作の前提を確認(実はメールベースで何度もしていたり、機会があれば予約して事務所に行って話もしていたので何度目の確認なんだという話もありますが)したり、当たりと性能のトレードオフの話をしたりと、有意義な時間でありました。

特にトレードオフポイントは、実際に滑って見ないと最後の詰めは分からないので、そこをどうあるべきかを議論して、必要に応じて最終調整というのは有効なのでしょうね。

新しいATOMICブーツには非常に興味があるのですが、やっぱり今シーズンは自分の体に対する完成度の高いこのブーツを継続して使うことにしました。

2017年8月29日火曜日

2017年8月27日日曜日

自転車もポジションが大事

今日は自転車の話。

私の場合、もともと体力に自信が無いうえに、半月版の故障や脹ら脛の肉離れなどの怪我の後にリハビリを怠ってきたので、「足だけは筋力があるんだよね」というのも今は昔。立派な貧脚です。その上、乗り手のエンジン(心肺機能)はパワルフルじゃないのに重量だけはあるという、単なるメタボなおっさんです。

そんなわけで自転車をする上では何のアドバンテージもない体をしているので、当然、坂を登ることは苦手というか、好きじゃないというか、できれば敬遠したいと思ってきたのでありました。ちなみに平地の高速巡航は大好きですが、ガチな人には全然ついて行けません。

ところが。

登りが辛い理由の一つが坂の登り方の基本を分かっていなかった、ということが最近わかり、それを意識したら、速いとは言えませんがなんとか登れるようになりました。
そしていざ登れるようになると、「登った!」という達成感があって思っていた以上に登り坂も楽しくなってきて、なぜみんなが坂を登りたがるのかも理解できました。

と大袈裟ですが、最近俄然、坂に興味が出てきました。

わかったことは、
「登りの時には登りのポジションを取る必要がある。」
「具体的にはサドルの前目に座る。」
ということで、私としては大発見だと思ったのですが、なんかググってみたら教科書に書いてあるような超基本だったようです。

実はそれまでは、平地で漕ぎやすいポジション、座骨がうまくサドルにあたってお尻が痛くならないポジションがあるので、登り坂でもそれを固持していました。
ところが、5月の車坂峠ヒルクライム(結果は足がつって回収車を意識しながら登る散々な結果でした。タイムは優勝タイムの3倍!)でひーこらのぼっているときに、
「スキーで後傾になっているときと同じような後ろに引っ張られている感触があるし、太ももの負荷もスキーの後傾と同じ感じで疲れやすい、、というか疲れる。しんどい。」
と感じて、これは何かがおかしいと気が付きました。

車坂峠ヒルクライム
もうケイデンスが40rpm前後で我慢しっぱなし。

よくよく考えてみると、私の家の回りにはたいした坂がないので、今まではダンシングで逃げ切れるような坂しか登ってこなかったのですが、シッティングでずっと登るときにどうするのか、なんて考えたこともありませんでした。

発見と言ってもすごく簡単なことで、
・登り坂でダンシングをしてみて前後の重心位置を確認する
・そのままサドルに腰掛けた場所がそのときの前後ポジションの基本になる
ということです。

ところがたったこれだけで、ずっと簡単に力が伝わる感じがします。

多摩ニュータウンの坂であれこれ試してみたらなんか感触が良さそうです。
いつもは登り坂ではケイデンスが落ちて40rpmぐらいで歯を食いしばって我慢して登っていたのですが、60rpmぐらいをキープして登れます。

多摩ニュータウンの登り坂でもケイデンスが落ちなくなった

おぉ?これは思った以上に好感触!
霧ヶ峰高原(車山のあたりです)の登りでも試してみないと!と登ってきました。


霧ヶ峰の登り坂でもケイデンスを落とさずに同じペースで登れている!

