2015年8月30日日曜日

タイヤ交換

ちょっとタイトルを改め、タイヤ交換のメモを。

先日だめになったタイヤを交換しました。

チューブラーなので、手順はちょっと面倒。

(1)古いタイヤを剥がす
(2)リムセメントクリーナーで古いセメントを剥がす
(3)掃除をする
(4)振れを確認する
(5)新しい床作る
(6)新しいタイヤを伸ばす
(7)タイヤをはめる

なんて手順で進めます。

(1)は意外と簡単。
空気を抜いた後、指先に力を入れてバルブと反対の場所からぐいぐい剥がすと、接着剤の粘りがあって汗は滝のように吹き出しますが、どうにかなります。

(2)はかなり面倒。
一部妥協ありです。本当は、金属ブラシとか彫刻刀とか使うらしいですが、作業場所もないのでひたすらリムセメントクリーナで拭き取りました。そのためかリムセメントクリーナーを1缶使いましたが、完璧には落としきれませんでした。

(3)は気持ちいい。
マンション住まいには作業場所の確保が難しいですが、大量のボロ切れを用意して臨みます。デグリーザーで汚れをおとしてトリフローをかけます。特にリアのスプロケットがきれいになると気持ちがいいです。

(4)は面白い
先日購入した振れ取り台でチェック。
私のMavicのヘリウムは、全然振れがないので驚きました。へーって感じです。チェッックだけでいじりませんでした。
しかし、練習用ホイールのMavic gp4はみごに縦にも横にもふれていました。とりあえず自分でいろいろいじってみて案外よさそうになりましたが、本当にこれでいいのだろうか?走ってみて違和感があったら自転車屋のオヤジに任せよう。

(5)これは待ち時間が長い
速乾のリムセメントを使っているので待たなくていいはずなのですが、とりあえず一晩置くかと乾かしにかかりました。が、1週間放置して生乾きどころか完全に乾いしてしまったので、もう1回塗り直して待ちます。

(6)は大事
TUFOのタイヤはホイールにつけるときにきつくて苦戦するので、一度空気を入れて一晩以上伸ばしておくことにしている。
気持ちはめやすくなる気がする。というかまだまだはめにくいのですが、やらないとはまらないので効果はあるはず。


(7)は戦い
とにかくTUFOのタイヤは硬いし、サイズがギリギリなので汗を噴き出させながらはめ込みます。vittoriaのrallyは手だけではめられますが、こいつはタイヤレバーがないとはめられないです。とにかく腕の力、指の力が必要ですが、タイヤレバーがあればどうにかはめられます。うまくはめたら、リムセメントが固まる前にセンターを出してあげます。この時もタイヤレバーを駆使します。
で、うまくセンターがでたら走る時の空気圧にして1日ぐらい放置します。このタイヤは8-12気圧なので、とりあえず11気圧を入れて放置します。なぜ12気圧じゃないかといえば入れるの大変だから。走る時は10気圧ぐらいの時が多いです。



正直毎回大変です。接着剤だらけになったりするし。
クリンチャーに移行すればもっと簡単なのでしょうが、ホイールを入れ替えるなんて、先立つものがないので結局チューブラー継続なのであります。
まぁ、そういうのは全部取り換える時に考えることにします。




2015年8月26日水曜日

ブーツは足型で選ぶ

今の自分のブーツ選びとは真っ向反対のことを書いたタイトルですが、
「ブーツは足型で選ぶ」
基本的にこれが正解なんだな、としみじみ思いました。

スキーブーツR&Dの山本さんは、
「足型は関係ありません。ブーツの特性で選びましょう。」
と話してくれますが、これは
「シェルの加工の量が多くなっても(=シェルの変形量が多くなっても)ブーツの性能を維持できる技術的な裏付けがある」
という前提があるからなんです。

