2014年3月23日日曜日
CSCF World 20xxでみる昔の滑りと今の滑り。その4
北岡ヤスリ、発注してみました
それもいつものSWIXのファイルではなく、Ka'Tuneページで紹介されていた北岡ヤスリにしてみました。
ヤスリやブラシなんてSWIXやHOLMENKOLが作っているわけではないだろうから、専門メーカーから買った方がやすいことは間違いないんです。ただ、スキー用にちょうどいいのがどれかが探せないだけで。
ところが、ここは「スキー用ヤスリ」としてセレクトされているんですよね。ありがたいことに。
チューンナップ:波目ファイルは大活躍
切れ味と削りの量が多い分、失敗すると目も当てられませんが、作業効率がいいので主にサイドエッジの面を作るのに使います。
登場の機会は3パターンあり、2と3で使うので結構な頻度となります。
1.出荷時のサイドエッジを変更するとき
とこんな感じで、私がチューンをするときは波目ファイルが大活躍です。
2014年3月22日土曜日
来期に向けて物欲メモ2014
うーん。すまんが、優先度はこのぐらい?
肉離れからの競技復帰?
「安静2週間+リハビリ2週間の後に競技復帰」
となっています。そして、この週末で4週が経ちます。
安静していたか?と聞かれると、松葉杖は使っていましたが、電車通勤の中で足を踏ん張って痛い思いをしたりもしていました。
リハビリをしていたか?と聞かれると、こっちはほとんど何にもしていません。
歩いているだけです。まぁ、歩いている量はそこそこありますが。
感じとしては、ふくらはぎの中にまだ硬い部分が残っていて、そこに力が掛かると痛いです。
さて、これで本当に運動をしていいのだろうか?と思う物の、痛くない範囲では身体を動かさないとどんどん筋力が落ちそうで怖いです。
3/27に次回診察があるので、ここでよく聞いてみよう。
2014年3月21日金曜日
緩斜面でレールターン 切り替え部分の画像をピックアップ
内スキーアウトエッジのシュプールがほとんど見えませんね……。やっぱり外足95%くらいの感じなのでしょうか。
切り替え期、前ターンのシュプールの終点と次ターンのシュプールの始点がいっしょに見えるようなカットも見てみたいです。
切替でスキーは回して無くて、角付けの入れ替えだけをしています。
2014年3月19日水曜日
来期に向けて物欲メモ 2013 結果発表
2013/2014向けの物欲リスト
1.娘のスキー
買いました。150cmのジュニア用のスキーです。ロッカーです。
2.スペアゴーグル
買いました。昨シーズンモデルのBRIKOのSUPER RACEです。
以下、購入できず。
3.妻のウェア (うーん。すまん。)
4.アームプロテクタ (ほしかった)
5.シンガード (まぁね。贅沢だね)
6.ブーツ (予算無し!)
7.バイス (贅沢だね)
8.R>35のスキー (やっとR>27に乗れたレベルなので)
2つ達成です。
予定外にヤフオクで、R=19, 183cmのATOMIC RACE D2 GSを手に入れました。
2014年3月17日月曜日
スラロームの基礎を考える 上からのラインで滑る
「再来週にポール経験の浅い人を対象に、レーシングキャンプでもやらないようなごくごく基礎的な練習会をやる予定です。その練習メニューなんぞを考えながらシフリンの動画を見ていて思いついたことをメモしています。」
と書き始めて公開するのを忘れていたエントリ。せっかくなので公開しておきます。
シフリンの動画をみながら、
「お。やっぱりポールの上から入るんだな」
なんて思ったのですが、この「ポールの上から入る」というのが実はなかなかピンとこないというか、伝わらないアドバイスです。
「何に対して上なの?」って感じですよね。
もちろんこれは
「今滑ったラインより上から入って」
という意味なのですが、もう一つ意味があって
「ターンの開始も今のタイミングより上から始めて」
という意味が含まれています。これら二つを正しく認識して解決する必要があります。
このビデオはそれらがわかりやすいと思うのですが、いかがでしょうか?