霧ヶ峰の坂はだいたい10%以下だったので登れた、とか、ペースはゆっくりだよね、とかつっこみどころはたくさんありますが、それでも私にとっては大進歩!
ずっと同じペースで登れたのもすごくうれしい。

運動がしやすいはずの前後ポジションを探してそこを維持する、って感覚はスキーヤーとして鍛えられているはずなのですが、「お尻が痛くなるのが嫌」ってことが先行してポジションに対する柔軟な考えが出来ていませんでした。
見た目の動きにとらわれず、本質的な関係が理解できるといろいろ進歩できるのだなぁと思ったところでありました。

と、最後に無理矢理スキーに絡めた話としてみました。
スキーのオフトレとして始めた自転車ですが、今は純粋に自転車が楽しいです。

2017年8月7日月曜日

切替をしたらどう動くのか?(ちょっと追記)

雪上をご一緒したわけではないのですが、最近コメントをいただいているytさんのblogを興味深く読ませてもらっています。

スキーの運動を文章にして説明するというのはなかなか難しく手間がかかるので、
途中で面倒になってしまう、
「知ってい人はわかるよね」的な内輪向けになってしまう、
雑誌等の受け売りになってしまう、
もしくは技術の話には触れない、
ってことになりがちだと思っています。
(2017/8/27 追記 ここから)
あとは、どこまで踏み込んで書くのか、というのも躊躇しがちなところです。
踏み込んではっきり書いてあれば、そうだそうだと思ってみたり、これは違うな、と思ってみたり出来て面白いですが、あいまいな書きぶりだと、その先がどう思っているのかが知りたいのに、とせっかく読んでもちょっと不満も溜まります。
(2017/8/27 追記 ここまで)

コーチのようなスキーを職業にしている人はノウハウ全部無料でblogに載せるわけにもいかないでしょうから、含みを持たせた書きぶりになるのは仕方が無いと思いますが、個人blogだったらもう少し踏み込んで自分の考えが出ていたら面白いのにね、と思ってしまうことがあります。

もちろん踏み込んで書けば書いたで「オマエはわかってない」とか「普通と違う」と批判されたりするリスクもありますが、無制限に公開しているわけですからそういう批判的なコメントがあるのも当然ですし、それも含めて考えるきっかけになってよかった思うようにしています。
ただ、文章が乱暴だとちょっと読むのにパワーがいりますね(笑)なので2chは読まなくなりました。コメントある人はこっちに書いて下さい。ちょい優しい感じの書きぶりでお願いします。

という私の好みがあるので、ytさんのblogは、雑誌の受け売りでもなく、動画を自分で分析した理解や、自身の感覚などオリジナルのネタがたくさん書いてあるので読んでいて面白いです。もちろん上記のリスクもわかっている感じなのがいいです(笑)



そのytさんのblogで、私がふと書いたコメントの疑問に対する回答を載せていただいたので、そのコメントをしなくてはと思っていたところです。

ただ、長文になってしまったので、コメントにはリンクを張ってこちらに本文を載せることにしてみました。

お時間があれば元の記事をよんでいただければと思いますが、ざっくりと要約すると、

切替をした後にふわっと落ちていくだけでなく、自分から力を伝えていくのである。
その動き方としては、「いかに足が腰よりも後ろに出されているか」が重要である。

と書かれていました。

この内容には全く異論が無いのですが、この「足を後ろに出す」というのはどう動きなのか?という点で読んでいて気になりました。

タイミングの話としては、切替からターンの入り口前半部分であるとしているのは異論がありません。ここを逃しては外力が強すぎて自分からは脚を伸ばすような動きはできませんので、「出す」なんてこともできません。

切り替えてエッジが雪面に噛み始めたら、そこでほっとくだけでなく、スキーを押していく動きをした方がいいというのは間違いないと思っています。トップ選手の動画を見ても一目瞭然ですし、自分で滑って見てもそのほうがスキーが走るし、グリップも強くなるし、安定します。ここも全く異論が無いところです。

ちなみに、この動画はその動きをあえてしていません。谷回りで自分から圧をいれずに流れに任せて傾けています。というのも、ターン前半部分の動き方に良くない癖がついたので、それを取り除くために、まずは素直なターン後半を作り、結果としてターン前半で動く余地がどこにどれだけあるのか再確認しよう、という意図があったからです。

