例によってというかこのblogは昔から同じですが、私があーだこーだと考えてきたことを後から私が振り返るために書いているので、「何を今更」(ならまだしか)、「何を言ってんだか」(的外れで恥ずかしい)とかという話もあるのですが、そういうものだと思って読んで下さい。
ということで、今回は、こんなフォームはどやったら取れるんだろう?というの考えてみた話
この画像は拾いものです
前置き的なお話
私は大昔のスキーブームの頃からのスキーヤーなので、
・遠くを見ろ
・手は前に
・脛は前に入れろ
・拇指荷重だ
とまことしやかに教えられてきました。
最初の二つはともかく、最後の二つは今となっては?という感じですし、当時の滑りをYoutbueでみても間違っていると思うのです。
それでも、これが呪いのようにと言うか呪縛のようにというか、先入観というか、とにかく頭にこびりついているので、腰を落とすようなポジションを取ることが想像出来ませんでした。
でも、ワールドカップレーサーだって腰掛けるみたいなポジションとるし、「高い姿勢から足を伸ばして荷重すること」なんて言われて、やっぱりこれは避けては通れないぞ。とようやく重い腰をあげたという感じです。
で、いろいろと考えた結論としては、「スキーという運動は、実は自分からは足首は曲げないのではないか?」というものです。
まず、ターンでスキーに圧をかけているとき。
ターンでスキーに圧をかけてスキーを効率的にたわますためには、足首を前に曲げるような動きでは無く、むしろ足首は伸ばすように使い、足を伸ばしてスキーを真上から押すような動きがよいわけです。
足首を前に曲げる動きと足首を伸ばす動き
これは前回のブーツを作った2016シーズンぐらいから理解していたつもりで、滑っていてもこういうふうにスキーを押した方がスキーがよくたわむし、よく滑る実感があります。
なので、ターン中に自分からは足首を曲げません。
段差を超えるときなんかはもちろん足首が曲がりますが、それでも自分からは伸ばす方向に戻していきます。
次は、ターンとターンとつなぎの切替えの時
ターンとターンの切替えは、いわゆるストレッチングとベンディングがあるのですが、ここでは足を伸ばすことを考えやすいベンディング的な動きをベースに考えます。伸ばすためにはまず縮んでないとなりませんからね。
ストレッチングというか立ち上がって切り替える方がわかりやすいのですが、私の場合こっちだとターンに入ってから足首を潰す動きになりがちなので一旦、切替えで縮んでからターンで足を伸ばすというやり方で考えます。
このとき、素足の時と同じように足首を曲げて低い姿勢になろうとすると、ブーツがあるのでそんな風に曲げることが出来ません。
ある程度足首が前に動くブーツもありますが、結局素足ほどは動かないし、動きのリズムと関係なくブーツの反発で足首を起こされてしまいます。
切替えでほとんど外力が無いときに、ブーツを大きく潰すなんて出来ないのです。
ブーツで足首が曲がりにくい時に、無理にでも曲げる方法ともう曲げないで対策する方法があるとしたら、ここは足首は曲げないが正解であると考えることにしました。
なので、動き方としては、足首は前に入れずに、ブーツの角度と変えないで姿勢を低くする方法を検討します。
さて、その方法ですが、下の図にも書きましたが、足首を前に曲げずに膝を曲げると後傾になってしまうので、その分股関節をたくさん曲げて頭の位置をブーツのつま先の上ぐらいに維持します。
ちなみに膝を曲げるときは、スキーの真上にかがみます。内側に入れたり、次のターンの内側に入れたりしません。
足首を前に曲げる動きと足首を伸ばす動き
シフリンのYoutubeにあった練習シーンでこんな動きをしていましたが、膝を畳んだとき頭の位置はブーツのつま先くらいに見えます。
#ちなみに詳細は割愛しますが、しゃがんだあとスキーを開く動きが重要でした。
#この開く動きが切替え後のスキーをとらえる動きにつながっていることに気がつくのに時間がかかりました。
ということで、切替え中も自分からは足首は前に曲げません。
以上、考えた結論としては、「スキーという運動は、実は自分からは足首は曲げないのではないか?」となるのでした。
ということで、やってみた結果がこれ。
前回のポストと同じネタです。
まだ慣れないので不格好ですが、足首を前に曲げずに膝を大きく曲げて切り替えて見た様子。 扱いきれなかったR>30もこうやって滑るとターンしやすいことが判明したのは驚きでした。
動画は前回と同じものです
参考にしたのはこの動画
カメラアングル的にも動き的にもイメージしやすくよく見ていました。
ぜんぜんこうなってませんけどね。。。
元ネタはこれです。よく見るところだけ抜粋しています。
おまけ
滑っていて思ったのは、ブーツフレックスを150から130に落とした今回のRedShter STI 130でも、第三、第四バックルをしっかり締めて、寒い中滑っていると、自分の力はではほとんど足首を前に動かせません。
もちろん、全体重をかけて前に傾いたりすれば動きますが、スキーらしい動きの範囲では足首の可動範囲というのはすごく小さく感じます。
でも、この意識で滑ると、ブーツの足首の可動量というのが気にならなくなります。
時代は1992年にさかのぼり、初めてノルディカグランプリ(黒)の選手用をみたときに思った、
「足首がほとんど動かないブーツでどうやって滑るんだろう」
という疑問が、ようやく理解、解決出来たような気がします。
忘れないうちに書き出した感じです。
おまけのおまけ
同じこと書いてるなぁ。物忘れの問題か。