わからーん!とコメントがついたら、図解します。
2014年3月16日日曜日
CSCF AIM2WIN U11すごくいいですね
2014年3月14日金曜日
スラロームの基礎を考える リズム変化の攻略法(ストレート編)
もう、順番とかめちゃくちゃですが、先日のインスペクションと同様、質問されて書いた物をアップしてしまいます。最後に目次を作ればまぁ、いいか。
今回はリズム変化の攻略法(ストレート編)です。
まず、リズム変化とは、という話から。
スキーもそこそこに習熟してくると、単調に滑っているだけでは上手い下手、速い遅いの差が出てきません。そこでポールセットにはリズム変化が加えられ、本当に上手い人とそうでもない人の差が如実に表れるような工夫(意地悪?)を織り込むことになっています。
「なっています」と書いたのは、これがルールにも記載されているからであり、逆に言うと僕らのレベルでもスラロームを楽しむためには避けては通れないのがリズム変化への対応なのです。
ストレートは、ヘアピン、スルーに並んで、スラロームセットに出てくる伝統的かつ代表的なリズム変化です。ストレートがたっているのは、たいてい、リズム一定のオープンテレグラムの後になります。
気持ちよく滑っていると、突然現れ、素早い動きに対応出来るかが試されるのです。
ストレートは、スラロームに慣れていない人からすると、ポールが縦に2本立っていたり、忙しいリズムが要求されたり、難関に感じますが、実は攻略するための「お作法」があり、これを知っていれば実はそれほど難しくはありません。今回はその「ストレート攻略のお作法」の説明をしたいと思います。
ストレートは、たいていは、3連で立っていて、右ターンで始まれば右ターンで出て行く、左ターンで始まれば左ターンで出て行く形になっています。
と、この調子でコツを文章で書こうと思ったのですが、早々に挫折しました。
かわりに、最近覚えたMacのiMovieを使って動画を作って見ました。
滑っているのは10年前の私です。
最初はCSCFから抜き取ろうかと思ったのですが、洗練されすぎててわかりにくいので、ほどほどにぎこちない素材を持ってきました。
本音としては、草レースレベルとしてはそこそこ上手に滑ってると思っているんですけど...スローにすると色々見えて困ります。
2014年3月12日水曜日
2014年3月7日金曜日
スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方 トリック編
「ブロックごとに覚える」
「スラロームのセットはたいてい同じリズムが続くブロック、もしくはリズム変化のブロックの組み合わせで構成されています。」(中略)「この原則に沿っていないことも時々あるのですが、それはまた別エントリーで書きます。」
ところが、なんの目印も無いのに、リズム変化があるときがあります。
普通のオープンの中に紛れて、ぴょこんと振ったポールが立っていたり、インターバルが長いポールや短いポールがあったりします。これを考え無しに突っ込んでくると入りきれなくて大きくずらしてしまったり、途中でターンが終わって失速したり、コースアウトはしなかったとしても、猛烈にタイムを失うことになります。
ちなみに、こういうのをトリックというのかどうかは知らないのですが、私が勝手にそう呼んでいます。他で使うと恥ずかしいかもしれなのでそこはご注意を。
特に、斜面が硬いときは、振幅のきついトリックが入ることがあります。柔らかい雪のようにコースが掘れて荒れてしまうことを心配しなくていいからです。
ちなみに、練習のセットを張るときは、こういうトリックの逆をたててしまいます。
トリックでいじめるような高度な練習をしてないので、あそこの急斜面の出口で失敗してるだろうから、それでも入れるようにインターバルを1mぐらい調整しておこう、とかですね。
スラロームのインスペクションは、セッターの意図をコースから読み取る頭脳ゲームなんです。そう思うと覚えやすいのかもしれません。
2014年3月4日火曜日
どんなセットだとスラロームは面白いのか
と書きました。これは異論の無いところだと思います。
この原則を無視すると、コースも荒れるし、結果も荒れるので普通はしないのです。
ところが、ソチのスラロームの2本目はこの原則を無視したすごいものでした。
毎ターンリズムが違うとか、リズム変化を続けて入れるとか、気持ちよく入らせないとか。