なので、逆に言えば論点としているのはこの滑りで切り替えた後比較的何もしないで傾けに行っているところでどう動くのか、という話になります。

ytさんの書かれていたこの記事は動画とセットでこう書かれていました。

もし説明するとすれば、内傾角よりも見るべきところがあると思う。それは、ひざを返した直後、いかに足が腰よりも後ろに出されているかってこと。こんなに後ろに足を出せるから、トップをかませて硬いバーンを切ってけるし、振ったセットでも入ってこれるし、トップからテールまで使って強いたわみと滑らせを可能にしている。
アルペン上級者にとって外足と同じくらい大事な動きだと思う


 ytさんのところと同じ動画を貼ってます。


「足を後ろに出す」というのはどう動きなのか?とは、このときのターン弧と重心の軌道の関係はどう理解するべきなのか?というところにあります。

客観的な軌道の差としては「足を後ろに出す」というのはどっちなのだろうか?という2択。
(1)レールのようなラインより足を外側に押し出すものなのか
(2)もともと予定されたラインがあってそのうえで押していくのか

連動して主観的な感覚の差としては、
上記が(1)なら、本当に足を後ろに押し出す感覚だろうし、
上記が(2)なら、足を後ろに押し出す感覚というのは、スキーを起点に考えたら結果腰が前に押し出される感覚になるのではなかろうか?

というところが気になったところです。

ちなみに私は(2)の「もともと予定されたラインがあってそのうえで押していく」感覚が強いのですが、コーチからはSLセットで「もっとスキーを振り出してもいい」と言われるので、(1)の理解が上手くできていないのだと思っています。

仮に(1)だとしたら、がばっとずらして外に押し出すと言うより、前のターンからの連続でスキーをもっと外に向けて軌道を作り、重心を内側にいれていくのかな?
なんて悶々としていたりします。

このあたりを解決したくて悩んで滑るのですが、なかなかわかりません。
フリースキーではどっちでも滑れてしまうのでラインの規制がないと善し悪しがわかりませんし、SLセットでは忙しくて感覚がつかめません。ショートポールで考えながら滑る時間があればいいのにと思うのですが、そういう時間が作れなくて、解決しないというのが現状ですね。


ということで、ytさん、私のコメントの意味はこんなところにありました。
質問に質問で返してしまって申し訳ありませんが、このアタリのコメントが貰えるとありがたいなぁと。




2017年7月23日日曜日

7月22日は納車の日 MERIDA REACTO 4000 2017

金銭的な理由で目をそらしてきた自転車の購入ですが、そろそろ買い替えたい具体的な理由もでてきたりして、覚悟を決めました。ということで、20年近く前に作った前前前世代ぐらいのクロモリロードレーサーから、ついに現代のロードバイクに買い替えました。

購入したのは、先日ニューモデルが発表になったMERIDA REACTO 2018、、、ではなく、現行モデル、REACTO4000 2017モデルです。
発表されたニューモデルは、新レギュレーションを反映して軽量化が進んだり、よりエアロな形状になったり、ケーブルルーティングが改善されたり、バーレーンメリダのカッコいいカラーリングになっていたりしてたいへん魅力的なのですが、納期的に待ちきれないのと、価格があがる見込みと聞いてあきらめました。

購入した2017モデルの配色は「ランプレメリダ」の黒、白、ピンクのもの。この配色は、もうこの世に存在しないチームのレプリカなのですが、私はこれが気に入っています。カッコいい。
お値段も15%ぐらい引いてもらってお得な感じでした。