しかし、通常のチューンナップショップで考えた場合、
腕のたつチューナーがいればシェル形状をある程度読み取ることはできるかもしれませんが、
・設計情報は手に入らないので再設計なんてこともできないし、
・変形後のシェル形状の構造計算をするなんてこともできないし、
・数値で形状を定義されてもその通りに加工することもできないし、
というわけでおなじアプローチは取れないわけです。

そんな設計行為で裏打ちされたブーツチューンなんて普通はできないので、シェルを大きく変形すればブーツの性能が劣化するリスクは避けられません。というか、ピンポイントでしかない正解に近づくのは無理なんだと思います。

なので、足型優先でブーツを選択して加工量を少なくすることが、ブーツ性能を維持したまま足を入れていく現実的な手法なのでしょう。

過去ブーツチューンで有名な人に足を見てらった時に、
「君の足は○○のブーツがいい。××は無理がある」
なんて判定してもらいましたが、これって
「加工量を少なくできるブーツはこれだ。もしくは、リスクのあるところに加工が発生しないブーツはこれだ」
という意味で選んでいたのでしょうね。

スキーブーツR&Dは値段も特殊だけど、やっていることも特殊すぎるんですね。
なので、「足型は関係ありません」なんて極端なことがいえるのでしょう。

私もスキーブーツR&Dがなければ絶対に「足型にあわせてブーツを選ぶ」路線を選択します。
少なくとも前傾角をじるとかフレックスバランスを変えるとかそんなことには手を出しません。

2015年8月24日月曜日

ATOMIC RedSter FIS 150に決めました

唐突ですが、来シーズンのブーツを確定しました。ATOMIC RedSter FIS 150です。

フレックスと前傾角にあれこれ悩んできたのに、なんか最初の結論に戻ってしまっていて期待はずれかもしれませんが。

何度も書いてきた通り、
「今気に入っているATOMICのブーツにしたい。」
でも、
「RedSterの前傾角がRacetechに比べて強くなっている(正確には、シェル形状は同じで、連結する金具で遊びが殺されているため前傾が強くなっている)ことがどうしても気になってしまう。」
と悩んできました。

スキーブーツR&Dの山本さんのところで作るのは前提として決まり。そのうえで選択肢は3つ。

(1)今気に入っているアトミックブーツで、前傾角は我慢して滑りを変える。
(2)前傾角に違和感のないほかのブーツを探す。たとえばラングとか。
(3)今気に入っているアトミックブーツで、前傾角を修正する。


まず(1)。
(1)を視野に入れてブーツを購入してまでしてテストをしたのですが、その結果RedSterの前傾角は、私の感覚としては受け入れがたいと判断しました。この判断に至った理由いろいろありますが、年齢的にも対応しきれないだろう、ということも多分に含まれます。

次に(2)。
ここに心が揺れました。ところが、カンダハーの高山社長に薦められて試乗した来シーズンのアトミックのスキーを気に入ってしまい、アトミックブーツへの未練が再燃しました。もともとSTIが私のイメージ通りでよすぎたのであまりほかのブーツに変えることが想像できていなかったということもありますが。

そして(3)。
(3)はR&Dでスペシャルコースにすることを意味するので、今までは金額的な面から選択肢に入れていませんでした。
「海外からRacetechを個人輸入できる」
という情報もいただいたので、これを最有力候補にしていました。ですが、私の検索力ではgoogleで検索言語を切り替えたりもしてがんばって検索したのですが、中古のRacetechか新しいRedSterしか発見できずに断念。
もう仕方がないので、自転車用にこっそりためていたへそくり的なものをすべて吐き出す覚悟を固めました。これでもう自転車の買い替えが無期延期になりました(涙)。私の15年ものの「ロードレーサー」にはもうしばらく頑張ってもらうことになりました。


ということで、ブーツは前傾角を修正することを前提に、ATOMICのRedSter FISにしました。


さらにフレックスの130と150の選択について。

これも山本さんに相談しました。
山本さんとしては、130を推奨していました。
(私)「(130を推奨するけど、)滑ってみたらブーツがつぶれてしまってとても履けると思えない。」
という滑った感想を率直にぶつけました。

