2012年10月31日水曜日

Worldcup GS開幕

私のスキーの楽しみ方は、CSCFのWorld 20xxとかWorldcup中継を繰り返しみてイメトレして、練習プランを作り、WorldCup選手と同じ種類の動きを自分なりに目指して滑るところにあったりします。
当然ながら完成度が違うので他人が見れば
「そうなの?」
と思うでしょうけど。それでも本人は楽しいのであったりします。


さて、開幕戦。
今年のR>35のスキーでの最初の戦いで、どんなセットが立ち、そこで選手はどんな風に滑るのか、たたでさえ非常に見所満載です。

そこであのリゲティの滑り。圧巻です。
まだリゲティの滑りしか見ていませんが、あの動きすごいですね。
外足でしっかりでスキーたわませて積極的に自分でリズム作って動いています。

というか、自分があんな風に動くってことを想像できない。

R>35も過去の歴史通り、2年目くらいには私も履けるようなモデルがでるのかなぁ。
と、道具だのみに考えてみたり。

2012年10月25日木曜日

子供にはスキーを教えない

娘にスキーを教えて早く一緒に滑りたかった私は、1歳からゲレンデに連れて行き雪の上に立たせ(このときはこれだけで終了)、2歳にはソリ、3歳からスキーを履かせたりしました。

娘も上手に滑れるようになってほしい私は、参加していた伊藤裕行さんのレーシングキャンプで、伊藤さんの奥様の「チャコさん」に、娘にスキーを教えるコツを聞かねばと声をかけました。

すると、

「簡単だよ!かいぞー、お前が教えなければうまくなるよ!」

と、笑顔満面での即答。

えーと、ワタクシそんなに下手くそって意味ですか?とさらに聞くと、

「子供なんて、つま先とかかとからやっとはみ出るくらいの短いスキー履かせて、危なくない緩斜面にちょこんとおいて、『こっちだよー』って呼べば滑って降りてくるんだよ。力は無いけど素直に身体使うから、理屈なんていらなの

「外足がどうたらとか、曲げてとか伸ばしてとか、一切言う必要なし。言ったら下手になる」

「皮下脂肪の量も少なくて寒さで疲れやすいからこまめに休憩することだね。無理するとスキー嫌いになるよ
とのこと。

この教育方針に従い一緒にスキーをしていますが、すぐにうまくなりました。

今ではカリカリのアイスバーンも、ウェーブも、急斜面も、全く同じテクニックで滑ってきます。
ウェーブや斜面変化での重心移動なんかはすでに私よりもずっと上です。子供ってすごいです。

(立ち姿も様になっています。レースはお遊びです。)




ちなみに、私と同じ年代の親子連れをたくさん見かけましたが、中にはこんな不幸なケースも。

パパ「だから外足だって言ってるだろう!」(ゲレンデ中に響き渡る声。恫喝気味)
子供「だってわかんないよー。つまらないからもう帰る」(負けずに大きな声。でも半泣き)
パパ「まだ2時間しかたってないだろう!ほら、膝を絞って!ハの字にしないら駄目なんだ!」
子供「わかんないよー。寒いしやだよー。」(泣き出した)

つまらないですよね。これじゃ。
さらに、この後このパパさんに、
パパ「お子さん、上手ですね。どうやって教えていますか?」
とゲレンデで声をかけられました。

私「何も教えてないんですよ」
パパ「そんなことないでしょう」
私「いえいえ。ホントウに」
というやりとりがありましたが、これだけだと意地悪なので上記の通りちゃんと説明しました。
そういう考えもありますか、とさっそく息子さんとレストハウスに休憩に向かっていました。

ぜひともお子さんと楽しく滑ってほしいところです。

2012年10月22日月曜日

先生と呼ばないで

ふと思い出した恥ずかしい思い出を書いてみる。

私はここ数年、仲間内を対象にしたポールトレーニングをシーズンに1,2回主催してコーチ役を務めてたりします。で、参加者が多い方が賑わうので友達の友達的な人でも誰でも参加OKで、いろんな人がごった煮になって集まっていたりします。


