2015年10月31日土曜日

初滑りしてきます

例年通り、明日、狭山スキー場で初滑りをしてきます。
こんなウェアでうろうろしています。

これは昔の狭山での滑り

あ、スノーヴァがカウントされていないな。

2015年10月30日金曜日

RedSterのカーボンスパインってどうなの?

今回は実際に滑ってからの実感と比較するために、滑る前のの不安や考えをメモしておくという試みなので、オチはありません。それは滑った後に書く予定です。

2012年1月30日に書いた最初にRedSterを見たときの感想でも、カーボンを混ぜてあるシェルにネガティブなイメージを持っていましたが、実際にブーツを購入した今もそのイメージは変わりません。


カーボンスパインですって。

過去の歴史を見渡しても複数素材を結合しているブーツが生き残ったケースはないですし、ワールドカップ選手も特に高速系ではRacetechな一枚素材なアッパーカフを使っているのでなかなか信用できません。まぁ、滑り手がワールドカップクラスじゃないので、何を偉そうに、って話ではあるのですが。

カタログには誇らしげに書いてありますが、実際のところどうなんでしょう。

私としては、大好きなSLではいい効果があるのかなという期待もあったり、苦手なGSで感覚が悪くなったらどうしよう?という不安もあったりします。

今のところ具体的な想像は全くできていません。
というのも、私の今までの滑走感覚では、ブーツの中で前にも横にも後ろにも寄りかかっていませんし、ブーツの背面を感じるようなことも一切なかったからです。
スキーブーツR&Dの山本さんによると、私がブーツの背面に対する感覚をあまり持っていないのは、ブーツの前傾角があっていないために起きていた事象なんだそうです。

今回は前傾角を適正化したので、カーボンスパインの感覚もわかるかもしれません。
ただ、Racetechの感覚がわからないので比較はできないのでしょうけど。

うーむ。またハイブリッド的にRacetechのアッパーカフをくっつけてみようかと思っていたけど、今回はアッパーカフまで加工されちゃったので比較にならないと思うし。

これはライヒの足元

これは逆の組み合わせ


滑ってみた結果が待ち遠しいです。

2015年10月26日月曜日

ATOMIC 選手用スキーの数字の意味

選手用スキーにプリントされている謎の数字。今日はこの話のメモになります。


2011モデルのSL。

2011モデルのGS。


この数字が、
「フレックスを表している」
「二つの数字はトップ側とテール側を示している」
ということろまでは知っていたのですが、例えば

「どんなバリエーションがあるのか」
とか、
「数字が大きいほうが硬いのか柔らかいのか」
とかを私は知りませんでした。

ところが、最近お友達になったkrossoさんから、いろいろ教わることができました。
なんでこんなことを知っているのかと不思議に思いましたが、krossoさんが海外からスキーを個人輸入した際に仕入れた情報なんだそうです。

まとめると以下の通り。

数字が大きいほうが柔らかい。
販売しているバリエーションは、ハード、ミディアム、ハードの3種類。
ATOMICのSLの数字の組み合わせは以下の3つ。

ハード36/26
ミディアム37/27
ソフト38/28

すごいです。これくらいまとまった情報を見るの初めてです。感心しきりです。

と、こ、ろ、が!

私が試乗したスキーだと34/26で、ハードに近い数字とはいえ、これまた違う組み合わせでした。



春に試乗したスキー。手書き風な文字で34/26

この差異が、海外販売のものと国内販売用の差異なのか、それとも仕様確定前のスキーがでてきたからなのか。謎は深まるばかり。


よくカンダハーでも、
「試乗したスキーと販売されるスキーは別物です。試乗用は今あるスキー。販売用はこれから仕様を最終確定して製造するスキー。同じではないですよ。」
なんて説明をしてもらっていましたので、これも別バリエーションなのかもしれません。

やっぱり選手はいろんな組み合わせでテストしているんでしょうねぇ。
耐久性がちょっと心配ですが、ソフトなんて乗るとどんな感触なんだろうか?
と思わずにいられません。


以下、私のスキーの写真です。
今年の市販の選手用スキーはフレックス表示の数字はなしです。

でも、選手に配る予定のスキーが余って店頭に流れ込んだりすることもあるので、そうなるとまた数字ありが流通するかもしれません。

あんまり落ちもありませんが、こんな情報があったということで。





残念ながら数字の入っていない私のスキー

2015年10月13日火曜日

STIとRedSter(改)の比較

冬が待ち遠しく、早く滑りたいです。
ただ、狭山スキー場のオープンぐらいまでは私に選択肢はないのでひたすら我慢。
オフトレをして、仕事が溜まらないように日々過ごすぐらいが最大の準備です。

とはいえ、休日に天気が悪いと外出が億劫になるので、部屋でグダグダしています。
ということで、ブーツの前傾角比較のメモでも作ってみるかと思って書きました。
前傾角の測りかたは適当なので誤差も大きいですが、そこは雰囲気で。