REACTO 4000

納車を冷やかしに見守りに来てくれたgyochanと一緒に初乗りもしてきました。初めて乗る自転車なので車がいないところがいいという私の要望で、道満・彩湖です。


いやぁ。暑かった。我々が帰る頃からちらほらと人が現れ始めました。そうですよね。涼しくなってからが普通です。


1周5kmのコースを2周ずつ、3セット走って退散。30kmだけです。10周ぐらいするかな?と思ったけど無理でした。

ボトルケージは借り物。

乗った感じとしては、もう比較対象が20年前のクロモリロードレーサーなので、2017モデルでもすごい技術革新を感じました。それは新車購入で浮かれたプラシーボ効果なのではないか、という疑いは多々ありますが、それでもいい感じでした。

鉄下駄として有名なホイールは、その名に違わず加速が悪い気がしますが、回していけばそれなりのスピードまではでるようです。あとは横風でふらふらしたりしましたが、概ね期待通り。お店で不安だったハンドル幅は今と同じ感覚にするために少し小さくしたので違和感なし。サドルが思ったより合わないので、これは交換かなぁ?なんておもっていますが、もう少し乗ってから考えます。

ということで、新車購入を、バイクに恥じないテクニックと体を作っていくいい機会にしていきたいと思います。


2017年7月13日木曜日

自転車を後ろ向きに漕ぐ!?

今となってはだいぶ昔の話ですが、テッド・リゲティが脚の動きを表現するのに、
「自転車のペダルを後ろ向きに漕ぐようだ」
と言ったインタビュー記事がどっかにあったそうです。直接記事を読んでいないこともあり、最初に聞いたときは全然ぴんときませんでした。
ちなみにヒルシャーはSG誌のインタビューで「あなたもその感覚がありますか?」と聞かれて「ない」って答えてましたね。

ただ、2016シーズンの終わりぐらいになってあれ?これかな?と思う感覚があったので、自分の理解が正しいのか確認するためにメモをしておきます。

この2シーズンぐらいで考えているのは、ターン中に荷重がかかったところで足を伸ばしたままにすること。特に、外から圧をもらっている段階で自分から足首を前に入れないように使うことを意識すると調子がいいと感じています。

膝裏を伸ばして脚を伸ばす

で、そういう足の使い方をする為に、
「ターン前半で外足の膝裏を伸ばす(膝を伸ばす)ように動き、切り替えでこれを緩める(膝を曲げる)ように動く」
というサイクルで動いています。

こうすると、ターンごとに左右順番に膝裏を伸ばして行くことになるので、なんとなく自転車のペダルを逆向きに漕いでいるような感覚なのかな?なんて思っています。
ただ、それをはっきり意識して滑っているところを動画で確認してないので、まだ妄想の域を出ませんが。

まー結果いい滑りができれば、感覚的な表現なんてなんでもいいんですけどね。
ここ数年、リゲティの動画ばっかり見ているので、リゲティの感覚と同じになってたらいい方向に進んでいるような気がします。

雪上かプラスノーで動画とって確認したいところです。

2017年7月12日水曜日

Sky Tech Sport SKI and Snowboard Simulator やってみました

横浜市青葉区市が尾にあるSKI & FITさんにお邪魔して、「Sky Tech Sport SKI and Snowboard Simulator」をやってきました。USSAも使っていて、シフリンとかリゲティもやっているんだそうです。

もともとfacebookで見つけて興味をもったところに、写真の右隅にも写っているMax Daublebsky von Sterneckさんから友達申請をもらってつながり、さらに友人からのプッシュがタイムリーにあり、行ってみることになりました。

 
7分毎に交代した3回目あたり

最初は馴れずにふらふらとしましたが、いろいろ試行錯誤してうちにどこがスキーと同じで、どこが違うのかがわかってきました。そういう差分が理解できてしまえば、スキーと似ているところだけ、いいところだけが感じ取れて、雪上のスキーと同じような感覚で動けます。もちろんダメな癖も再現されますが、それほどまでに良くできているということです。なかなかの完成度ですね。
少なくとも雪が降る前にもう一回は行きたいところです。