数年前にはここへ小さな女の子二人とそのお母さんが現れた訳です。二人ともまだ小さいのにカリカリの菅平の白金ゲレンデのGSコースを元気に滑ってくれました。とっても楽しんでくれたみたいでとってもよかったです。


で、月日は流れ、、、、

ある日、スキー場帰りでICで休憩しているときに、突然声をかけられました。
「あら、先生。あのときはお世話になりました」

「はい。こんにちは。元気に滑っているみたいでいいですねぇ。またお会いしたら一緒に滑りましょう!」
連れも含めて少し驚きましたが難なく笑顔で返す私。まぁ、これは大丈夫。


さらに月日は流れ、、、、
ヨマセのKSCのキャンプに参加しようと朝の集合場所で海和さんの登場を待っていると、少し遠くからよく通る声で、
「あら、○○先生!○○先生!お久しぶりでーす!」
と。
(うぉ。待った!
 KSCのスタッフは言わずもがな、参加者だって私よりうまい人たくさんいるのに。
 「先生」と呼ばれるのはちょー恥ずかしい。
 KSCのスタッフがどんな先生が現れたかと全員でこっちをチェックしてる。
 しかも、「誰が先生だ?」と困っている。
 そりゃそうですよね。誰も私が先生だなんて思いませんよね。私も忘れていました。
 海和さんまで「誰か来たの?」とばかりにこっちみている。
 この空気を突き破って発言しなくてはいけないのか!?)

「はい。こんにちは。今日は私もレッスンを受けるので先生は許してくださいね」

久々に顔が赤くなるほど照れました。

2012年10月20日土曜日

狭山の準備中

狭山スキー場に行きたくなってきました。11/3か11/10あたりに行くことを画策中。

妻と娘が出かけた隙に、道具の確認とか、イメトレの復習でCSCF見直したりしてます。

まずは久々にブーツを履いて履き心地とか確認中。
タイトフィットに作ってもらったのでソックスの厚さによっては締め付けが強すぎてつらいです。それにシーズンオフの間に足に肉がついてしまうし。そんなこんなでソックスは、Ultra Caving LightというメジャーなやつとMicoというあまり聞かないイタリアのとにかく薄いものをもっており、どっちがあうのかが気になるところ。

例年シーズンインは薄い方が調子よく、数日滑るとUltra Caving Lightでも大丈夫という流れでした。今年はどうかな?

とりあえず、最初に足を入れてバックルを締めた感じではUltra Caving Lightでも大丈夫。しばらく履いたままほこたての再放送を見ていたけど、どこも問題ないです。
でも暖かい部屋の中でのこと。雪上でも同じかは結局わからないので、保険でMicoのソックスも持って行こう。


新調したゴーグルもチェックしたし。
あとはスキーがチューンから戻ってくればもう行ってもいいかな。

2012年10月19日金曜日

軸を作る 谷に落とす その3


3回に分けて書くつもりの内の3回目


1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる

3.斜面を滑ることを考えてみる


さきほどは「斜面で考えてみる」として無意識に平面で運動をとらえるのでうまくいかない、ということを書いてみたわけですが、今度はそれを踏まえてどう滑るのか、ということで「斜面を滑ることを考えてみる」に話を進めます。


長々と書いたとおり平面での生活に慣れきった私たちが、斜面を上手に滑るには、斜面という特殊性を意識したイメージを持つ必要があります。

それはよく言われる
「斜面では、重力に垂直ではなくて、斜面に垂直に立つ」
ということもその一つです。まずはこっちの方がわかりやすいし、効果も簡単に体感できます。
一つのターンに限って言えば、この意識が持てればかなりターンの質があがると思います。


でも、これだけだと実は足りなくて、切り替えのところが解決できない。
そこで次に出てくるのが
「(身体を)谷に落とす」
というやつです。
これがわかったようなわからないようなアドバイスなのですが、認識がずれないように図とか文章を使って外形的に説明してみます。




(2ターン目から3ターン目に注目)

「谷に落とす」という短い言葉には、

「斜面で今のターンの円錐から、次のターンの円錐に移動すると必ず標高差があり、この標高差分だけ斜面の谷に向かって身体を落とすように次のターンの内側に身体を移動する必要があります」

