2017年5月29日月曜日

Fischer RC4 Podium 2018 ショップで足入れしました

これもお店で足入れをした感想です。

カンダハーでATOMICブーツを履いていたところ、本店のS氏に「まずはこれ履いてくださいよ」と差し出されたのがこの黄色いブーツ。フルモデルチェンジされたFischer RC4 Podiumです。


履いた感じは、ATOMICに履き慣れた私にもあまり違和感がありません。
昔は、自分の踵とブーツのヒールピースの先端までの位置関係がメーカーによって違ったりしていて、すごく違う感じがしましたが、そういう床の上でもわかるような大きな違いは感じませんでした。

ただ、内側の壁がすごいしっかりしているから、これは敏感そう。
とか。
案外ロアの巻きがゆるいというか、噛み合わせが浅いから、バックルをきちんと締めないと実力を発揮しないブーツなんだろう。
なんて思いながら前後左右にグイグイしていました。

ベースの設計が似ているから、静的な感じに大差はないとして、あとは動的な違いがあるのでしょうが、そこは、滑って見ないとなんともわかりません。よさそうだけどどんな性格なのかなぁ、なんてぼやっと思っていたところ、再びS氏登場。

曰く
「フルモデルチェンジですごくいいんですよ。試乗しても内側の壁が敏感ですぐにエッジが立つというかターンが始まるというか」
と。
やっぱりこの内側のダイレクト感は滑っても感じるんですね。興味深い。ブーツも試乗したら楽しいのでしょうね。

あと、足型に対するベースラインはやっぱり違うみたいですね。同じ細いブーツでもボリューム感が微妙に違う気がします。

なんと蚊に刺されている瞬間でした

内側はかなりしっかりしている

ブーツボードや基本のモールドはどこも同じになっているような。。。

「ヒールカップが深いから履いた感触が違うはず」、というS氏の説明でしたが、アキレス腱の絞りがそれほどでもないので、踵が入っていかないという感覚はありませんでした。
その良さがどこにあるかはお店で履くにしても、もう少し時間をかけないとわからないですね。今回は時間がなさすぎでした。もしかしたら踵の位置が微妙に違うのかな?

Fischerならではの何かすごいところまでは体感できませんでしたが、これもすごく良さそうなブーツですね。売れそうな気がします。

ただ、このブーツもかなりタイトなので、例によってチューンに手間暇かけられない人は手を出さないのが無難です。合わせきれないタイトなブーツを履いて足が痛いくらいなら、少しくらい緩くたって痛くないブーツの方がいい滑りができると私は思います。
その覚悟があるなら、ベースとしてはいいブーツに違いないでしょう。

ATOMIC Redster Worldcup 2018 ショップで足入れしました

カンダハー本店に、2018のATOMIC Redster Worldcupのサイズが出そろったという情報があったので、短時間ではありますが、お店に寄って足入れしてきました。


履いた瞬間、「これだよ、これ。これを待っていたんだよ。」って思わされました。
ボリュームも前傾角も、そして足を入れてブーツを見たときの見た目のかっこよさも感激です。前後左右の感触を確かめたりしながらお店で履いてたのは10分程度だと思いますが、すっかり魅せられました。

旧RedSterはRacetechの系統から分家になったようなブーツでしたが、このブーツは見た目も履いた感じも、まさしくRacetechの直系の進化形という感じです。
程度の差こそあれブーツのシェル形状は毎年マイナーチェンジしているそうなので、もちろんRachtechと同じ金型ということはないのでしょう。シェル素材も違いますし。それでもソール形状やブーツボードの形状、アッパーカフ形状などを見る限り、Racetechと同系統だと思えます。また、ブーツソールを入れ替えてソールフレックスを調整する様な機能はありません。シンプルに普通のロアシェルに戻っています。

ボリューム感では、Racetech系と同様な配分に感じました。
つま先はスペースに余裕があって、足首回りが面でがっちりおさえられる感じです。
RedSterも配分は同じなのですが、私にとっては足首が緩かったのがイマイチでした。ですが、そこも丁度いい感じに締まっています。


次に足首の前傾角ですが、RedSterできつく感じた前傾角も、かなり気にならない=前傾角が立った状態に感じました。

この写真は130なのでビス一本。スペーサーは16度用。

アキレス腱部分のパーツ構成も変わったのに加えて、カーボスパインの硬さがなくなったのが違いを生んでいるのだと思います。
カタログスペック上は、Rachetechも旧RedSterも新RedSterも前傾角は16度のはずですが、ロアとアッパーの連結方法やアッパーカフの硬さでだいぶ感触としては変わるようです。

足を入れたのはサイズの関係でビス1本の130だったし、気温も高いからアッパーカフも後ろにたわみやすい部分もあったと思いますが、カーボンスパインの後ろに硬いアッパーカフに比べればノーマルで使ってもかなり良さそうに思えます。