動画も撮ったので、それも載せようと思いますが、とりあえず載せますが、まずはざっと特徴などを書いてみたいと思います。

SLセット滑ってます。
途中からブザーがなっているのは不通過の警告です。


■準備
機械は1台しかないので予約が必要です。サイトから簡単にできます。
写真を見てもわかるとおり、必要なのは自分の体とブーツと運動できる服装です。
ただ、汗をかくので服装はTシャツとかのほうがいいですし、着替えとタオルは必須です。
水分補給用に飲み物も用意した方がいいですね。
ブーツは雪上で使っているものをそのまま使います。
私は靴下も雪上で使うものと同じものを用意しました。
ストックは要りません。短いものが借りられます。

■画面
正面の画面は基本的に雰囲気だけなのですが、斜面を滑っているような画面があったほうがスキーをイメージしやすいですね。案外コレは重要かも。

さらに、この画面の中にSLセットを出して滑ることもできます。画面の中にポールが現れるので、これにあわせてライン取りします。なかなかすごいのはちゃんと通過判定をしていて、不通過の時はブザーが鳴って教えてくれます。通過したときはポールを倒したような音がします。
感覚的にはカタハン判定とかはかなり本物に近い気がします。

■仕組み
ブーツの傾いた角度にあわせて、左右に振られます。直立すると左右の動きが止まります。
自分で左右に振り回すような機械ではなく、スキーの傾きを検知して足元が動作するので、荷重感とかはかなりそれらしく感じられます。

■本物との差分
これは本人のイメージにより色々あるのでしょうが、私が気になったのは2点。
・当然斜面はありません。前に落ちていく動きは表現されていません。
・スキーのたわみはありません。動きにためがあるのでそれらしいのですが、ちょっと違います。

■ポイント①:短時間集中で。
30分3000円1000円(これは割り勘した料金)から、という料金体系になっていますが、一人で30分はきついです。やってみた感想としては、30分連続なんて想像もできません。

考えてみれば、スキー場ではリフトに5〜10分乗って本気で滑っているのは1分くらい。こんなサイクルで運動しています。そして、午前午後でリフトに合計30回乗っても、のべ滑走時間は30分です。
そう考えると、30分も休まずターンし続けることができないのはあたりまえなんです。

このとき私は3人で行き、5分〜7分交代で90分間を回していました。これくらいがちょうどいいところ。休みをいれながらじゃないと大変ですね。


■ポイント②:カービングターン
スキーの傾き(ブーツの傾き)を検知して、機械がある意味勝手に左右に動くのですが、その味付けというか、運動のモデルは完璧なカービングターンになっています。
凝っていることに、傾きを作ってから反応するまでのディレイまで表現されています。

そのため、それ以外の動きをしてもうまく機械が動いてくれません。
求められているのは谷回りからのフルカービングです。
ズレって自由度が高すぎて複雑になり、モデル化できないのでしょうね。

そういう前提なので、例えば
「ターン前半を上に抜いてすこしずらし、スキーが下を向く少し手前ぐらいから切っていこう」
なんて動きをしても、全く意味がありません。機械のセンサーはブーツの傾きを検知しているので、上に抜いても機械は期待通りには動かないのです。

なので、丁寧に両スネが並行になる様なカービングターンを意識すると、よりスキーらしいリアクションをしてくれますし、正しい動作をしていればどんどんスピードアップしていきます。


■ポイント③:ビデオを撮る、そして見る。
このSKI&FITを活用する最大のポイントは、ビデオを活用することです。
同じ場所を往復するこのシステムはビデオが撮りやすいので、三脚を置いてビデオを撮った方がいいです。ただ、たぶん、ここまでは誰もがやっていることでしょう。

ポイントは、その撮影したビデオを滑るたびにその場でチェックすることです。
ビデオを見てイメージを修正し、次の練習に活かす、というフィードバックを毎回すれば劇的に上手くなるはずです。なので、複数人でいっても2台以上、理想は人数分のカメラと三脚があれば、休まず撮影を続けて時間を無駄にせず、どんどんビデオをチェックしながら練習できるはずです。フォームを直すにはもってこいの練習方法ではないでしょうか。
もしくは、撮影中にビデオを再生できる仕組みがあればいいのですが。そんなのあるのかな?あまり詳しくないところなのでわかりませんが。