という意味が込められているのです。

私が説明しようとしたら図もいるし文章も長くになりましたが、スキーのエキスパート達は本当に寡黙にして多くを語らず。ゲレンデでこれだけ言われてもわかりませんよね。まぁ、往々にして上手な人は下手な人の気持ちは分らないってことなのかも、ってちょっとひがんでみたり。

でも、確かにこの動作、今のターンから次のターンに向かって「身体を谷に落とす」感覚なんですよ。


たまに、自分自身の滑りは全然身体が谷に落ちていない指導者が、引き連れている生徒に向かって「もっと谷に落として」なんて言っているを見かけます。分って無くても1級とれたての子あたりにコレ言うのがカッコいいといことなのか?なんて思ったりもします。

私も学生の頃のコーチにコレを言われてなんだか分らないけど「つまり攻めろってことだな」とポールのインをデッドに攻めて滑ってみると、(めちゃくちゃな理解ですね)
「そうだ!その調子だ!」なんて言われていました。(またこれも、それでいいのか?ってアドバイスですよね)
人のことは笑えませんね。



このブログでいう「谷に落とす」というものが何かを外形的に定義したので、今度はこれをどうやってやるかという話に移りたいのですが、その3まで使ってしまったのでまた別の区切りでやってみます。


軸を作る 谷に落とす その2


3回に分けて書くつもりの内の2回目


1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる



■雑談
一応大学でも力学を勉強しました。その結果、自分に優秀さのかけらも感じませんでしたし、細かいことも忘れましたが、力学をどう使うモノかというのぐらいは分ったつもりです。

どう分ったかというと
「スキーをうまくなるために力学でスキーを解説する」
ってことにあまり価値はないってことです。

スキーを作ったりブーツを作ったりするのには工学的アプローチは必須でしょうが、スポーツを教える手段としては非常に効率が悪いのです。なぜなら力学はスキーヤーの共通言語ではないからです。
なので力学な感じを追求しようとは思っていません。雰囲気で読んでください。
でも、力学有識者の誤解を防ぐために用語の間違いは直したいのでそういう指摘はうれしいかも。


■本題

2.斜面で考えてみる


さきほどは日常生活に近い「平面で考えてみる」としてみたわけですが、今度はスキーらしく「斜面で考えてみる」に話を進めます。

気持ちよく傾いて軸が入れ替わるイメージが高まったので、斜面を滑っていても円錐というか振り子のイメージで降りてきたいです。ところが、緩斜面では気持ちよくターンできたのに、斜度がきつくなればなるほどうまく傾けなくて、ターンが浅くなってしまい、暴走してしまいます。

さてどうしてなんだろう?と、何が違うのかを考えてみます。




では、図も斜面らしく傾けてみます。


(図は、平面の図を傾けただけです。)

斜面にすると、斜面を落ちようとする力が働きます。


その結果、ターン中にも平面では存在しない問題が起こります。

ターン前半(谷回り)では身体もスキーも斜面を落ちる方向に移動しているので、重力をたいして感じませんが、
ターン後半(山回り)では身体は斜面を落ちる方向に移動していますが、スキーは落下に逆らって切り上がろうとするのでかなりの重力を感じます。
遠心力というほうがしっくりくるのか。とにかく斜面を落下する方向への慣性に逆らうわけです。

#短い力学屋人生(あったのか?)から遠ざかって長いので用語はKNJさんとか物理の先生がいたのでコメント待ちます


(青い矢印が落下に逆らう力=ターンするための力)


つまり、平面と違い、ターン前半とターン後半では力のかかり方が違います。
ターン後半では、平面では受けることがないような大きな力が容易にかかるので、足が縮こまっている(=膝が必要以上に曲がっている)とターン後半でつぶされてしまいます。
スキーヤー自身にすれば実際にはつぶれてないつもりで必死で筋力でがんばるので、疲れやすい滑りになってしまいます。
(追記)
また、もう一つありがちなパターンとしては、平面と同じようにターンの前半とターンの後半で同じ力でターンしていると、落ちる力に逆らっている分、青い矢印の向きの力が足りないと、ターン後半ではターン弧が膨らんでラインが落とされます。その結果、ターン弧が縦長になり暴走へとつながったり、暴走をおそれて無理にずらしにいき、疲れやすい滑りになったりします。
(/追記)