参加する側からすると、ゴールは出来るけど上手い人とのタイム差はつく、というコースになっていると比較が出来て面白いんですよね。私達のレベルも含めやっぱりゴールはさせてもらった方が楽しいですし。
記憶をたどると、昔のオリンピックでは、ゴールさせるためにワールドカップより若干簡単なセットが立つ傾向があったと記憶しています。
とはいえ、私はアンテ・コステリッチのセットを批判する気は無いです。あれもスラロームですよ。
どんなセットでも上手いヤツが速いのですから。結果はそうなっていましたし。
毎回あんなんだとさすがにびっくりしますが、
「こういうセットがあってもいいじゃない?だって最高峰なんですから。」
と滑る人の気持ちを忘れて観戦する気持ちで思ったりします。
私がスキージャーナルを食い入るように読んでいた頃に編集長だった田草川さんのサイトにも記事がありますね。
2014年3月3日月曜日
GoPro 高解像度版もアップしました(レールターン)
そうか、FullHDにはならないんですね。でも、HDを選ぶと細かい動きも見えます。
この動画、レールターンをしてる様子がよく見えて気に入っています。
最初の身体を一本の軸にしながらエッジを切り替えて滑っているところと、
途中から谷側に身体を入れて深回りでぐいぐい回しているところが、
しっかり写っていて見えるのが楽しいです。
タイトルはGoProをみてChaserにしたけど、私目線だとRunawayだったな。
スラロームの基礎を考える マテリアル編 その7 (選手用スキーを使う?)
スラロームの基礎を考える マテリアル編 その6 (選手用スキーを使う?)
2014年3月2日日曜日
スラロームの基礎を考える ポールセットの覚え方
の一環として、スラロームを意識したポールセットの覚え方を考えてみます。
(2014/03/04加筆修正)
(2014/03/06加筆修正)
■はじめに
先日、かいぞートレーニングに参加してもらった方の素朴な疑問として、
「ポールセットが複雑で覚えられない。どうやって覚えるの?」
という話をいただきました。
もっと、フリースキーやポールの通り方なんかを話してから書きたかったネタではありますが、えいっと書いてしまいます。
たしかになんの工夫もなくこれを覚えるのはなかなか難しいなぁと思い、試行錯誤でたどり着いた私の覚え方です。
まず、私の中のスキーの神様である「海和俊宏」さんの著書、「海和俊宏のスラロームテクニック」に書かれていたことがベースにあります。この本では、踏み上げインスペクションの時代(昔はゴールから登ってインスペクションをしたんです)のコツとして、1旗門登るごとにゴールまでの滑走ラインを繰り返しイメージし、60旗門なら60回頭の中で滑ったというやり方が紹介されていました。今はワールドカップでも上からのインスペクションですが、頭の中で繰り返すという基本は変わらないのでしょうね。
ただ、これだけだと漠然としているのでもう少し何を考えているのか、最近(といっても20年ぐらいはたつ)の私の覚え方をメモしてみます。
■私のスラロームでのインスペクションのやり方
私がインスペクションで意識しているのは、
「まず地形を覚える」「ブロックごとに覚える」「滑っているイメージを作る」
の3つです。
「まず地形を覚える」
急斜面、緩斜面などの斜面変化がどこにあり、どの部分はライン取り重視で安全にいき、どの部分は真っ直ぐ目に入るのか、そのつなぎ目では何をするのか、といったことを決めます。
あとは、セットのラインを考えて、スキーを切り替えるところで斜面が落ちていたり、ターン後半から斜度が増しているような、無視して滑ると身体が浮いたり、つぶされたり、後傾になってしまうところをあらかじめ探しておき、滑るときの対策を滑る前に具体的に決めてしまいます。「ここは気をつけよう」では、気をつけることは出来ても対策を繰り出す前に通り過ぎてしまいます。そしてたいてい失敗します。
「ブロックごとに覚える」
スラロームのセットはたいてい同じリズムが続くブロック、もしくはリズム変化のブロックの組み合わせで構成されています。ショートカービングのスラロームになってから、よりこの傾向が鮮明だと思っています。
たとえば、
- スタートしてから最初の6旗門は同じリズムのオープンが立っている。
- スルーゲートがある。
- 次の8旗門はオープンだけど、さっきより縦長に立っている。