リフトに乗らなくていいこのシステムは、使い方次第では短時間でかなり効果のある練習を効率的にできると思います。

■リスク
あえてリスクを言えば、間違った運動で練習をすると、こってりと間違った癖がしみつくということでしょう。これは要注意です。
MAXさんも指導してくれるので、よく話してみるといいと思います。



ということで、かなり効果が期待できそうな感触が得られました。
滑っている動画(本当は滑ってないのですが、滑っている、という感覚です)なんかはまた次回以降に。(書いている途中で気が変わって載せました)

2017年6月16日金曜日

カンダハー RACING FREAK 2018 

ちょっとした隙をついて東京に行きもらってきました。じっくり読ませていただいております。
30周年おめでとうございます。

2017年5月29日月曜日

Fischer RC4 Podium 2018 ショップで足入れしました

これもお店で足入れをした感想です。

カンダハーでATOMICブーツを履いていたところ、本店のS氏に「まずはこれ履いてくださいよ」と差し出されたのがこの黄色いブーツ。フルモデルチェンジされたFischer RC4 Podiumです。


履いた感じは、ATOMICに履き慣れた私にもあまり違和感がありません。
昔は、自分の踵とブーツのヒールピースの先端までの位置関係がメーカーによって違ったりしていて、すごく違う感じがしましたが、そういう床の上でもわかるような大きな違いは感じませんでした。

ただ、内側の壁がすごいしっかりしているから、これは敏感そう。
とか。
案外ロアの巻きがゆるいというか、噛み合わせが浅いから、バックルをきちんと締めないと実力を発揮しないブーツなんだろう。
なんて思いながら前後左右にグイグイしていました。

ベースの設計が似ているから、静的な感じに大差はないとして、あとは動的な違いがあるのでしょうが、そこは、滑って見ないとなんともわかりません。よさそうだけどどんな性格なのかなぁ、なんてぼやっと思っていたところ、再びS氏登場。

曰く
「フルモデルチェンジですごくいいんですよ。試乗しても内側の壁が敏感ですぐにエッジが立つというかターンが始まるというか」
と。
やっぱりこの内側のダイレクト感は滑っても感じるんですね。興味深い。ブーツも試乗したら楽しいのでしょうね。

あと、足型に対するベースラインはやっぱり違うみたいですね。同じ細いブーツでもボリューム感が微妙に違う気がします。

なんと蚊に刺されている瞬間でした

内側はかなりしっかりしている

ブーツボードや基本のモールドはどこも同じになっているような。。。

「ヒールカップが深いから履いた感触が違うはず」、というS氏の説明でしたが、アキレス腱の絞りがそれほどでもないので、踵が入っていかないという感覚はありませんでした。
その良さがどこにあるかはお店で履くにしても、もう少し時間をかけないとわからないですね。今回は時間がなさすぎでした。もしかしたら踵の位置が微妙に違うのかな?

Fischerならではの何かすごいところまでは体感できませんでしたが、これもすごく良さそうなブーツですね。売れそうな気がします。

ただ、このブーツもかなりタイトなので、例によってチューンに手間暇かけられない人は手を出さないのが無難です。合わせきれないタイトなブーツを履いて足が痛いくらいなら、少しくらい緩くたって痛くないブーツの方がいい滑りができると私は思います。
その覚悟があるなら、ベースとしてはいいブーツに違いないでしょう。

ATOMIC Redster Worldcup 2018 ショップで足入れしました

カンダハー本店に、2018のATOMIC Redster Worldcupのサイズが出そろったという情報があったので、短時間ではありますが、お店に寄って足入れしてきました。


履いた瞬間、「これだよ、これ。これを待っていたんだよ。」って思わされました。
ボリュームも前傾角も、そして足を入れてブーツを見たときの見た目のかっこよさも感激です。前後左右の感触を確かめたりしながらお店で履いてたのは10分程度だと思いますが、すっかり魅せられました。

