2014年3月23日日曜日

CSCF World 20xxでみる昔の滑りと今の滑り。その4

10年前と基本部分は変わってないよね、って考察をしたつもりで「CSCF World 20xxでみる昔の滑りと今の滑り。その2」を書きましたが、最近覚えたiMovieを使いたくて新しい動画を編集してみました。


北岡ヤスリ、発注してみました

物欲メモに2014に、

・ファイル一式
  波目ファイル、M単目、S単目がほしい。

と書いたのもつかの間。ファイルを注文してみました。
それもいつものSWIXのファイルではなく、Ka'Tuneページで紹介されていた北岡ヤスリにしてみました。
ヤスリやブラシなんてSWIXやHOLMENKOLが作っているわけではないだろうから、専門メーカーから買った方がやすいことは間違いないんです。ただ、スキー用にちょうどいいのがどれかが探せないだけで。
ところが、ここは「スキー用ヤスリ」としてセレクトされているんですよね。ありがたいことに。

初物なのでちょっとだけ注文しようと思ったのですが、Ka'Tuneさんの評価とそこについていたたっくんのコメントを読んで、ここは行ってしまえと。4本セットと6本セットを一つずつ、消費税増税前にポチッとしました。

早くこないかなぁ。

チューンナップ:波目ファイルは大活躍

普通はあまり使わないこの波目ファイルですが、私はこれを好んで使っています。
切れ味と削りの量が多い分、失敗すると目も当てられませんが、作業効率がいいので主にサイドエッジの面を作るのに使います。

登場の機会は3パターンあり、2と3で使うので結構な頻度となります。


1.出荷時のサイドエッジを変更するとき
出荷時の90度のエッジを鋭角なサイドエッジに変更するときは、波目ファイルが不可欠です。しかし、最近は出荷時にエッジに焼きが入っていることが多く、波目ファイルでは刃が立ちません。ダイヤモンドファイルで焼きを落とせばいいのですが、機械チューンのあとにできた模様のような焼きを落とすのは一苦労。なので、最近は出荷時のサイドエッジはプレチューンで作ってもらうことにしています。

2.チューナップショップの結果を修正するとき
チューンナップショップに仕上げてもらうと、非常に乗り心地も良くなりますが、使えば当然エッジも丸くなり、自分でメンテをすることになります。ダイヤモンドファイルで磨くだけですめばいいですが、エッジの痛み具合によってはファイルでの修正が必要です。そんなとき、同じ角度の自分のサイドエッジガイドを使っても面の角度が合うことはまずありません。個体差とかチューンの癖などで、同じ数字のサイドエッジガイドを使っても合うわけ無いのです。なので、ここでも波目ファイルに登場してもらって、サイドエッジの面を全面的に作り直してしまいます。

3.エッジの表面が痛んだとき
何かを踏んでエッジが欠けたときや、保管が悪くて表面が酸化して滑るようになってしまったときは、波目ファイルで一皮むくつもりでサイドの面を作り直してしまいます。
こうすると手間は掛かるように見えて、いつもの状態に戻るので思ったようなチューニングが出来るようになります。所詮アマチュアのチューンなので、部分修正で全体整合をとるより、全部やり直す方が確実なんです。



とこんな感じで、私がチューンをするときは波目ファイルが大活躍です。


このほか、錆だらけの友人のスキーをチューンするときは、まずは普通の単目ファイルにサンドパーパーを巻いたものをサイドエッジガイドにあてて景気よくサビを落とします。その後に波目ファイル登場です。




2014年3月22日土曜日

来期に向けて物欲メモ2014

来期に向けてほしいものをリストアップ。
実際に全部買えるわけはないのですが、あれやこれやと考えて冬まで楽しみます。
ということで、例によって今の段階では予算を考えないで楽しく妄想。
ほしい順に書いたつもりですが、写真がついているのが本当にほしいものなのかな?

1.アームプロテクター
今更な告白ですが、R>27をやっと楽しく乗れるようになってきました。こうなるとポールにもアタックしたいです。
そんなところにs_takkyさんから
>>アームガードを着けるとGSのポールに当たっていくのがSL並に楽しくなります(呆」
という煽りアドバイスをいただき、俄然ほしくなりました。
カンダハーオリジナルの小さいのにするのか、ENERGIAPURAの大きいのにするのか。
これはまだまだ悩み中。
写真はカンダハーオリジナルのカーボンアームプロテクター


2.嫁さんのスキー
娘にかまけてほったらかしにしていた嫁さんですが、娘が子供同士で勝手に滑るようになった今シーズン、マンツーマンで指導しましたところ、急速にレベルアップ。誤解していたポジションを修正したら楽に滑るようになりました。もっとグリップのいいスキーを履いたら一気にパラレルまで行けそうです。
末永くスキーをしてもらうためには来年が勝負。足元を固めたいところ。

3.嫁さんのウェア
私のウェアは寒いとか破けたとか入らなくなった(何故?)ということがない限り、同じものを10年でも使ってしまいます。が、妻にも同じウェアを着させるのはかわいそうなので、そろそろ買い換えたいところ。
うーん。すまんが、優先度はこのぐらい?