- ストレートが立っている。
- 次の10旗門はオープンでリズム一定だけど、途中に斜面変化ありで急斜面へ。
- ヘアピンが立っている。
- オープンで4旗門
同じブロックの中はリズムが一定だったり、定型化されたリズム変化なので、一個ずつの旗門を覚えることはあまり重要ではなく、リズムに乗ることが大事です。そしてリズムの切り替わる次のブロックでも、その新しいリズムに乗って滑ることが大事なので、どんなブロックがあり、その継ぎ目、構成がどうなっているのかにポイントを置くと、抽象化されて覚えることが減るので意外と頭に入りやすい気がしますし、セッターが何をさせたいのかが見えてくる気がします。
この原則に沿っていないことも時々あるのですが、それはまた別エントリーで書きます。
「滑っているイメージを作る」
これらの分析をしながら、スタートからインスペクションで降りてきたところまでを、滑っているイメトレをします。もちろん、そこまでに決めた対策も入れてです。カッコよくゴールできればバッチリです。
■まとめ
特に「ブロックごとに覚える」というのが、誰も教えてくれなかったけど、私が試行錯誤でたどり着いた結論です。
他にも色々細かい話はあるのですが、基本的に汎化して誰にでも共有できそうなレベルだとこんな感じです。
さらに、ストレート、ヘアピン、スルーゲートの攻め方をあらかじめ練習しておいて自動化(何の苦も無くするすると抜けられるように)しておくと、この「ブロックごとに覚える」方法がなじんでくると思います。
あとは、練習のときにインスペクションをして、1本目で滑るときにどれくらいインスペクション通りに滑ることが出来るのかをチェックするのが大事です。2本、3本と滑れば上手く滑れて当たり前なので、インスペクション能力を鍛える意味では1本目が大事です。
つっこみどころはたくさんあると思いますが、こんな感じでどうでしょう?
地形を覚えるのは難しいので、滑り慣れたコースはやっぱり楽です。本当は大会前にコースをフリーで滑って地形だけでも覚えておきたいところですが、現実にはなかなかその時間も取れず。結局全部インスペクションでやっつけています。
かいぞートレーニング終了
反省とか私の怪我とか書きましたが、怪我する前限定ですが内容の話もすこし。
今回は、という人をターゲットにしているので、まずは、フリースキー。
フリースキーでは、ポール慣れしてない人がはまりがちな失敗に陥らないように、その対策をします。
失敗のパターン1は、まっすぐポールに突っ込んで曲がりきれずに、ががががっとずらして入るパターンです。(失速して残念な感じになります)
失敗パターン2は、スキーを自分から回しすぎる滑りで、ラインをイメージ出来ないで、ががががっとずらして入るパターンです。(うち足を引っ掻けたりします)
どちらも足の負担が大きく、すぐに疲労で動けなくなります。
ということで、自分で回さなくてもスキーは回りますよ、と感じるためのレールターンの練習を。
本当はもっと止まりそうなぐらいの緩斜面でやればよかったのですが。ちょっとスピードが出すぎました。が、皆さん、いい感じでこなしていました。
レールターンの完成度がなかなかよかったので、谷回りから体を入れていく滑りも説明しました。
大袈裟にやったほうがわかるかな?というのを言い訳に、気持ちよく目一杯動いてみました。緩斜面ではかなり体得してるのと、私の欠点がばれないようにノンストックでやったので、いいお手本になれた気がします。
最後のはおまけでしたが、セットに入る前に何をしたいのかを伝えたつもりです。
これと、ライン取りの原則をあわせて説明すると、たいていきれいなラインを通ってくれます。
このお陰で、少々コースが掘れても、高くてきれいなラインになるので、危なくならないという効果もあります。
面白いのは、ネトロン立てて制約を増やしたのに、かえって動きにリズムが出る人が毎年いるんですよね。目印があって動きやすいのかもしれません。
セットはインターバル一定のオープンで20から30ターンぐらい。
結構ターン数が多かった気がします。
ビデオも併用し、自分の滑りと自分の感覚、回りの滑りと比較して何が違うのかが可視化され、動いた方がかっこいい、速い、安定するというのを体感してもらえたのがよかったかなと思います。
スラロームの基礎を考える マテリアル編 その5 (選手用スキーを使う?)