旧RedSterはRacetechの系統から分家になったようなブーツでしたが、このブーツは見た目も履いた感じも、まさしくRacetechの直系の進化形という感じです。
程度の差こそあれブーツのシェル形状は毎年マイナーチェンジしているそうなので、もちろんRachtechと同じ金型ということはないのでしょう。シェル素材も違いますし。それでもソール形状やブーツボードの形状、アッパーカフ形状などを見る限り、Racetechと同系統だと思えます。また、ブーツソールを入れ替えてソールフレックスを調整する様な機能はありません。シンプルに普通のロアシェルに戻っています。

ボリューム感では、Racetech系と同様な配分に感じました。
つま先はスペースに余裕があって、足首回りが面でがっちりおさえられる感じです。
RedSterも配分は同じなのですが、私にとっては足首が緩かったのがイマイチでした。ですが、そこも丁度いい感じに締まっています。


次に足首の前傾角ですが、RedSterできつく感じた前傾角も、かなり気にならない=前傾角が立った状態に感じました。

この写真は130なのでビス一本。スペーサーは16度用。

アキレス腱部分のパーツ構成も変わったのに加えて、カーボスパインの硬さがなくなったのが違いを生んでいるのだと思います。
カタログスペック上は、Rachetechも旧RedSterも新RedSterも前傾角は16度のはずですが、ロアとアッパーの連結方法やアッパーカフの硬さでだいぶ感触としては変わるようです。

足を入れたのはサイズの関係でビス1本の130だったし、気温も高いからアッパーカフも後ろにたわみやすい部分もあったと思いますが、カーボンスパインの後ろに硬いアッパーカフに比べればノーマルで使ってもかなり良さそうに思えます。

どこまで起きるのか、起こした時の感触どうかのか、と試し中。

あとは、宣伝文句になっている新素材がどういう効果を出してくるのか。お店で履いただけで違うことだけはわかります。あとは、雪上でどんな感触を見せてくれるのか。楽しみですね。

ATOMICブーツ利用者にとっては待望のブーツだと思います。

ただ、例によってタイトになったぶん、ブーツチューンはシビアになってくるはずなので、そこにあてがない人は手を出さないのが無難だと思います。
とはいえ、ゆるいのは狭くできないし、昔の記憶に比べるとあっさり足が入っている気がするので、ブーツチューンに手間暇かける気があるのであれば、ベースのブーツとしては最高ではないでしょうか。

2017年5月13日土曜日

今シーズンを振り返る(その2)

そんな今シーズンでもいくつかの収穫とたくさんの反省点があったので、来シーズンの自分が惑わないようにするために、今シーズンを振り返ってメモを書いておきます。
という話の今度は反省点で。

動画で見ても「あぁ、、」って感じなのですが、静止画で見るとより惨憺たる光景でした。でも、恥を晒しながらも試行錯誤の事実をメモしていくのがこのblogの目的だし、二度とこんな風に滑らないぞっと決意する為に、世間様に晒しておきます。

(1)弓なりのアンギュレーション
股関節を使ってアンギュレーションを作るのが必要なのは変わらないのですが、ガクッと曲げて上半身を外に向けるのではなく、スキーの向きと胸の向きを正対させたまま弓なりにアンギュレーションを作るように滑りたい。

腰から折れちゃって、体重がスキーに乗ってない。
我滑りながら滅入るなぁ。

スキーもターン弧も違うけどこっちに近づけたい。

振り返って考えていると、足の動きが小さくなるとか、足の動きが止まってしまうとかして、傾ける事しか意識できてないと、私はこういう動きになりがちな傾向にあるようです。

スキーの向きと体の向きの関係はこれくらい。

弓なりにくの字=上半身を外に向けない

ショートポールの中では弓なりを意識して、外腕をぐっと下げて外脇を絞るようなことを意識してみた。逆手でポールを叩くようなイメージで滑ってたから多分このへんで一番力が入っていると思う。