4.ブーツ
今のところ長生きしているブーツですが、できれば新しくしたいところ。
来年のブーツはどんな品揃えなんだろうなぁ。

5.短めのGSスキー
今年は練習用にR=19のGSスキーを手に入れました。面白いスキーであることはわかりましたが、R>27と系統が違いすぎ。
R>23で175cmぐらいの短めのGSスキーを練習用にほしいなぁと。本番もこれになりそうで怖いですが。

6.バイス
チューンナップの作業効率を上げるためには是非ほしい。


7.チューンナップ道具いろいろ
実はこれが一番頭が痛い。ちょいちょい交換しているのですが、交換サイクルをさぼった分、まとめてあれこれ怪しくなってきています。交換以外にも嫁さんや娘のためとか、作業効率をあげるために新しい道具がほしかったり。

・ファイル一式
  波目ファイル、M単目、S単目がほしい。
・ベースエッジガイド1.0度
 自分用の0.5度しかないので、嫁さん娘用に1.0度もほしい。
 角度調整付きじゃなくて、角度固定の物で。
・ファイバーテックスのロトブラシ
 磨く作業は手ではなくて、機械に頼りたい。
 Ka'Tuneページをみてたらますますほしくなりました。
・チューンナップボックス
 道具が増えてきたので入り切りません。
 ロトブラシ、ドリル、アイロン、バイス、ファイル、ベースブラシ、ファイルブラシ、アングルなどなど道具がいっぱいありすぎです。
 もちろん、スキーメーカーのものじゃなくてホームセンターで売っている普通のツールボックスでよいのですが、どの大きさを買っていいのやら。

 道具が全部入るような大きい物がいい
 車に乗せるのには小さい物がいい
 オフシーズンにしまうときに小さい物がいい
 など、相反する要件もあり。
 中くらいの2個にするのが正解なのか。大きな物にまとめて入れるのが正解なのか。
 両手に持てる範囲にしたいところです。

8.SLスキー
今時の乗る位置が広くて柔らかいスキーで滑ってみたいです。でも今の乗る位置の狭いスキーを使い続けないとサボって下手になるのかも。

9.GSスキー
R>35?うーん。今のGSスキーを乗りこなしてから考えよう。

10.やっぱりほしいカーボンレガース
足に絡まないというのはやっぱり魅力的。アームプロテクタとあわせてほしいところ。
優先順位はこれくらい。

ま、これくらいで勘弁してやるか。って誰をどういう風に?

肉離れからの競技復帰?

私のふくらはぎの肉離れに関する医者の診断は、
「安静2週間+リハビリ2週間の後に競技復帰」
となっています。そして、この週末で4週が経ちます。

安静していたか?と聞かれると、松葉杖は使っていましたが、電車通勤の中で足を踏ん張って痛い思いをしたりもしていました。

リハビリをしていたか?と聞かれると、こっちはほとんど何にもしていません。
歩いているだけです。まぁ、歩いている量はそこそこありますが。

感じとしては、ふくらはぎの中にまだ硬い部分が残っていて、そこに力が掛かると痛いです。

さて、これで本当に運動をしていいのだろうか?と思う物の、痛くない範囲では身体を動かさないとどんどん筋力が落ちそうで怖いです。

3/27に次回診察があるので、ここでよく聞いてみよう。

2014年3月21日金曜日

緩斜面でレールターン 切り替え部分の画像をピックアップ

緩斜面でレールターンというエントリで、

Gyochan さんのコメントに、
内スキーアウトエッジのシュプールがほとんど見えませんね……。やっぱり外足95%くらいの感じなのでしょうか。

切り替え期、前ターンのシュプールの終点と次ターンのシュプールの始点がいっしょに見えるようなカットも見てみたいです。


とあるので、探してみました。

普通にレールターンしている前半だと、一応、両足のシュプールがありますね。ほとんど外足ですが。
切替でスキーは回して無くて、角付けの入れ替えだけをしています。



傾くだけじゃなくて、内側に積極的に腰を入れ始めると内足のシュプールがさらに薄くなっているかも。
同じくスキーは回していません。





GoProは広角なので目立ちませんが、結構深回りです。

前にも書きましたが、内足同調ですが、荷重主体は外足で95%ぐらいの感覚です。
強く踏むと雪が柔らかくて沈んでしまうとき、深雪を滑るとき、は両足に重さを散らします。

2014年3月19日水曜日

来期に向けて物欲メモ 2013 結果発表

物欲メモを更新しようと思ったのですが、まずは去年の一覧に対する星取り表を。
2013/2014向けの物欲リスト


1.娘のスキー
買いました。150cmのジュニア用のスキーです。ロッカーです。

2.スペアゴーグル
買いました。昨シーズンモデルのBRIKOのSUPER RACEです。


以下、購入できず。

3.妻のウェア  (うーん。すまん。)

4.アームプロテクタ  (ほしかった)

5.シンガード (まぁね。贅沢だね)

6.ブーツ (予算無し!)

7.バイス (贅沢だね)

8.R>35のスキー (やっとR>27に乗れたレベルなので)



2つ達成です。
予定外にヤフオクで、R=19, 183cmのATOMIC RACE D2 GSを手に入れました。

2014年3月17日月曜日

スラロームの基礎を考える 上からのラインで滑る



「再来週にポール経験の浅い人を対象に、レーシングキャンプでもやらないようなごくごく基礎的な練習会をやる予定です。その練習メニューなんぞを考えながらシフリンの動画を見ていて思いついたことをメモしています。」


と書き始めて公開するのを忘れていたエントリ。せっかくなので公開しておきます。


シフリンの動画をみながら、
「お。やっぱりポールの上から入るんだな」
なんて思ったのですが、この「ポールの上から入る」というのが実はなかなかピンとこないというか、伝わらないアドバイスです。


特に、ポール未経験者からすると、「上から?」というあたりでまずつまずきます。
「何に対して上なの?」って感じですよね。

もちろんこれは
「今滑ったラインより上から入って」
という意味なのですが、もう一つ意味があって
「ターンの開始も今のタイミングより上から始めて」
という意味が含まれています。これら二つを正しく認識して解決する必要があります。