今回作ったRedSter。15度ぐらい。

公式サイトから拾ってきた画像。反転してます。18度ぐらい。

目一杯起こした状態のSTI。16度ぐらい。
隙間のないセッティングにした写真はないのですが、そうすると18度ぐらい。

ノーマルと自分のブーツを重ねてみた。2〜3度ぐらい?の微妙な差分。

ただ、実際に履くとこの微妙な差でかなり感覚が違ってきます。
ということで、皆川選手のこの比較を真似しました。



家族が外出中にこそこそと三脚を用意して撮影しているのですが、そこは想像しないでください。また、掲載不可能なぐらいのスタイル悪さですが、恥を忍んで載せているということでお見逃しを。この流れで写真なしでは話にならないので。

ちなみにSTIは例の図2の状態にしてあるのでもう少し高いポジションも可能なのですが、力がかかるポジションを探すとこんな風になってしまいます。
今回作ったRedSterはこのポジションでびっくりするほど安定しています。

今までとは全く違う前後バランス。
写真は反転しています。

これで積年の悩みが解消してくれないかなぁと期待していますが、かなり前後ポジションが違うので自分の滑りの組み立て直しができるのか、ちょっと不安です。




2015年10月12日月曜日

前後ポジションの悩みと足首の前傾角

スキーでターンをする時に、足首を上から潰すような滑りではなく、足首を伸ばしスキーを内側から押すような滑りをしたいとずっと思ってはいるのですが、しかし、これがなかなか思うようにできないんです。
2シーズン前の滑りですが、ちょうどいい動画があったので編集してみました。

編集の小技は動画編集ソフトの使い方を覚えてきて試したくなっただけです。

緩斜面なのに失速しないで深く回っているし、スキーも滑っていて、道具の性能を活かせているかなりイメージ通りの滑りです。

ただ、できればもう少し膝を伸ばして滑りたいところなのですが、自分としては、これ以上膝を伸ばすと重心がスキーの真ん中から前にずれてしまい、スキーが滑らなくなるというか、バランスを崩してしまう気がしてどうにもなりません。足を伸ばした理想のフォームと、実際にスキーからのリアクションで選択しているフォームが一致しないのです。

いろいろ試してみたのですが、どうにもこの疑問は解決できませんでした。
例えば、ベンディング風に、切り替えで縮むことも試したのですが、それでも足を伸ばす時にしっくりくるポジションになりません。まぁ、私は外スキーの反発具合で切り替え方を変えているだけなので、切り替え方法によってターンマックスの足の感触は変わらないのは最初から予想の範疇でしたが。
そのほか、もしかするとターン前半であれば前に体がずれても平気なのか?とか思って試してみるも、恐ろしいだけでいい感触がつかめません。

というわけでモヤモヤしたまま滑っていたのです。

ところが、今回ブーツを作る時に、スキーブーツR&Dの山本さんから、ブーツの前後バランスの問題が顕著にでている話だと指摘を受けて非常に納得したのでありました。
が、その説明は長くなるので別のエントリに書きます。

2015年10月11日日曜日

snova は2時間で十分

snovaではビデオ回しっぱなしにしていたので、せっかくなので編集してみました。
ビデオに写っていたのは16本。カメラに映らないところで3本滑っているので、当日は合計19本です。
が、無駄なところを切ってもあまりにも単調なので見てられませんね....

もう一度行きたくなった時の自分に向けたメモということで。



2015年10月10日土曜日

Tina Weiratherの滑り

KNJさんとネタが被りましたが、facebookで見つけたYoutubeの動画です。

Tina Weiratherは、WikipediaによるとDH1勝、SG2勝、GS1勝しているリヒテンシュタインの女子選手です。高速系の選手なのですが、この動画ではSLスキーを履いてフリースキーをしています。すごく綺麗な動きです。

あ、意外とかわいいかも。

私は動きな大きな深回りの滑りが好きで、自分でも普段なんとなく滑ると深回りになってしまいます。そんな私には、この動画はカメラアングルもよくてすごく参考になります。これで高速系の選手なのか。

Super fun with Tina Weirather !

見所は、外足にしっかり乗る、とか、上半身が真ん中にあって安定している、とかいろいろありますが、私がパッと目につくのは、
「ターン前半からの大きな動き」
「切り替えでの体を次のターンの内側に落としていく重心の入れ替え」
あたりですね。
ちょっと疑問なのは、上半身がおきすぎかな?というところ。よくわからないので、自分で滑りながらどういう感覚かは確認していこう。

蛇足ですが、目につくところというのは一番大事な基本というより、今自分自身にとっての課題だったり、一番興味のあるところということです。なのでここに着目することがすべての人にとって正解というわけではありません。

パーツとしては、二つ。
ターン前半で、お尻が雪面に着くぐらい傾けているこのへん。
傾けるのには時間がかかるので、切り替えたらすぐに傾き始めないとこのタイミングでこのフォームにはなりません。いつも書いていますが、単純化するとターン前半が傾けるフェーズ、ターン後半は傾きを戻すフェーズなので、これをビビらずやると。