だめポイントがいっぱいあるので小分けにするか。。。






2017年5月8日月曜日

滅入る

反省点を整理しようとして今シーズンの動画を振り返ってみているのですが、こんな滑りをしていたのか、と滅入ってくる。

今シーズンを振り返る(その1)

あんまり滑った気がしないシーズンでしたが、もうそろそろ今シーズンも終了です。

当初の目論見では、先シーズンの最後につかんだ感覚をうまく育ててばっちり上手くなる予定だったのですが、なかなかうまくいかないものですね。12月の滑り出しは良かったのですが、途中すっかり迷子になりました。

そんな今シーズンでもいくつかの収穫とたくさんの反省点があったので、来シーズンの自分が惑わないようにするために、今シーズンを振り返ってメモを書いておきます。
今回は気持ちよく収穫編。反省点は次回で。

(収穫1)前後ポジションを修正できたこと。
2013-2015ぐらいで前後ポジションがよくわからなくなって、頭では良くないと思いつつも、股関節から前に体を折るような体の使い方をしていました。

今シーズンはもっと上体を起こして背筋を伸ばした姿勢を基本として意識してみました。この方が筋力的にも楽だし、スキーが上手くたわむ気がします。
ついでにトップの方のエッジを雪面に引っかけるイメージもできるだけ意識しないことにしました。

イメージしている基本の姿勢
緩斜面、中斜面ぐらいだとこんな感じ。急斜面は研究中。

似たようなタイミングのシーンを立木にあわせて画像を回転補正。
足を伸ばしてスキーをたわませ、スキーより体が前にある感覚。


(収穫2)腰の向き、胸の向きを修正出来たこと。
前の滑りでは腰を入れる意識が強すぎて、体が外を向きすぎていました。
上体を外に強く向ける癖がついているので、体が開かない、外腕が下がらない(回って後ろに行かない)ように、胸の向きとスキーの向きを合わせることを意識してみました。
この方が足を上手く伸ばして体重をうまく外足に乗のせられる気がします。結果、スキーがよく回って安定している気がします。


(収穫3)ハンドワークを修正出来たこと。
仲間内から「ストックがない方がかえっていい(もしくは、まだまし)」と言われ続けた私のストックワークですが、だいぶ改善されたように思います。忙しくせかせか突くのではなく、ターンリズムにあわせてゆっくりつけるようになったことと、突いた後に手を下げる癖が取れてきた気がします。結果的に上体や頭の位置も安定しているのも良くなってきている気がします。

身長169cm。ストック120cm。

これで左手の肘が浮くのをどうにかできればいいのですが、これはターンテクニックに原因があるという分析が有力で、簡単には直らなそうです。まずは突く前の構えを左右対称にするところから始めるか。

(収穫4)急斜面の滑り方がわかってきた気がすること。
今までは急斜面だとターン後半にがっつんがっつんと圧がかかることが多く、たいしてない度胸を振り絞って降りるだけで上手くターンできているとは言えませんでした。上手く滑れる日もあるけど、「調子がいい」ぐらいの認識で、なぜ、どうしてという部分を頭でも体でも理解できていませんでした。

今シーズンは、「そういうことなのか!」と思うことが何度もあり、急斜面の滑り方が良くなった気がします。「気がします」なのはビデオで確認できてないからで。勘違いの可能性も否定できません。あと、練習も足りないからついつい昔の滑りになってしまうこともあります。

それでも切替直後からじわっと圧をかけはじめるこるようにしたら急斜面でもターンが描けるようになり、アイスバーンでもジャガイモみたいなのが転がっていても、今までよりずっと安定していて怖さもなくなりました。なので、客観的な確認は来シーズンに持ち越しですが、良くなった気がします。

忘れないようにもう少し書くと、前のターンの反動で1度上に抜いてから圧をかけ直していたのを、切替後に上に抜かずにいきなり圧をかけ始められるようになってきたので、たぶん正解だと思う。


これくらいが振り返ってみてよかったところです。収穫4は、収穫1〜3をやってたら結果的についてきた感じです。

最初の方に書いた通り、やまほどある反省点は別のエントリに書きます。