このビデオはそれらがわかりやすいと思うのですが、いかがでしょうか?
わからーん!とコメントがついたら、図解します。

2014年3月16日日曜日

CSCF AIM2WIN U11すごくいいですね

肉離れでシーズンが早々に終了してしまったせいか、ここに書くペースも上がってしまっています。

今日は数年前に購入したCSCF(直訳すれば、カナダスキーコーチ連盟) のAIM2WIN U11のDVDに改めて感心しました、という話です。


今までうちの娘には、「教えないことが一番の上達への近道」だと思って、いろいろなコースを連れ回したり、ポールを滑らせたりしましたが、細かいテクニックについてはあえて教えず、ほったらかしにしておきました。
その甲斐あって、プルークスタンスは抜けませんが、硬いところも急なところもウェーブも雪質も関係なく自然な重心移動でこなし、スピードにも結構強い、私とは違う次元のスキーをするようになっています。本格的にレーシングの練習している子にはまったくかないませんが、年間数日しか滑ってないことを考えると、子供ってやっぱりすごいですね。

でも、もう高学年になってきたのでパラレルターンだけは教えてちゃいたいところです。ある草レースでパラレルターンもどきで滑っている同学年の男の子に負けたのが悔しいらしく、本人にもパラレルで滑りたい願望が出てきたみたいだし。パラレルで滑ってくれたら一緒に滑る上で制約がいろいろと外れるし、滑走スピードも上がって楽しそうです。

一方、あんまり細かいことに口を出したくないので、飽きないようにテーマを与えて感じたように滑ってほしかったりもします。そんな都合のいい練習メニューがどっかにないかと思って数年前に購入したCSCF のAIM2WIN U11のDVDを見ていたのですが、改めてみてもこれが実にいい出来なんですよね。

まず、モデルがちゃんと子供ですし、いろんな体格の子供がいろんなシチュエーションで滑っています。それこそ、ハードパックだけじゃなくて、深雪だったりコブだったり。
商品化のための撮影ではなく、実際に子供を教えるためのビデオから編集して組み立てあり、立派な作りです。


Youtubeのプレビューにあるのは、ポール練習がメインの後半の内容で、なかなか手軽にとはいきませんが、この前にある前半は充分参考になります。何年か前も同じことを言っていますが、大人がやってもいいメニューですね。
まずは私のiPhone/Xepria/Xepria Tabletで見られるように動画のコンバートから始めよう。
ただ、おすすめのDVDではあるのですが、今はもう、CSCF会員にならないと購入できないのが残念なところです。

あと、DVDの冒頭に、「これはショーケースだからまずはドキュメントを読め」とポールおじさんが言っています。このドキュメントは、個別のテクニックの話ではなく、スキーヤーの長期育成計画について書かれています。
これもまたすごい。チラ見レベルですが、興味深いです。


蛇足ですが、SAJがこれに並ぶ教材を作ることができるのか?と想像すると、とてもじゃないですが、無理としか思えません。長期計画に基づく育成の現場で撮られたビデオを元に作られたAIM2WINと比べたら、数日で撮影したDVD見せられても内容が薄くて見るところがないでしょうね。そもそも長期計画とかみたことないし。

気がつけばカナダの教材しか見なくなったのもこの辺の違いから何だろうなぁ。

2014年3月14日金曜日

緩斜面でレールターン

初心者用の緩斜面も、基礎力アップには欠かせないいい練習バーンです。
レールターンというには、スキーを踏む動作が入っていますが、こんなにシュプールとあわせてばっちり撮ってもらったのは初めてです。

シュプールが深くついているのと傾きがきれいに出ているのが気持ちいいです。



スラロームの基礎を考える リズム変化の攻略法(ストレート編)

(加筆修正)

もう、順番とかめちゃくちゃですが、先日のインスペクションと同様、質問されて書いた物をアップしてしまいます。最後に目次を作ればまぁ、いいか。


今回はリズム変化の攻略法(ストレート編)です。

まず、リズム変化とは、という話から。

スキーもそこそこに習熟してくると、単調に滑っているだけでは上手い下手、速い遅いの差が出てきません。そこでポールセットにはリズム変化が加えられ、本当に上手い人とそうでもない人の差が如実に表れるような工夫(意地悪?)を織り込むことになっています。
「なっています」と書いたのは、これがルールにも記載されているからであり、逆に言うと僕らのレベルでもスラロームを楽しむためには避けては通れないのがリズム変化への対応なのです。


ストレートは、ヘアピン、スルーに並んで、スラロームセットに出てくる伝統的かつ代表的なリズム変化です。ストレートがたっているのは、たいてい、リズム一定のオープンテレグラムの後になります。
気持ちよく滑っていると、突然現れ、素早い動きに対応出来るかが試されるのです。

ストレートは、スラロームに慣れていない人からすると、ポールが縦に2本立っていたり、忙しいリズムが要求されたり、難関に感じますが、実は攻略するための「お作法」があり、これを知っていれば実はそれほど難しくはありません。今回はその「ストレート攻略のお作法」の説明をしたいと思います。


ストレートは、たいていは、3連で立っていて、右ターンで始まれば右ターンで出て行く、左ターンで始まれば左ターンで出て行く形になっています。
と、この調子でコツを文章で書こうと思ったのですが、早々に挫折しました。

かわりに、最近覚えたMacのiMovieを使って動画を作って見ました。
滑っているのは10年前の私です。

最初はCSCFから抜き取ろうかと思ったのですが、洗練されすぎててわかりにくいので、ほどほどにぎこちない素材を持ってきました。
本音としては、草レースレベルとしてはそこそこ上手に滑ってると思っているんですけど...スローにすると色々見えて困ります。