青い矢印で効率よく強い力を引き出すには、筋力ではなく骨格で支える必要があるって話につながります。


さらにもっと大きな問題は、切り替えです。
子供の頃からスキーをしていて(地ガキってやつですね)斜面という非日常が、日常になっている人達を除き、私たちは平面での生活に慣らされているわけです。
そんな私たちは、無意識に平面で空間をとらえて身体を動かしてしまうようで、平面と同じ感覚で次の円錐に乗り換えようとすると、本来移動すべき目的地より上に移動しようとしてしまいます。

(無意識の平面上(半透明青の面)に移動しようとしてしまう。
本当は斜面上(黄色の面)に移動する必要がある。)


でも、雪面はそんなところにないのでどうなるかというと、腰の位置は無意識の平面と同じぐらいの高さに移動してしまいます。その結果、足をまっすぐ降ろさないと雪面に届きません。となると、腰が高過ぎるので思ったように傾くことができず、ターンも浅くなってスピードもコントロールできなくなるという事象が発生してしまうとなります。

スキーヤーの実際としては「怖い」となって滑れないか、浅いターン弧で暴走するということになります。

後傾の問題も同じで、「後傾になっているよ」って言われたら、あらん限りの力を使って必死に「前に前に」と誰もが思うわけです。でも、身体を動かす速さには限界がありますし、そもそも前と思って移動しようとしている目的地が間違っているので治るわけがないのです。
斜面を滑るスポーツであるスキーには、平面での生活をベースにしてイメージした運動では解決できない問題があり、私たちは斜面を意識した立体的なイメージを固めないとスキーがうまくなれないということになるんだと、私は改めて思い至ったわけであります。


3.斜面を滑ることを考えてみる

に続く。




2012年10月18日木曜日

軸を作る 谷に落とす その1


最近、道具と物欲の話ばかりだったので、久しぶりに滑りの話も。

「軸を作る 谷に落とす」ってことで振り返りもかねて書いてみます。

私の感覚で見いだしたもので、何かの抜粋とかではありません。

それと、私は今も昔もスキーは外足でするモノであり、内足は外足を効果的に使うために動かすモノだと思っています。そういう人が書いたと思って読んでいただければ幸いです。



さてさて、下書きしたら結構長かったので、3回に分けて書きます。

1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる




1.平面で考えてみる
我々普通は平面の上で暮らしているので、これは誰もがイメージしやすいと思います。
インラインスケートを滑っているのと同じイメージです。




まずターン中。
頭よりもずっと上に頂点がある円錐の側面を体が一本の軸になってターンをしているイメージです。上からつるされている長い軸と一体化しているので、膝下でちまちまエッジングをしたりしないで、外足を長く伸ばしてスキーに乗ります。

次に切り替え。
切り替えでは次の円錐に乗り換えなくてはいけません。
スキーヤーは切り替えで自分のスキーを追い越して、次の円錐の側面に移動します。

この単純化した絵を見ても、切り替えではスキーを身体が追い越すことは明白で、からだの前だけでスキーを操作している様に見える滑りは運動が連続しないので無理筋じゃないかと思っています。ビデオで自分の滑りを見て、スキーを追い越す動きのない場合はちょっと考えてもいいかと思います。

ただ、現実にはスキーはずれますし、ターン弧だって弧とは言いがたい形にしても滑ることはできるので、追い越しがなくてもスキーができないとは言いません。ただ、私の思うカッコいい滑りにならないだけです。


実際に滑るとなった場合の動きとしては、外足は伸ばしたまま、内足をたたむと傾くという感じで、緩斜面から練習をはじめるとわかりやすいです。
このイメージは大事なのですが、残念ながらこれだけでは緩斜面でしか通用しません。




2.斜面で考えてみるに続く。

ベンジャミン・ライヒのブーツ

Facebookでベンジャミンライヒの写真を見ていていたところ、あれ?ブーツが真っ赤だ。
よく見ると、RedSterのロアシェルに、でっかくRTのロゴが入ったRaceTechのアッパーカフが。


まぁ、W-Cup選手のブーツは何でもありだからなんでしょうが。


2012.10.18追記
拡大した画像を載せました。





高速系は柔らかいアッパーカフがほしくてそうしているのかな?
スラロームはどうしているんだろう?