私が乗ったことがある少ないサンプルで話していることはご了承ください。最近だとATOMICとFischerぐらいしかわかりません。それと、選手用といってもお金をだせば誰でも買うことの出来る「市販の選手用」です。所詮素人のblogということをお忘れ無く。
見た目のレベルでもビンディングの取り付け位置やサイドカーブなどいろいろと違うのですが、それはショップなどで現物を見ていただくとして、滑ってみたときの違いを書きます。
フレックスの傾向も大きく違うのですが、それは長くなるので別エントリーで。
ATOMICやFischerの選手用スキーのグリップはかなり強いので、ずらして滑るのは結構大変です。ずれを主体で使うなら、この手のスキーは扱いにくいです。
対策は、カービングをベースにした滑りを身につけることです。身も蓋もないねって感じですが、正しい使い方をすると言う意味でこれしか対策はないです。
でも、基本的な滑り方を丁寧に教えてくれるコーチを見つけさえすれば、そんなに難しいことではないと思います。シーズンの最初のころか、GWのレーシングキャンプに参加すると、基本的なテクニックのことを時間を割いてやっていることが多いので狙い目です。
■失敗時の挙動
この違いを忘れて、ミスターンしたときに踵に乗って切り上げようとすると、選手用のスキーは前にすっぽ抜けてしまいます。このすっぽぬけは、膝を痛めるような大転倒につながるので、このリカバリ方法を変えることは意識する必要があります。
特に、スキーの向きと身体の向きが同じになってしまっている滑りとは非常に相性が悪いので、これからスラロームをやってみたいと思う人は滑り方を意識して組み立て直す必要があります。
idisplayを使ってSONY Tablet ZをWindowsの外部ディスプレイにする
Tabletを買うときに一番やりたかった使い方がコレです。
使ったソフトは、iDisplayです。
どうやら親となるパソコンがWindowsでもMacでも行けるようです。
2014年3月1日土曜日
kindle アプリはあと一歩。文字列検索ができないのは何故?
全てのkindleでコンテンツが共有されるのはすごい便利です。
すごい便利なんですが、文書の文字列検索ができないのは何故なのか。
kindle white paperではできるのですが。
他にもkindle white paperではできてkindleアプリでは出来ないことがあります。
結局、adobe readerを入れているのですが、こっちはコンテンツ管理の機能が無いんですよね。一長一短です。
練習セットのインターバル
少し説明すると、SLスキーを使うのはスキーの挙動がわかりやすいからです。GSスキーは、スキーヤーの動作とリアクションにタイムラグがある部分が難しいのですが、SLスキーはサイドカーブがきついおかげで動作とリアクションのつながりがわかりやすいです。
中回転にするのは、SLセットでは忙しすぎますし、GSセットではスピードが出すぎてしまい、新しいことを確認することが難しくなってしまうからです。
ポールセットとしての制約は作るものの、難易度は下げて、ライン取りや動きをマスターしようという狙いです。これで慣れたら、本格的なSLセットに発展したり、スキーを履き替えてGSセットに発展させたりします。
セットには引っかけても踏んでも怪我をしにくいネトロンを使います。ブラシでもいいかもしれませんが、ネトロンは安くて軽いのと、入手しやすいのがいいです。
私の思いつきで始めたこの練習でしたが、ネトロンという目標があると、動きにリズムが出来るのか、ポール初心者やポール経験者でも基礎的な部分を見直すのに効果があります。
セットのコツは、いいラインでしっかり動くとフルカービングで滑れるけど、真っ直ぐ突っ込んだり、傾けているだけでは回りきれない、という振り幅にすることです。
とはいえ、今年も細かすぎるセットをしたことを反省し、次回の自分へのメモとして、インターバル情報を書いておこう。
9-11m 小さすぎて練習目的としては論外。(私は楽しかったけど。)
13m ぎりぎりで小さい。
16m これが小さめ。
20m これはちょっと大きいかも。