2014年3月12日水曜日

松葉杖とれました

左足ふくはらはぎの肉離れになって2週間と2日を経過。

昨日の診察で「松葉杖なし」を指示されました。

まだ無理しないようにと言われて、恐る恐る歩いています。

2014年3月7日金曜日

スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方 トリック編

スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方で、


「ブロックごとに覚える」
「スラロームのセットはたいてい同じリズムが続くブロック、もしくはリズム変化のブロックの組み合わせで構成されています。」(中略)「この原則に沿っていないことも時々あるのですが、それはまた別エントリーで書きます。」

と書いた、その話。

スラロームのセットで、リズムが変わるときは必ず目印があります。というか難しくなりすぎないように目印をセッターが作ってくれています。ストレートやヘアピン、スルーはもう定番なので見れば誰でもわかるリズム変化の目印です。もう一つわかりやすい目印は斜面変化です。斜面変化をきっかけにリズムが違うブロックが配置されることもあります。いずれにせよ、目印があるわけです。

ところが、なんの目印も無いのに、リズム変化があるときがあります。

普通のオープンの中に紛れて、ぴょこんと振ったポールが立っていたり、インターバルが長いポールや短いポールがあったりします。これを考え無しに突っ込んでくると入りきれなくて大きくずらしてしまったり、途中でターンが終わって失速したり、コースアウトはしなかったとしても、猛烈にタイムを失うことになります。

ちなみに、こういうのをトリックというのかどうかは知らないのですが、私が勝手にそう呼んでいます。他で使うと恥ずかしいかもしれなのでそこはご注意を。


特に、斜面が硬いときは、振幅のきついトリックが入ることがあります。柔らかい雪のようにコースが掘れて荒れてしまうことを心配しなくていいからです。

たとえば、急斜面から緩斜面に入ってすぐとか、そのちょっと後とか。インスペクションがいい加減で、これから緩斜面だから半分暴走気味でつっこむぜ、と考え無し滑ると入れないと。

こういうトリックが入ったセットへの対策は、インスペクションでリズムがずらしてある箇所を見つけ出し、あらかじめ対策を練っていくしかありません。


ちなみに、練習のセットを張るときは、こういうトリックの逆をたててしまいます。
トリックでいじめるような高度な練習をしてないので、あそこの急斜面の出口で失敗してるだろうから、それでも入れるようにインターバルを1mぐらい調整しておこう、とかですね。

スラロームのインスペクションは、セッターの意図をコースから読み取る頭脳ゲームなんです。そう思うと覚えやすいのかもしれません。

2014年3月4日火曜日

どんなセットだとスラロームは面白いのか

スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方というエントリでの脱線話を独立させました。

スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方というエントリでは、
「スラロームのセットはたいてい同じリズムが続くブロック、もしくはリズム変化のブロックの組み合わせで構成されています。ショートカービングのスラロームになってから、よりこの傾向が鮮明だと思っています。逆に、全部のターンが不規則に立っていることはまずありません。」
と書きました。これは異論の無いところだと思います。

この原則を無視すると、コースも荒れるし、結果も荒れるので普通はしないのです。
ところが、ソチのスラロームの2本目はこの原則を無視したすごいものでした。
毎ターンリズムが違うとか、リズム変化を続けて入れるとか、気持ちよく入らせないとか。

参加する側からすると、ゴールは出来るけど上手い人とのタイム差はつく、というコースになっていると比較が出来て面白いんですよね。私達のレベルも含めやっぱりゴールはさせてもらった方が楽しいですし。
記憶をたどると、昔のオリンピックでは、ゴールさせるためにワールドカップより若干簡単なセットが立つ傾向があったと記憶しています。

とはいえ、私はアンテ・コステリッチのセットを批判する気は無いです。あれもスラロームですよ。
どんなセットでも上手いヤツが速いのですから。結果はそうなっていましたし。

毎回あんなんだとさすがにびっくりしますが、
「こういうセットがあってもいいじゃない?だって最高峰なんですから。」

と滑る人の気持ちを忘れて観戦する気持ちで思ったりします。


私がスキージャーナルを食い入るように読んでいた頃に編集長だった田草川さんのサイトにも記事がありますね。

2014年3月3日月曜日

GoPro 高解像度版もアップしました(レールターン)

解像度を落としたらあまり細かいところが見えませんでしたので、高解像度版をあげてみました。
そうか、FullHDにはならないんですね。でも、HDを選ぶと細かい動きも見えます。

この動画、レールターンをしてる様子がよく見えて気に入っています。
最初の身体を一本の軸にしながらエッジを切り替えて滑っているところと、
途中から谷側に身体を入れて深回りでぐいぐい回しているところが、
しっかり写っていて見えるのが楽しいです。

タイトルはGoProをみてChaserにしたけど、私目線だとRunawayだったな。



スラロームの基礎を考える マテリアル編 その7 (選手用スキーを使う?)

よく言われている話ではありますが、これを書き忘れるとまずいという話を最後に付け加えます。

「利用者の想定を絞る代わりにとんがった性能を持たせているわけです。」
とも書いた通り、選手用のスキーは割り切った設計になっています。

その端的な例が耐久性です。
セカンドモデルやデモ系のスキーは、補強を目的にトップシートの下にメタルが入っています。コレのおかげでエッジがぶつかってもスキー板が壊れたりしないし、こぶに入っても曲がらずに耐えたりしています。

選手用のスキーは、この補強を目的としたメタルが入っていません。これを入れるとフレックスが損なわれてしまうので、壊れにくさよりも、限定的な条件での性能が優先されているわけです。なので乱暴に扱ったり、なんかの弾みで大転倒したりすると、あっさり曲がったりします。

ということで、これだけは覚悟の上で使わねばなりません。というお話です。

スラロームの基礎を考える マテリアル編 その6 (選手用スキーを使う?)