(山)「商品に設定された前傾角が、かいぞーさんにとって強すぎるのが原因。最初からつぶれているからさらにつぶれるだけ。」
(山)「かいぞーさんにとっての適切な前傾角に再設計して製作すれば130で十分。」
(山)「アルベルト・トンバも、設計より硬いブーツのフィーリングを好んだけど、結局ブーツ設計通りの柔らかいブーツのほうがいいタイムがでるとテストで確認して柔らかいものを選んだ。みんな硬いブーツのフィーリングが好きで、選びがちだけど130が適切」

(ほかにも書いちゃダメな面白い話をいくつか聞きましたが、トンバの話はSG誌にも載っていたようなので守秘義務的には問題ないのでしょう。)

とのこと。

実は、自分で実際に比較したときも、その傾向は感じていました。
「R&Dで合わせたけど、今となっては経年劣化で170よりさらに硬くなってたわまないブーツ」と、「適当にあわせた(=あっていない)けど、新品でたわみのでる130のブーツ」を比べると、フィーリングはSTIのほうがいいのですが、130のRedSterのほうがターン弧が円くていいタイムを安定して出していたんですよねぇ。ビデオで比較すると1/2旗門ぐらい速い。


そこでもう一つ自分の要望を確認。
(私)「STI-R(150)は、シェル自体がリフトアップされていて底が厚くなっている。滑ってみると、かなりしっかりした感じがして、今ではすっかりこの感触に慣れてしまっている。ノーマルのブーツソールにプレートを貼ったものとでは違うのでは?」
という疑問をぶつけてみました。
(山)「それはあるでしょう。設計上の理論値は130だけど、かいぞーさんの満足度はソールの厚さの馴れを見ても150でしょう。そこは150を選んでもよいですよ。」

(私)「それって、趣味だから最速よりも満足度を優先して150でもいいってことですか?」

(山)「いえいえ。スペシャルコースにするならば、前傾角だけじゃなくて、フレックスバランスも再設計して製作するから、150をベースのブーツにしてもデメリットはありません。対応できますよ。」

と話してもらえました。

うーむ。すごいな。こんなことまで言い切れるとは。
「再設計、構造計算をやり直して作り直す」というだけのことはある。



ということで、結論は、ATOMIC RedSter FIS 150をスペシャルコースで作るということになりました。


以下、おまけ。

毎回あれこれ聞けて山本さんとのお話は非常に楽しいですが、今回も滑りについても課題をもらいました。

(山)「昔に比べたらよくなったけど、まだ上から押している。内側からスキーを押す動きに修正してください。」
とのこと。
言い訳をすると、今シーズンはブーツが経年劣化で硬すぎて内側から押す動きでは滑ることができなかったんですよねぇ。ほんとは昨シーズンのビデオを見せたかったのですが、、、まぁ、自覚していることと同じだな、と自分を慰めました。
言い訳するより、そういう滑りをして動画で見せるしかないと。


それと、結構自信のある滑りというか、都合のいいセレクションをした気に入った動画を毎回見せているのですが、
(私)「山本さんに滑りがよくなった、って言われたことないですよ。そろそろなんかないですか?」
と冗談交じりに言ったら、
(山)「目指している基準に照らし合わせたらまだまだなんでしょう?これで満足ならいくらでもほめますよ」
と淡々と。

きびしー。その通りです。


9月19日に受け取りなので今から楽しみです。

2015年8月21日金曜日

振れ取り台

もう今年は買い物をしないと心に決めていたのですが、振れ取り台を購入。MINOURA(ミノウラ) 振取台 FT-1 COMBOです。チューブラーのセメントを塗る時と、振れ取りに使う予定です。


ショップの店長には、
「素人がメンテナンスすると結局壊しちゃうんだから、怪しいと思ったら持ってきなさい。素人がやっていいのは掃除だけ」
とは言われているですが、さすがにタイヤ交換させるわけにもいきませんので。
掃除をまめにしてないのは内緒ですが。