それと、もう一つはターン後半の出口でのこのへん。
スキーのたわみを維持してターンの力を蓄え、ラインをキープしながら次のターンに備えるためには、このフォームが必要です。
このフォームから読み取るべきは、下半身は今現在のターンを仕上げるために角づけをキープしつつ、上半身はもう次の谷回りに向けて谷側に傾き始めているところです。つまり、上半身と下半身が別の仕事をしている、CSCFでよく出てくるキーワード、上半身と下半身のSeparationの動きです。
日本語だと外向傾かな。いまのところ私の理解では、外向 傾とはターンの出口でのこの動きを指しています。ただ、日本で外向傾というといろんな解釈があってなかなか意図通りに伝わらないので、この言葉は使わないようにしています。

この動きを丁寧に自分の滑りに組み込んでいきたいところです。これができないと、ターンとターンのつなぎ目が間延びしてポールの中でラインはキープできないし、フリースキーを見てても横に移動している時間ばかりが目立ってカッコ悪いです。


そのほか、ワタクシ的には、切り替え直後、ターンの前半で少しスキーをスイングしている部分を取り入れたいと思っています。
ただ、欲張ってシーズン初めからこれに手をつけるとズレズレのダメな滑りが染み付いてしまうので、まずは切り替えでスキーを振らない、動かさないで重心を入れ替えていく丁寧な滑りを緩斜面でたくさんして、その動きを思い出すところからしていきたいところです。


ついでに発見したスローバージョン。

ひさびさにブーツネタじゃないお話でした。



2015年10月7日水曜日

足首の前傾角はロアシェルが決めている(その2)(写真追加&修正しました)

足首の前傾角はロアシェルが決めているという話を書いてみたのですが、読み返してみると図もなくて自分で読んでもわかりにくいですね。ある程度わかりやすくしておかないと、自分で読み返してもわからないので手を入れてみました。

まず、アッパーカフとロアシェルの関係は、通常、図1のようになっています。
図1


遊びなし(図1の状態)
ロアシェルとアッパーカフが密着して遊びがない。





これに加えて、Racetechでは、アキレス腱部分のビスと金具の使い方でもう一つポジションがつくれました。それがロアシェルとアッパーカフに遊びのあるポジションです。
それが私が使っていたSTIの前傾角の状態である図2です。

図2のようにするためには、アキレスけんの部分の金具の固定方法調整して、こんな風に使うことになります。


図2




遊びあり(図2の状態)
ロアシェルとアッパーカフに隙間があり、遊びがある。

RedSterの前傾角で大騒ぎしていたのは、結局Racetechで選択できた図1と図2の状態が、下の写真の赤い丸で囲んパーツが変更になった時に図1のポジションしか選択できなくなったためでした。



もちろん、力の伝達、エネルギーの伝達の効率を考えれば、図1の状態が基本だと思います。
しかし、それよりもポジションが自分の適正ポジションに近い図2の方が私にとっては重要で、
ATOMIC Race Techのアキレス腱のパーツ
ATOMIC Race Techのアキレス腱のパーツ その2
に書いた通り、STIを図1の状態で使ったらどうにもスキーにならなかったということです。

そのうえで、「足首を伸ばしに行っている時はシェルが後ろ側にたわんでいたのだと思います。」というのは、図2で、ロアシェルがたわんでアッパーカフとの隙間を塞ぐように後ろにのびて、高いポジションを取ることを許していたのだということを指しています。
と同時に、経年劣化でシェルが硬くなったので、ロアシェルの立ち上がり以上に足首が伸ばせなくなったという状況を推測したものです。

ちなみに今回新しいブーツでは、図1のようにアッパーカフとロアシェルが隙間なく連結された状態で、足首の前傾角が起こしていある状態になっています。なので、エネルギー伝達効率もよく、かつ適正ポジションになるように作り込んであるので、道具としてはかならずいい結果がでるはずなんですよねぇ。

あぁ。本当に足りないのは本人の技術だけになってしまいました。

2015年10月5日月曜日

今回もなのか

 細身のSTIをつかっている時代に書いた「スキー用ソックス」というエントリにもあるのですが、私が使っているスキー用のソックスは以下の2種類です。

上の方は、薄いMICOのX-RACE Extra-Light 1640 で極薄でペラペラです。
下の方は、高機能スキーソックスの走りだったUltra Carving Lightです。MICOよりも機能が盛り付けてあり、MICOと比較すれば厚みのあるソックスです。

さて、今回ブーツを作るときに行った計測ではMICOのソックスを使ったわけですが、STIよりRedsterのボリュームがあることから、Ultra Carving Lightを使ったらちょうどいいボリュームになるかな?と試しに履いてみました。

履いた当初は圧迫感が気持ちいいのですが、少しすると痺れてきてしまいます。MICOではまったくこんなことはないのに。
また山本さんはこのソックスの厚さのレベルで合わせに来ているのか、この工作精度はいったいどうなっているんだろうと驚愕してしまうわけであります。

本人は
「金型を作ることを想像すれば、1㎜以下の精度で合わせるのは当然ですよね」
とさらっと言ってはいましたが。
わかっていても驚きます。

とりあえず、足が痩せるまではMICOだな。