スラロームの基礎を考える マテリアル編 その5で「フレックスの傾向も大きく違うのですが、それは長くなるので別エントリーで。」とネタを振ってしまった、フレックスの話。

選手用のスラロームスキーは、速く滑ることを目的に作られているので、セカンドモデルに比べると、フレックスも硬く、返りが速く設計されています。

これは、正しい使い方を練習で身につけた人を対象に、体力も鍛えてある選手を対象に設計されている、ということを意味しており、利用者の想定を絞る代わりにとんがった性能を持たせているわけです。はっきり言えば、未熟な技術を救済することに重きを置いていないので、どこに乗ってもスキーがたわんだり曲がったりするように作られていません。
「正しく使え!身体を鍛えろ!話はそれからだ!」
という作りなんです。

あれ?じゃあ、選手並みに身体を鍛えないと使えないの?というと本当はそうなのですが、抜け道も実はあるんです。それは最後に書きます。

この正しく使うというのは簡単には語り尽くせないのですが、大原則としては、
・スキーの真ん中に乗り、
・ターン前半でスキーをたわませて圧をためながらカーブし、
・ターン後半で圧を解放して次のターンに入る
という辺りだと思います。

特に、ターン後半での抜けをよくするため、テール部分のサイドカーブは緩く、細くつくってあります。なので、ターン後半で圧を加えてもグリップはすごいですが、もうたわみませんし、大してスキーは曲がりません。もともと設計段階からターン後半で曲がる気も無いのですから仕方がありません。

ターンを作るのは谷回りの役割となっていてい、スキーの前半分を使ってカービングをするとスキーがぐいぐい曲がる設計になっています。そして、ここでしか原則たわみません。
なので、スキーが下を向く前にターンを作れる動きが必要になります。

まとめると、ターン前半でトップを食い込ませルぐらいのポジションでカービングし、ターン後半は曲がり終わったターンを仕上げるだけ、というぐらいの滑りに変えていかないと、曲がらないし、ずらすと疲れるつらいだけのスキーになってしまいます。
上記の通りの滑り方をするとスイートスポットは狭いですが、ちゃんとたわみます。

また、フレックスが硬いというのは、返りを速くするための結果です。
つまり、選手がすごい勢いでたわませたスキーは、次のターンに入るために鋭く速く返ってきてほしいわけです。ここがのんびり返ってくるようではターンのリズムが速くなりません。なので、たわませた後の返りの速さ、強さに対応する必要があります。
このとき、ポジションが後ろ気味では、速くて強い返りに振り回されてバランスを崩してしまいます。ここはテクニックと筋力の両方が要求される部分だと思います。

さて、こうなると選手用のスラロームスキーなんて手強くて手が出せないじゃないか、という話になるのですが、本質的にはその通りなんです。あれは屈強な選手達が使うための道具なんです。

しかし、私達が使うための抜け道もあるのです。
それは、実は簡単な手立てですが、成人男性が女子選手用を使うとか、成人女性がジュニア用を使ってしまうとか、一段ランクを下げたスキーを選んでしまうということです。
鍛え上げた選手達と同じ筋肉量ぐらいか、似たような体重にすれば選手用のスキーといえどもちゃんとたわむので、それを選んでしまうのです。こうすることによって、選手用スキーの良さを味わうことが出来ます。

慣れてきたら男性が男子選手用を、女性が女子選手用を選ぶのは否定しません。
なぜなら、市販の選手用は、ほんとのトップクラスの選手用ではなく、高校生から大学生ぐらいが使うレベルのものが販売されていることが多いのです。
なので、私達でも正しい使い方を覚えれば、履けないことはありません。

私が最初に手に入れた選手用のスラロームスキーは、156cmで女子用でした。
これは当時72kgだった私の体重を持ってすれば、いくらでもたわますことができたので、「正しい使い方」を勉強するには最高でした。使い方がわかってきてからは、たわみすぎたりして怖くなってきたので男子用選手用に変更しました。より乗り方がシビアになりましたが、楽しく乗れているつもりです。

ヤフオクなんかでも安く手に入るのでスラロームに挑戦するなら、選手用のスキーを選んでもいいと私は思います。

ただし、正しい使い方を教えて貰えるあてがあるならば、という条件がつきます。
それと、チューンナップはきちんとされていないとびっくりするほど性能が発揮されません。これも結構面倒なところかもしれませんが、これも条件に加わります。

面倒な部分もありますが、そこを理解して使えばいい武器になりますよ。

2014年3月2日日曜日

スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方

「私の大好きなスラロームの草レースの絶滅を回避するため、地道な普及活動のていをとりながらあれこれメモを書き、自分の考えを振り返ってみようかと思います。」
の一環として、スラロームを意識したポールセットの覚え方を考えてみます。

(2014/03/04加筆修正)
(2014/03/06加筆修正)


■はじめに
先日、かいぞートレーニングに参加してもらった方の素朴な疑問として、
「ポールセットが複雑で覚えられない。どうやって覚えるの?」
という話をいただきました。
もっと、フリースキーやポールの通り方なんかを話してから書きたかったネタではありますが、えいっと書いてしまいます。
たしかになんの工夫もなくこれを覚えるのはなかなか難しいなぁと思い、試行錯誤でたどり着いた私の覚え方です。