R&Dで計測してもらってきました。

仕事の合間を縫って、ブーツ製作のために足を計測してもらってきました。

できあがりは9月19日なのでスノーヴァにでも行こうかと思います。
スノーヴァには行ったことがないのですが、
「ミドルターンで2ターンぐらいしか出来ませんけど、ブーツのフィッティングの確認は出来ますよ」
って山本さんからも言われています。
また、
「ブラシは温度も高いし、シリコンなどシェルによくないものが散布されている可能性もあるのでやめた方が無難」
とのこと。
今思うと、SSAWSって夢の施設だったなぁ。

あ、スキーが一本もない。
受け取り10月にしてたから、早めてもらえるのかな?
そっちも確認しよう。


2015年8月9日日曜日

TUFOのタイヤ

15年前に「ロードレーサー」を作ったときに、「決戦用ならコレだ」と渡されたのが真っ赤なTUFOのJet Specailというほっそい高圧タイヤでした。そのせいで今も刷り込み的なTUFOファンです。

前回は「赤くてカッコいい」というだけで選んだら、まちがってトラック用タイヤを購入してしまったので、今回はちゃんとTUFOのページでチェックしてロード用タイヤを購入しました。

要はもう間違わないようにメモしておこうというだけの話です。


こっちは、トラック用
S3 PRO


こっちがロード用
S33 PRO
もう一目瞭然です。
うそです。トレッドパターンの違いがあるのですが見分けるのはマニアだけ。正解はS33PROって書いてあるかどうかを見分けるだけですね。

あ、消耗品なので、練習用のPROラインです。
決戦用のSPECIALラインとか、軽量のLiteラインは高くて手が出ません。



参考
TUFO.com
TUFO North America

2015年8月8日土曜日

「伊東裕樹が教えるチューンナップの基本」買いました

「伊東裕樹が教えるチューンナップの基本」を買いました。3240円です。
伊東裕樹さんは、長年佐々木明選手のスキーをメンテナンスしていたことでも有名です。

書籍かと思っていたらDVDが届いてびっくりしましたが、しっかりDVDと書いてありますね。どんだけ暑さにやられているんだろう?オレ。3240円の書籍って何がくると思ったんだろう?オレ。DVDですよ。DVD。



内容はというと、タイトル通り「基本」です。突拍子もないことや、真新しいものはありません。しかし、「伊東裕樹さんの作業が動画で見れること」ここに抜群の価値があります。
チューンナップの実際の作業が、どれぐらいの力加減なのか、どんな音がするのか、どんな速さで動かすのか、なんてあたりがよくわかります。こういうのは書籍ではなかなか伝わりません。やっぱり実際に動いている様子を目で見ると理解が深まります。
私がお世話になっているカンダハーさんも店舗でチューンナップ講習会を行っていて、一線のチューナーの作業を見る機会を作ってくれていますが、時間があわない、遠くて行けない、なんて人もいるでしょうから、こういうDVDはありがたいと思います。
今、自分でチューンナップをしている人であれば、このDVDはすごく勉強になると思います。

あえて注文を付けるとしたら二つ。
一つは、基本と言いながら、これからチューンナップをする人にはこのDVDだけではちょっと難しいかな?全体を俯瞰する部分を加えてもいいのでは?というところ。
でも、疑問のある人はICIに買い物ついでに質問においで、っていう割り切りなのかもしれませんね。

もう一つは、ちょっと見たいアングルと違うかな、ってところです。
伊東さんはもちろんチェックしているのでしょうが、撮影している人はあんまりチューンナップしない人なのかもしれませんね。まぁ、それは私の個人的な趣味の範囲なので問題無いでしょう。

ということで、おすすめしておきます。

アマゾンで売っています。

2015年8月3日月曜日

Mac Book AirのSSDを交換した!

容量不足に悩んでいた私のMac Book Airですが、ついに決心してSSDを交換しました。
快適です。

Macの話は別のblogに書くことにしたのですが、興味のある方はどうぞ。