うーん。どっちをみてもわからない。

とはいえ、私ら素人はW-Cup選手ほど積み上げたものがないので、素直に新しい道具に移行した方がいい結果がでる気がします。

ちなみに私はベンジャミン・ライヒの滑りの大ファンです。
最初に登場したときは異質な滑りに宇宙人みたいな感じがしましたが、理にかなった滑りは魅力的。さすがオーストリアのエリート。

今は、さらに節操なくマルセル・ヒルシャーの滑りも好きです。

2012年10月17日水曜日

物欲:下駄板ほしいなぁ

2年前のエントリにこんなことを書きました。
#メモでも何でもなく、物欲日記だ。

意外とぶれてないというか、変わってないなぁ。


・スキーウェア
 10年着たら、さすがにクタクタです。
→はい。さすがに購入しました。新しいウェアは暖かいです。


・ATOMICにマテリアルチェンジ!
 ブーツをATOMICにしたのでスキーもATOMICにしたいなぁ。
→はい。RS-GS、RS-SLにしたのでほぼ希望通り。

・下駄板をゲット
 これはヤフオクあたりで中古が落とせればいいかな。
 R>17、175cmぐらいの楽に乗れるスキーがちょっとほしい。
(中略)
 大回りベースのTYPE-Aになるかなぁと。

→ヤフオクとかのぞいていますが、これは手が届かない。
 いいのがあったけどちょっと躊躇してたら終わってしまいました。
 今の滑走時間では3本目のスキーがあっても使うかな?というのが疑問。
 FischerのSLはATOMICのSL投入後、一度も使っていません。
 でも、性格の違うスキーがあれば使うのかなぁ。
 コブに入っておしくないスキーがほしいです。

2012年10月14日日曜日

木村公宣のスキー基本レッスン いいね!

facebookなどネットで紹介されているのを発見し、amazonで購入しました。
#最初に見かけたのはmrrnさんのサイト

すごくシンプルで素直な内容で参考になります。文章も平易だし、写真もいいですね。

私とつきあうようになってからスキーを始めた妻ですが、内容をみて「わかりやすい」「できそうな気がする」とのこと。
ちなみに妻の実力的にはこの本で言うところの、Step2ぐらい。フォームや体の動かし方の完成度は結構高いと思うのですが、大人になってからスキーを始めたので斜面やスピードを怖がって先に進めないでいます。今シーズンぐらいはばしっと教えてパラレルターン化しておかないと、体力的につらいからもう行かないと言われそうです。そんな苦境にいる私を救ってくれそうな気がします。

どうせならDVDの付録つけてくれればいいのに。

木村公宣のスキー基本レッスン 初心者からステップアップ!! 





(画像は出版元のサイトから引用しました)

ATOMIC RS-SL 2010-2011 狭山向けメモ2


ATOMIC RS-SL 2010-2011モデルの乗り方のこつがわかった気分で
結局はターンに入ってすぐにターンの内側に重心を落としていくっていう当たり前のことをやるだけだと。」
と、昔書きましたが、ビデオを見ながら振り返ると、この表現はいまいちですね。

「ターンに入ってすぐに」では遅くて、「体落としながらターンに入る」ということかなぁと。1ターンごとに考えると言うより前のターンの後半から次のターンの前半に向けて連続で動きを止めずに動く感じです。
今時のスキーはカービング性能が高いから、ターン後半では、そのときのターンのために何かを考えるというより、次のターンの前半のためにどうターン後半を脱出するか、次のターンの前半にどうつなげるか、ということを考えているタイミングだと思っています。

次のターンの前半が始まったときは、もう体が落ちていないとね。そうか、これがいいたいことか。



すっぱい葡萄か?