どこまで起きるのか、起こした時の感触どうかのか、と試し中。

あとは、宣伝文句になっている新素材がどういう効果を出してくるのか。お店で履いただけで違うことだけはわかります。あとは、雪上でどんな感触を見せてくれるのか。楽しみですね。

ATOMICブーツ利用者にとっては待望のブーツだと思います。

ただ、例によってタイトになったぶん、ブーツチューンはシビアになってくるはずなので、そこにあてがない人は手を出さないのが無難だと思います。
とはいえ、ゆるいのは狭くできないし、昔の記憶に比べるとあっさり足が入っている気がするので、ブーツチューンに手間暇かける気があるのであれば、ベースのブーツとしては最高ではないでしょうか。

2017年5月13日土曜日

今シーズンを振り返る(その2)

そんな今シーズンでもいくつかの収穫とたくさんの反省点があったので、来シーズンの自分が惑わないようにするために、今シーズンを振り返ってメモを書いておきます。
という話の今度は反省点で。

動画で見ても「あぁ、、」って感じなのですが、静止画で見るとより惨憺たる光景でした。でも、恥を晒しながらも試行錯誤の事実をメモしていくのがこのblogの目的だし、二度とこんな風に滑らないぞっと決意する為に、世間様に晒しておきます。

(1)弓なりのアンギュレーション
股関節を使ってアンギュレーションを作るのが必要なのは変わらないのですが、ガクッと曲げて上半身を外に向けるのではなく、スキーの向きと胸の向きを正対させたまま弓なりにアンギュレーションを作るように滑りたい。

腰から折れちゃって、体重がスキーに乗ってない。
我滑りながら滅入るなぁ。

スキーもターン弧も違うけどこっちに近づけたい。

振り返って考えていると、足の動きが小さくなるとか、足の動きが止まってしまうとかして、傾ける事しか意識できてないと、私はこういう動きになりがちな傾向にあるようです。

スキーの向きと体の向きの関係はこれくらい。

弓なりにくの字=上半身を外に向けない

ショートポールの中では弓なりを意識して、外腕をぐっと下げて外脇を絞るようなことを意識してみた。逆手でポールを叩くようなイメージで滑ってたから多分このへんで一番力が入っていると思う。


だめポイントがいっぱいあるので小分けにするか。。。






2017年5月8日月曜日

滅入る

反省点を整理しようとして今シーズンの動画を振り返ってみているのですが、こんな滑りをしていたのか、と滅入ってくる。

今シーズンを振り返る(その1)

あんまり滑った気がしないシーズンでしたが、もうそろそろ今シーズンも終了です。

当初の目論見では、先シーズンの最後につかんだ感覚をうまく育ててばっちり上手くなる予定だったのですが、なかなかうまくいかないものですね。12月の滑り出しは良かったのですが、途中すっかり迷子になりました。

そんな今シーズンでもいくつかの収穫とたくさんの反省点があったので、来シーズンの自分が惑わないようにするために、今シーズンを振り返ってメモを書いておきます。
今回は気持ちよく収穫編。反省点は次回で。

(収穫1)前後ポジションを修正できたこと。
2013-2015ぐらいで前後ポジションがよくわからなくなって、頭では良くないと思いつつも、股関節から前に体を折るような体の使い方をしていました。

今シーズンはもっと上体を起こして背筋を伸ばした姿勢を基本として意識してみました。この方が筋力的にも楽だし、スキーが上手くたわむ気がします。
ついでにトップの方のエッジを雪面に引っかけるイメージもできるだけ意識しないことにしました。

イメージしている基本の姿勢
緩斜面、中斜面ぐらいだとこんな感じ。急斜面は研究中。

似たようなタイミングのシーンを立木にあわせて画像を回転補正。
足を伸ばしてスキーをたわませ、スキーより体が前にある感覚。


(収穫2)腰の向き、胸の向きを修正出来たこと。
前の滑りでは腰を入れる意識が強すぎて、体が外を向きすぎていました。
上体を外に強く向ける癖がついているので、体が開かない、外腕が下がらない(回って後ろに行かない)ように、胸の向きとスキーの向きを合わせることを意識してみました。
この方が足を上手く伸ばして体重をうまく外足に乗のせられる気がします。結果、スキーがよく回って安定している気がします。


(収穫3)ハンドワークを修正出来たこと。
仲間内から「ストックがない方がかえっていい(もしくは、まだまし)」と言われ続けた私のストックワークですが、だいぶ改善されたように思います。忙しくせかせか突くのではなく、ターンリズムにあわせてゆっくりつけるようになったことと、突いた後に手を下げる癖が取れてきた気がします。結果的に上体や頭の位置も安定しているのも良くなってきている気がします。

身長169cm。ストック120cm。

これで左手の肘が浮くのをどうにかできればいいのですが、これはターンテクニックに原因があるという分析が有力で、簡単には直らなそうです。まずは突く前の構えを左右対称にするところから始めるか。