まず、私の中のスキーの神様である「海和俊宏」さんの著書、「海和俊宏のスラロームテクニック」に書かれていたことがベースにあります。この本では、踏み上げインスペクションの時代(昔はゴールから登ってインスペクションをしたんです)のコツとして、1旗門登るごとにゴールまでの滑走ラインを繰り返しイメージし、60旗門なら60回頭の中で滑ったというやり方が紹介されていました。今はワールドカップでも上からのインスペクションですが、頭の中で繰り返すという基本は変わらないのでしょうね。

ただ、これだけだと漠然としているのでもう少し何を考えているのか、最近(といっても20年ぐらいはたつ)の私の覚え方をメモしてみます。

■私のスラロームでのインスペクションのやり方
私がインスペクションで意識しているのは、
「まず地形を覚える」「ブロックごとに覚える」「滑っているイメージを作る」
の3つです。

「まず地形を覚える」
急斜面、緩斜面などの斜面変化がどこにあり、どの部分はライン取り重視で安全にいき、どの部分は真っ直ぐ目に入るのか、そのつなぎ目では何をするのか、といったことを決めます。

あとは、セットのラインを考えて、スキーを切り替えるところで斜面が落ちていたり、ターン後半から斜度が増しているような、無視して滑ると身体が浮いたり、つぶされたり、後傾になってしまうところをあらかじめ探しておき、滑るときの対策を滑る前に具体的に決めてしまいます。「ここは気をつけよう」では、気をつけることは出来ても対策を繰り出す前に通り過ぎてしまいます。そしてたいてい失敗します。


「ブロックごとに覚える」
スラロームのセットはたいてい同じリズムが続くブロック、もしくはリズム変化のブロックの組み合わせで構成されています。ショートカービングのスラロームになってから、よりこの傾向が鮮明だと思っています。

たとえば、
  • スタートしてから最初の6旗門は同じリズムのオープンが立っている。
  • スルーゲートがある。
  • 次の8旗門はオープンだけど、さっきより縦長に立っている。
  • ストレートが立っている。
  • 次の10旗門はオープンでリズム一定だけど、途中に斜面変化ありで急斜面へ。
  • ヘアピンが立っている。
  • オープンで4旗門
というように、リズムがそろったブロックが並べてある感じです。
同じブロックの中はリズムが一定だったり、定型化されたリズム変化なので、一個ずつの旗門を覚えることはあまり重要ではなく、リズムに乗ることが大事です。そしてリズムの切り替わる次のブロックでも、その新しいリズムに乗って滑ることが大事なので、どんなブロックがあり、その継ぎ目、構成がどうなっているのかにポイントを置くと、抽象化されて覚えることが減るので意外と頭に入りやすい気がしますし、セッターが何をさせたいのかが見えてくる気がします。

この原則に沿っていないことも時々あるのですが、それはまた別エントリーで書きます。


「滑っているイメージを作る」
これらの分析をしながら、スタートからインスペクションで降りてきたところまでを、滑っているイメトレをします。もちろん、そこまでに決めた対策も入れてです。カッコよくゴールできればバッチリです。



■まとめ
特に「ブロックごとに覚える」というのが、誰も教えてくれなかったけど、私が試行錯誤でたどり着いた結論です。
他にも色々細かい話はあるのですが、基本的に汎化して誰にでも共有できそうなレベルだとこんな感じです。

さらに、ストレート、ヘアピン、スルーゲートの攻め方をあらかじめ練習しておいて自動化(何の苦も無くするすると抜けられるように)しておくと、この「ブロックごとに覚える」方法がなじんでくると思います。

あとは、練習のときにインスペクションをして、1本目で滑るときにどれくらいインスペクション通りに滑ることが出来るのかをチェックするのが大事です。2本、3本と滑れば上手く滑れて当たり前なので、インスペクション能力を鍛える意味では1本目が大事です。

つっこみどころはたくさんあると思いますが、こんな感じでどうでしょう?
地形を覚えるのは難しいので、滑り慣れたコースはやっぱり楽です。本当は大会前にコースをフリーで滑って地形だけでも覚えておきたいところですが、現実にはなかなかその時間も取れず。結局全部インスペクションでやっつけています。

かいぞートレーニング終了

反省とか私の怪我とか書きましたが、怪我する前限定ですが内容の話もすこし。

今回は、という人をターゲットにしているので、まずは、フリースキー。

フリースキーでは、ポール慣れしてない人がはまりがちな失敗に陥らないように、その対策をします。
失敗のパターン1は、まっすぐポールに突っ込んで曲がりきれずに、ががががっとずらして入るパターンです。(失速して残念な感じになります)
失敗パターン2は、スキーを自分から回しすぎる滑りで、ラインをイメージ出来ないで、ががががっとずらして入るパターンです。(うち足を引っ掻けたりします)

どちらも足の負担が大きく、すぐに疲労で動けなくなります。

ということで、自分で回さなくてもスキーは回りますよ、と感じるためのレールターンの練習を。
本当はもっと止まりそうなぐらいの緩斜面でやればよかったのですが。ちょっとスピードが出すぎました。が、皆さん、いい感じでこなしていました。

レールターンの完成度がなかなかよかったので、谷回りから体を入れていく滑りも説明しました。
大袈裟にやったほうがわかるかな?というのを言い訳に、気持ちよく目一杯動いてみました。緩斜面ではかなり体得してるのと、私の欠点がばれないようにノンストックでやったので、いいお手本になれた気がします。

最後のはおまけでしたが、セットに入る前に何をしたいのかを伝えたつもりです。

これと、ライン取りの原則をあわせて説明すると、たいていきれいなラインを通ってくれます。

このお陰で、少々コースが掘れても、高くてきれいなラインになるので、危なくならないという効果もあります。

面白いのは、ネトロン立てて制約を増やしたのに、かえって動きにリズムが出る人が毎年いるんですよね。目印があって動きやすいのかもしれません。

セットはインターバル一定のオープンで20から30ターンぐらい。
結構ターン数が多かった気がします。

ビデオも併用し、自分の滑りと自分の感覚、回りの滑りと比較して何が違うのかが可視化され、動いた方がかっこいい、速い、安定するというのを体感してもらえたのがよかったかなと思います。

スラロームの基礎を考える マテリアル編 その5 (選手用スキーを使う?)