ロッカースキーって定着するのかな。
GSスキーは全部ロッカーになるのかと思いきや、FISクラスのものには投入されてないみたいだし。

雑誌でのすごい取り上げられ方とか、ラインナップの押し具合とか、若干、外向きブーツとかに似たにおいを感じます。

まぁ私は試乗すらしてないんですけどね。

2012年10月12日金曜日

スキーブーツR&Dで作ったブーツ ATOMIC STI-RS

これは今履いているブーツ。
スキーブーツR&Dの山本さんに作ってもらった三足目のブーツです。
ATOMICのSTI自体も評判のいいブーツというのもありますが、この狭いブーツに私の足を入れ、ジオメトリをバチッと仕上げてくれた山本さんの技術に非常に満足しています。


フィッティングレベルで失敗したアグレッサーですが、ドーベルマン自体は気に入って、この横に倒す感覚がいいブーツがほしいことを伝えて、アグレッサーでの滑りのビデオも見てもらいながら相談。

ブーツの選択肢はドーベルマンEDTか、ATOMICのSTIかTI。
ドーベルマンEDTは、EDTに懐疑的なのでパス。
ATOMICのSTIかTIは、山本さんが「STIがおもしろそう」という話だったのでSTIで。

あとはフレックスの選択。
トップを押さえきれない力ない滑りをみて、ブーツのフレックスを下げた方がいいという山本さん。体重を考えても130がベストと言われてしまい悩む私。
悩む要素は、トップを押さえられない原因がフィッティングにあると私は思っているから。
足が痛くて力が入れられないからトップを押さえにいけないだけで、ちゃんと合うブーツを履けば平気じゃないかという思いが捨てられませんでした。このあたりはブーツを購入したあたりのblogにも書きましたね。

結局は私はこれがいいという判断で150を選択。
慣れてしまえば力がダイレクトに伝わって最高です。


写真は購入当時にblogに掲載したものを再掲。


例によって舟状骨まわりは複雑なカーブに加工されていました。

薄くてなじむ余地もないかと思ったインナーですが、やはり滑り込むとなじんできて使うバックルの爪が少しずつ奥になっていきました。

<2013>
このブーツで特にいいのは、ブーツがたわんで戻る感触がいいこと。
ブーツの素性もいいのだと思いますが、ブーツチューンでジオメトリがばっちりあって、スイートスポット(この表現は私の思いつき)に力を伝えられているから、これだけ感触がいいんだと思います。

こういった選手用のブーツはスイートスポットが狭いので、ジオメトリが狂っていると足首が曲がらなかったり、力をかけても跳ね返されたりしますが、じわっとたわんでぐわっと戻ってくる感じがすごくいいです。

後は、ぺらぺらの靴下じゃないと足が入らないくらいタイトにセッティングされていて、フィット感がよくて笑っちゃいます。どうやったら最後の靴下の厚さの違いが気になるくらいの差でボリュームを追い込んでチューンできるのか、未だに不思議です。

ちなみになぜこんなにタイトになっているのかは、KNJさんの分析がおもしろいです。
「『このブーツを選ぶってことは、そういうセッティングがほしいだろう』って山本さんが嗜好にあわせて妥協せずに作ってくれたんだろう。逆に狭いSTIの150で、遊びたっぷりじゃあ、ブーツの良さも何もないだろうし」
と。
なるほどね。言われてみると一理ありか。






滑った感じでは、身体を落とすのと、身体を動かすのが重要かな。
外から見て動いてないように見せるためには、結構一生懸命動かないと。
スピードを求めて競争しているので、原則的には必死で動かないと駄目。
それが無駄な動きに見えるのはタイミングを間違っているから。


2012年10月11日木曜日

ATOMIC RS-SL 2010-2011 狭山向けメモ

そろそろ狭山スキー場がオープンします。
10/01更新 オープン日決定しました 10月20日(土)10時よりオープンです。

あんな狭いゲレンデでも、シーズンはじめはありがたいし、十分うきうきさせてくれます。実は電車でも簡単に行けるところに住んでいるのでついうっかり滑りに行きそうで怖いです。

久しぶりのスキーに浮かれすぎて滑り方を忘れてしまうかもしれない自分へ、昨シーズン苦労したATOMIC RS-SL 2010-2011のメモ。
  • フレックスもトーションも堅めで身体が後ろにある時に荷重してもたわまないので、ターン前半に身体をしっかり落として圧をかけること。
  • FischerのWorldcup SLの方がターン弧が丸い。ATOMICの方がターン弧がCの字感が強いので、似た感覚を求めない。
  • スキーの走りが強いので前目のポジションキープ。




