よく言われている話ではありますが、これを書き忘れるとまずいという話を最後に付け加えます。
「利用者の想定を絞る代わりにとんがった性能を持たせているわけです。」
とも書いた通り、選手用のスキーは割り切った設計になっています。
その端的な例が耐久性です。
セカンドモデルやデモ系のスキーは、補強を目的にトップシートの下にメタルが入っています。コレのおかげでエッジがぶつかってもスキー板が壊れたりしないし、こぶに入っても曲がらずに耐えたりしています。
選手用のスキーは、この補強を目的としたメタルが入っていません。これを入れるとフレックスが損なわれてしまうので、壊れにくさよりも、限定的な条件での性能が優先されているわけです。なので乱暴に扱ったり、なんかの弾みで大転倒したりすると、あっさり曲がったりします。
ということで、これだけは覚悟の上で使わねばなりません。というお話です。
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