結論としては、16-20mで調整という感じです。
少なくとも初日は普通のリズム一定のオープンで。
二日目は私の先輩WさんがたてたようなV字のだんだん広くなるセットとか、とにかく単純な規則でたてられたものがいいです。目的は基礎習得ですからね。
レーザー距離計測器 BOSCH GLM50
とはいえ、私が使っている計測器は、運動会でよく見るような古典的な巻き尺なので、セットで使うのはなかなか面倒です。
というのも、巻き尺は一人では使えず、二人一組で使う必要があります。この際、かなり息のあった人と組まないと効率的に移動しながらセットをすることができません。
「息の合った人」というと抽象的ですが、具体的には、
・完成形のセットのイメージを共有できていて、
・セットの作業をわかっていて、
・斜面を効率よく横滑りなどで移動出来る人、
ということになります。
この差によってセットをはる効率がかなり違うことが経験上確認されました。
とはいえ、そんな「息の合った人」が確保できたとしても、長い巻き尺をずるずる引きずりながら移動するのはなかなか大変です。
今時、どこのコーチもレーザー計測器を使っているのでうらやましく思っていました。
過去にも何度かアマゾンで調べたのですが、ゴルフ用にこのジャンルが確立されているらしく、たくさん種類はあるものの、1.5万円から3万円と結構な値段に腰が引けて踏ん切りがつきません。
ポールセットに使う程度なので30Mもはかれればいいので、ゴルフ用は実はオーバースペックだなぁと思いながら調べていると、なんと建築用の計測器が50m上限で8000円弱と安いじゃないですか。しかも、防塵、防水となるとスキー場での利用にも不安がありません。
ということで、BOSCHのGLM50を購入してみました。
すぐには使えませんが、消費税が上がる前に購入し、来年に向けていろんなものを計測して練習しておこう。
ちなみに、レーザー測定器を使っても一人ではまず計測できません。
なぜなら、ポールが細くてレーザがあたらないので。
なので、やっぱり二人一組で手のひらを出してもらうぐらいの協力は必要です。
かいぞートレーニング 反省
書かないと忘れてしまいそうな次回に活きる反省を。
1.巻き尺を使ってセットしよう
私が未熟な故の話なのですが、シーズンに二日ぐらいしかセットしないので、カンは当てになりません。感覚で張ると練習目的にそったセットではなく、私にとって気持ちいいセットになってしまいます。
毎日張っているダグも、一旗門目と二旗門目の間を計測したり、リズム変化をさせるところでは計測しているので、私が計測しない理由はありません。面倒くさがらずにやらないと。
2.コース整備のやり方を説明する
競技スキー初心者がたくさんいるので、コース整備の仕方を知りません。
どんなやり方で、どのあたりをコース整備するのか、を説明する必要がありました。
たとえば、
・ふわふわした雪をつぶすのではなくて、ラインの外にかき出す
・想定されるラインをイメージする(最初は原則を説明しないと無理ですね)
・失敗も想定して広くコース整備する(雪だまりを作ってはいけない場所もありますよね)
・心理的な圧迫感をなくすために整備する(これは私の感覚ですが、コースの荒れてると感じると、滑り自体が止めるすごきになりがちです。ターン前半のエリアは広くなめらかだとみんな攻めていって、つまりスキーを縦に使って、いいラインができあがります)
次回は最初に説明しておこう。
3.セット後にもう一度コース整備をやる
私がセットしているときにも参加者も横滑りでコース整備をしていたのですが、ラインがよくないんです。自分が滑っているときは、多少の荒れは今日の雪質なら仕方が無いかな?なんて思っていましたが、次に横滑りで降りてみたら、コースの荒れの原因は、雪質でななく、全然違うところをコース整備しているからでした。
セットしながらは説明できないし、ライン取りがあってないと練習効果も無いし、怪我のリスクも高まります。時間を気にしてたけど、やっぱり急がば回れ。
セット後に通しでコース整備をすることにしよう。
特に、雪がやわらかい時には。
この三つぐらいはまもらないとなぁ。