2012年10月8日月曜日

スキーブーツR&Dで作らなかったブーツ NORDICA Aggressor 150

次のブーツは以下の経緯でR&Dで作りませんでした。結果的に自分のほしいものにならず、私にはR&Dのブーツチューンがなくてはならいという結論になりました。


このブーツに変える前までL10 Worldcupを使い続け、もう8シーズン目に突入してしまいました。ジオメトリはあっているのですが、いかんせん、シェルがクタクタで。割れたりはしませんでしたが、たわみ、戻りがなくなっているのは当然、ねじれ強度も弱くなっていました。

毎年ブーツを買い換えたいとは思いながらもそうしなかったのは、単純にお金に余裕がなかったというのが一番の理由ではありますが、ラングの市販モデルが選手が使っているものと全く違うモールドになり、期待外れだったというのも踏ん切れない理由でした。


それでもさすがにこれではスキーが楽しめないと、ブーツを作ることを決意したのですが、年明けだったので山本さんの予定がおさえられず。
「もうどこをどう直したいかはわかっているから、いっぱいお店にリクエストを出さばそこそこ履けるブーツは作れるだろう」
と高をくくって都外の某ショップで購入。

でも、サイズも一つ小さいのを選んでしまったり、私が出してほしいところがうまく出してもらえなかったり、セミカスタムという名のインソールが合わなかったり(ちなみに、インソールは足型を写し取るタイプ以外は私には合わないことがよくわかりました)。

アグレッサーの善し悪しはわかったつもりになりましたが、私のブーツとしては失敗作でしたね。

山本さんの技術の高さを痛感しました。



CSCF - World Cup 2012 - Winning Runs 見始めました

例によって今年も友人のKNJさんから購入。

CSCF - World Cup 2012 - Winning Runs

届いたのは数日前でしたが、やっと見始めました。
いつのまにか、SKI CROSSまで入るようになったんですね。技術的なところはわかりませんが、とりあえず最初の2戦だけ見ましたがもう十分おもしろいです。

まずは私の好きなSLから。
マルセル・ヒルシャーとイビツァ・コステリッチ一騎打ちですね。すごいな。
セットはこんな傾向だったんだ。へー。

GSは、カービングだけで対応できなくなってから動きがすごいですね。
ほんと運動能力が高くないと速くないって感じです。
あんな動きできるのかな?GSスキーでの練習増やしたいです。


男子の残りの種目と女子は明日かな。



2012年10月6日土曜日

スキーブーツR&Dで作ったブーツ LANGE L10 Worldcup ZC/ZC

このブーツは、スキーブーツR&Dの山本さんに作ってもらった2足目のブーツです。
こちらも同じく片付ける場所がなくなって処分しました。

モデルはLANGE L10 Worldcup ZC/ZC
前年に限定販売されたL10 Worldcupから予備のアッパーカフとかバックルなどが省略された市販の選手用モデル(本物の選手用とはたぶん違うけど、一部のトップクラスを除き、国内の選手とかはこれを使っていたと思う)。



野辺山、菅平などの斜面の固いところアイスバーンで滑るのが好きなことやポールトレーニングをしていること、今は亡きSSAWSで行われたスキーブーツR&Dのイベントに参加して自分の滑りを見てもらったり、前回のブーツをどう思って滑っていたのかのフィードバックを伝えるなど、2回目の製作ということでより自分の好みや情報を共有して作ってもらいました。


その結果、
「今回は前回よりもかなりタイトなセッティングにしたので、そのつもりで滑ってください」
と言われてブーツを渡されました。
そういえば前回は、
「私のところでは初めてブーツを作るということで、かなり安全側にマージンを取って製作しました」
なんて言われていたことを思い出しました。