「基礎を考える」からいきなり脱線気味ですが、選手用のスラロームスキーとセカンドモデルのスラロームスキーの違いに触れてみながら、私達素人が選手用のスキーを使う時の留意事項を考えてみようと思います。

私が乗ったことがある少ないサンプルで話していることはご了承ください。最近だとATOMICとFischerぐらいしかわかりません。それと、選手用といってもお金をだせば誰でも買うことの出来る「市販の選手用」です。所詮素人のblogということをお忘れ無く。

見た目のレベルでもビンディングの取り付け位置やサイドカーブなどいろいろと違うのですが、それはショップなどで現物を見ていただくとして、滑ってみたときの違いを書きます。

滑ったときに大きく違うのは、エッジグリップの強さと、失敗時の挙動だと思います。
フレックスの傾向も大きく違うのですが、それは長くなるので別エントリーで。

■エッジグリップの強さ
ATOMICやFischerの選手用スキーのグリップはかなり強いので、ずらして滑るのは結構大変です。ずれを主体で使うなら、この手のスキーは扱いにくいです。
対策は、カービングをベースにした滑りを身につけることです。身も蓋もないねって感じですが、正しい使い方をすると言う意味でこれしか対策はないです。
でも、基本的な滑り方を丁寧に教えてくれるコーチを見つけさえすれば、そんなに難しいことではないと思います。シーズンの最初のころか、GWのレーシングキャンプに参加すると、基本的なテクニックのことを時間を割いてやっていることが多いので狙い目です。

■失敗時の挙動
失敗時の挙動ですが、これは主にテールの太さに起因してセカンドモデルと選手用で大きく違います。
選手用のスラロームスキーは、ターン後半の抜けをよくして谷側に落ちていくようにするためテール側のサイドカーブが緩く、幅も細いです。これと比較して、セカンドモデルのスラロームスキーやその同型であるデモ用小回りは、テール側も太く、後ろに乗ってしまったときにスキーが切り上がって身体が追いつけるように設計されています。
この違いを忘れて、ミスターンしたときに踵に乗って切り上げようとすると、選手用のスキーは前にすっぽ抜けてしまいます。このすっぽぬけは、膝を痛めるような大転倒につながるので、このリカバリ方法を変えることは意識する必要があります。
特に、スキーの向きと身体の向きが同じになってしまっている滑りとは非常に相性が悪いので、これからスラロームをやってみたいと思う人は滑り方を意識して組み立て直す必要があります。


考え方としてミスを救済すると言うより、上手く乗れたら速く安定して滑れるというスキーになっていると言えるのではないでしょうか。

到着 レーザー距離計測器 BOSCH GLM50

写真はテカって今一ですが、さすがはamazonもう商品が到着しました。
操作は簡単だし、計測は一瞬、ひとつ前の計測結果が表示できたり、これは使える予感がします。
マニュアルは日本語で、保証は一年だそうです。

idisplayを使ってSONY Tablet ZをWindowsの外部ディスプレイにする

「idisplayを使ってSONY Tablet ZをWindowsの外部ディスプレイにする」
Tabletを買うときに一番やりたかった使い方がコレです。

 

印刷せずとも資料を見比べられるのはいいですね。


使ったソフトは、iDisplayです。
どうやら親となるパソコンがWindowsでもMacでも行けるようです。
まだMacでは試していませんが。

接続はWiFiとUSBが選択できます。私は今のところUSBで接続しています。
マウスカーソルの追随も遅いし、動画再生なんかもできないようですが、資料を表示しながらパソコン側のディスプレイで作業をするのには充分です。

2014年3月1日土曜日

kindle アプリはあと一歩。文字列検索ができないのは何故?

Xepria Z1やTablet Zではkindleアプリを使っています。
全てのkindleでコンテンツが共有されるのはすごい便利です。
すごい便利なんですが、文書の文字列検索ができないのは何故なのか。
kindle white paperではできるのですが。
他にもkindle white paperではできてkindleアプリでは出来ないことがあります。

結局、adobe readerを入れているのですが、こっちはコンテンツ管理の機能が無いんですよね。一長一短です。

練習セットのインターバル

昔から同じことをやっているのですが、SLスキーを使って大回転的な動きをすることを好んでやっています。この延長で、基礎的なポールトレーニングとしても、SLスキーを使った中回転ぐらいのセットでの練習をすることにしています。

少し説明すると、SLスキーを使うのはスキーの挙動がわかりやすいからです。GSスキーは、スキーヤーの動作とリアクションにタイムラグがある部分が難しいのですが、SLスキーはサイドカーブがきついおかげで動作とリアクションのつながりがわかりやすいです。
中回転にするのは、SLセットでは忙しすぎますし、GSセットではスピードが出すぎてしまい、新しいことを確認することが難しくなってしまうからです。

ポールセットとしての制約は作るものの、難易度は下げて、ライン取りや動きをマスターしようという狙いです。これで慣れたら、本格的なSLセットに発展したり、スキーを履き替えてGSセットに発展させたりします。