(収穫4)急斜面の滑り方がわかってきた気がすること。
今までは急斜面だとターン後半にがっつんがっつんと圧がかかることが多く、たいしてない度胸を振り絞って降りるだけで上手くターンできているとは言えませんでした。上手く滑れる日もあるけど、「調子がいい」ぐらいの認識で、なぜ、どうしてという部分を頭でも体でも理解できていませんでした。

今シーズンは、「そういうことなのか!」と思うことが何度もあり、急斜面の滑り方が良くなった気がします。「気がします」なのはビデオで確認できてないからで。勘違いの可能性も否定できません。あと、練習も足りないからついつい昔の滑りになってしまうこともあります。

それでも切替直後からじわっと圧をかけはじめるこるようにしたら急斜面でもターンが描けるようになり、アイスバーンでもジャガイモみたいなのが転がっていても、今までよりずっと安定していて怖さもなくなりました。なので、客観的な確認は来シーズンに持ち越しですが、良くなった気がします。

忘れないようにもう少し書くと、前のターンの反動で1度上に抜いてから圧をかけ直していたのを、切替後に上に抜かずにいきなり圧をかけ始められるようになってきたので、たぶん正解だと思う。


これくらいが振り返ってみてよかったところです。収穫4は、収穫1〜3をやってたら結果的についてきた感じです。

最初の方に書いた通り、やまほどある反省点は別のエントリに書きます。


2017年5月1日月曜日

追い撮りのコツ

前のエントリでも書いたとおり、gyochanにステキな追い撮りを撮ってもらいました。
なので、私もお礼にとばかりカメラを持って追い撮りしました。

撮っているときは、頭の中で音楽つきでこの動画が再生されていたので、同じようなものができるはずでした。



しかし、実際に撮れた動画はコレ。

躍動感あふれる彼の滑りが記録されるはずが、なんと、どこまでいっても4月末でも雪をたたえる山々と、青い空。ステキな風景ばかり。
そうなんです。カメラが上向いちゃってるんですよねぇ。。。。


私の分は、こんなに上手に撮ってもらったのに。

ほんとうにごめんなさい。

失敗して分かりましたが、いくつかコツがありますね。

・まず近づく。
カメラの影がターン弧に被るぐらい近づく必要があります。
こんな風に、カメラの影が映り込んでいる動画をYoutubeでも見たことがあると思いますが、これぐらい近づく必要があります。

・次に被写体の滑りは見ない。
gyochanが思ったより上手くなっていたので、ちょっとびっくりして滑りをじっと見てしまったのですが、その区間はまったく写っていませんでした。
あくまで自分がカメラマンであることを意識し、カメラの向きと被写体の位置を調整することを最優先にする必要があります。

・ターンはしない。
これはさすがに分かってはいたのですが、高速プルークか、横滑りで撮影します。
おそらく普通のターンをしたら、カメラが揺れて話になりません。悪酔いするようなブレブレの動画になるでしょう。



ということで、すばらしい動画を撮ってもらい、そして、記憶に残る勉強をさせていただきました。来シーズンに活かします。。。








初、玉原スノーパーク、滑り納め?

玉原スノーパークに滑りに行ってきました。

久々のスキーなのでうきうきです。
しかも。この日の天気は写真の通り快晴。
そのうえゲレンデも空いてて自由に滑ることができました。

朝の1,2本はそれなりに締まっていましたが、あとは春スキーらしいぐさぐさの雪。それでもこれだけ空いていると自由にラインを取れて楽しく滑ることができます。ご褒美をもらった気分です。

朝イチ。といっても8:00営業開始で8:15ぐらいの景色。
もう何人か滑っているのが見えます。

欲張って変な癖をつけるのも嫌なので、リラックスして滑ることを心がけてきました。
なかなかいい感触で滑れたと思ったのですが、追い撮りしてもらった動画を見るといろいろ修正したいところが目につきます。

gyochanに撮ってもらいました。ありがとう!

春スキーとしては最高のコンディションでしたが、お昼を食べ終わったあとは、さすがに滑らなくなってきてリフトまでの緩斜面がつらいので13時には撤収。
ブラシやスクレーパーがあれば、、、とか、フッ素ワックスを塗っておけば、、、と未練もありましたが、神戸に帰る時間も考えると切り上げるのが正解でした。

あぁ。これで滑り納めか?

BRIKOのミラーレンズもいいですね!

ブリコ愛用者の私はいつもは視認性が高くて明るいトラマレッドという色の薄いシングルレンズを使っています。このレンズは明るくて近視をコンタクトで矯正している私でも非常に雪面が見やすいです。

ところが、昨年、丸沼高原で春スキーをした時もこれを使ったら、色が薄すぎて眩しくてゴーグルの中で涙が止まりませんでした。

今年の春スキーではそれを反省してミラーレンズをつけてみました。

場所は玉原スノーパーク。こんな快晴でも非常に見やすい!
明るさもちょうどいい。強い日差しでも眩しくない。ミラーレンズ快適です。


カタログスペック的には可視光の透過率はそれぞれ48%と14%。
この数字も伊達じゃないですね。