見た目ではこんなところが興味深いです。

これは私の体にあわせて力を逃がすための加工だそうです。
選手用ブーツを初めて使う私にあわせてマイルドな味付けをしたのか、私の短い足に合わせたのかまでは聞きませんでしたが。
(2013/03/15 追記)
当時のメモがありました。
L10 Worldcupはインターナショナルモデルなので、日本人の足(要は短い)に合わせて加工しているんだそうです。カクカクしないでじわっとしたレスポンスになるようにするため、ただ単に切り落とすのではなくこのような加工になったのだそうです。

(/ 2013/03/15 追記)




あとは、
「機能的には意味はありませんが、見た目を気にされる方が多いので加工を変えました」
とのことで、シェルだしの戻りを防ぐための加工がテカテカな感じになっていました。


あといくつか加工の説明があったのですが割愛。

実際に滑ってみると、このブーツは当時の一般モデルよりカービング対応が進んでおり、ブーツの後ろ方向に固く、前に非常に柔らかいモデルでした。
普通に滑っている分には一般モデルのL10 Racingよりずっと柔らかく扱いやすかったです。でも、その一方で、後傾でミスカービングするとロケットのように発射される過激な面もあり、慣れるまでは大変でした。まぁ、すぐ慣れましたが。


当時エナジーフォークという名前だった後ろのサポートパーツが、L10 Racingはふくらはぎの途中で終わっていますが、L10 Worldcupは上まで突き抜けています。この差が後ろの固さの違いなのかと思いました。


タイトなセッティングというように、確かに遊びが小さくされていて、固いアイスバーンを滑っているときの感覚はすごくよかったですが、柔らかい雪やコブ斜面では前のブーツの方が扱いやすかったかも、と思いました。

総じて、求めていた倒す感覚も感じやすかったり、エッジグリップも強くてすごく満足度の高いブーツでした。


2012/10/30追記

このペラペラなRL-1インナーはすごく気に入ってました。とにかくラングはインナーもシェルも薄い感じがよかったです。
今となってはちょっと時代遅れかもしれませんが。

2012年10月5日金曜日

スキーブーツR&Dで作ったブーツ LANGE L10 Racing ZI

このブーツは、スキーブーツR&Dの山本さんに作ってもらった最初のブーツです。

住宅事情的に履かないブーツを何足もとっておく訳にもいかず、残念ながら先日廃棄してしまいました。
最後にとった写真と、思い出話的なものを。

このブーツには非常に感激しました。

とにかくまっすぐ立つことが簡単にでき、もう雷に打たれたぐらいの衝撃でした。
左右に傾けても雪上じゃないのにエッジがきれいに立つことが予想できる。


完成ブーツを受け取りに行って事務所で履いた瞬間にそう感じたので、思わず、
「すごい!まっすぐです!」(あほっぽい)
「両足のブーツの四隅というか、ブーツソール全面が同じ圧です!」
といったところ、
「はい。それがブーツ本来の形です」
とあっさりとした返事。


もちろん雪上に行っても、期待通り、右に倒せば右に曲がり、左に倒せば左に曲がるという、当たり前のことを当たり前に実現してくれました。
あとはフラット感がよく、膝をしぼるのを一切辞め、両足同調で滑る様に滑りが変わりました。


運動しながらブーツをたわませ、もどし、圧をかけて、圧を受け取り、という動的な感覚を知ったのはこのブーツのおかげです。これらがスキーが滑ったりたわんだりという運動とリンクすると、自分の考えていた動きの大きなスキーができるんだと感激しました。

2012/10/6追記

舟状骨がひっかかって足のねじれが解消すると、足の甲に近い部分もあたるのでそこもあわせて出してあります。
表面が泡を吹いているようになっていますが、これは大きく変形させたシェルが戻らないように、加工が終わった最後に表面を高温であぶって加工しているんだそうです。
3シーズン使ったのですが、確かにシェルだし部分が戻るようなことはありませんでした。



まだ、おもしろいネタがあるのですが、長くなるのでこのあたりで。




2012年10月3日水曜日

購入! BRIKO ゴーグル SUPER RACE

前に書いたBRIKOのSUPER RACEが届きました。

もちろん、旧モデル。青いヘルメットにあってもらうことを期待して色は予定通りのコレ。

前にも書きましたが、スペアも買っちゃおうかな。旧モデルがあるうちに。