セットには引っかけても踏んでも怪我をしにくいネトロンを使います。ブラシでもいいかもしれませんが、ネトロンは安くて軽いのと、入手しやすいのがいいです。

私の思いつきで始めたこの練習でしたが、ネトロンという目標があると、動きにリズムが出来るのか、ポール初心者やポール経験者でも基礎的な部分を見直すのに効果があります。

セットのコツは、いいラインでしっかり動くとフルカービングで滑れるけど、真っ直ぐ突っ込んだり、傾けているだけでは回りきれない、という振り幅にすることです。

とはいえ、今年も細かすぎるセットをしたことを反省し、次回の自分へのメモとして、インターバル情報を書いておこう。

9-11m 小さすぎて練習目的としては論外。(私は楽しかったけど。)
13m  ぎりぎりで小さい。
16m  これが小さめ。
20m  これはちょっと大きいかも。

結論としては、16-20mで調整という感じです。
少なくとも初日は普通のリズム一定のオープンで。
二日目は私の先輩WさんがたてたようなV字のだんだん広くなるセットとか、とにかく単純な規則でたてられたものがいいです。目的は基礎習得ですからね。

レーザー距離計測器 BOSCH GLM50

先ほども書いたとおり、ポールセットするときには距離を計測した方が間違いないです。

とはいえ、私が使っている計測器は、運動会でよく見るような古典的な巻き尺なので、セットで使うのはなかなか面倒です。
というのも、巻き尺は一人では使えず、二人一組で使う必要があります。この際、かなり息のあった人と組まないと効率的に移動しながらセットをすることができません。
「息の合った人」というと抽象的ですが、具体的には、
・完成形のセットのイメージを共有できていて、
・セットの作業をわかっていて、
・斜面を効率よく横滑りなどで移動出来る人、
ということになります。
この差によってセットをはる効率がかなり違うことが経験上確認されました。
とはいえ、そんな「息の合った人」が確保できたとしても、長い巻き尺をずるずる引きずりながら移動するのはなかなか大変です。

今時、どこのコーチもレーザー計測器を使っているのでうらやましく思っていました。
過去にも何度かアマゾンで調べたのですが、ゴルフ用にこのジャンルが確立されているらしく、たくさん種類はあるものの、1.5万円から3万円と結構な値段に腰が引けて踏ん切りがつきません。

ポールセットに使う程度なので30Mもはかれればいいので、ゴルフ用は実はオーバースペックだなぁと思いながら調べていると、なんと建築用の計測器が50m上限で8000円弱と安いじゃないですか。しかも、防塵、防水となるとスキー場での利用にも不安がありません。



ということで、BOSCHのGLM50を購入してみました。
すぐには使えませんが、消費税が上がる前に購入し、来年に向けていろんなものを計測して練習しておこう。

ちなみに、レーザー測定器を使っても一人ではまず計測できません。
なぜなら、ポールが細くてレーザがあたらないので。
なので、やっぱり二人一組で手のひらを出してもらうぐらいの協力は必要です。


かいぞートレーニング 反省

一番の反省点は私が怪我をしたことですが、まぁ、それは置いておき。

書かないと忘れてしまいそうな次回に活きる反省を。

1.巻き尺を使ってセットしよう
私が未熟な故の話なのですが、シーズンに二日ぐらいしかセットしないので、カンは当てになりません。感覚で張ると練習目的にそったセットではなく、私にとって気持ちいいセットになってしまいます。
毎日張っているダグも、一旗門目と二旗門目の間を計測したり、リズム変化をさせるところでは計測しているので、私が計測しない理由はありません。面倒くさがらずにやらないと。

ちなみに私の好みは、インターバルが狭くてしっかり振ってあるセットです。計ってみたら9mインターバルでした。私はイメージ通り気持ちよく滑れて楽しかったのですが、さすがにこれでは細かくて、「基礎を作る」練習になりませんでした。

2.コース整備のやり方を説明する
競技スキー初心者がたくさんいるので、コース整備の仕方を知りません。
どんなやり方で、どのあたりをコース整備するのか、を説明する必要がありました。
たとえば、
・ふわふわした雪をつぶすのではなくて、ラインの外にかき出す
・想定されるラインをイメージする(最初は原則を説明しないと無理ですね)
・失敗も想定して広くコース整備する(雪だまりを作ってはいけない場所もありますよね)
・心理的な圧迫感をなくすために整備する(これは私の感覚ですが、コースの荒れてると感じると、滑り自体が止めるすごきになりがちです。ターン前半のエリアは広くなめらかだとみんな攻めていって、つまりスキーを縦に使って、いいラインができあがります)
次回は最初に説明しておこう。

3.セット後にもう一度コース整備をやる
私がセットしているときにも参加者も横滑りでコース整備をしていたのですが、ラインがよくないんです。自分が滑っているときは、多少の荒れは今日の雪質なら仕方が無いかな?なんて思っていましたが、次に横滑りで降りてみたら、コースの荒れの原因は、雪質でななく、全然違うところをコース整備しているからでした。

セットしながらは説明できないし、ライン取りがあってないと練習効果も無いし、怪我のリスクも高まります。時間を気にしてたけど、やっぱり急がば回れ。
セット後に通しでコース整備をすることにしよう。
特に、雪がやわらかい時には。

この三つぐらいはまもらないとなぁ。



内出血が!

左足のふくらはぎの肉離れなのですが、内出血がでたのは足首の回り。
内出血になるとは聞いていたのですが、こんなところにでるとは。



ちなみに、足がむくんでいるのは、腫れないようにバンテージを強く巻いているためです。