2022年12月27日火曜日

第5世代ドーベルマン

ごぶさたしております。

仕事が忙しかったり、膝の持病を悪化させたりでスキーから遠ざかっていました。
とりあえずリハビリ、筋トレから始めないと雪上に立てない感じです。

さて、タイトル通りのお話し。
友人のKさんに教えてもらいましたが、ノルディカドーベルマンがフルモデルチェンジをするそうです。
私は今シーズンのWC中継も追いかけてないのですが、選手には投入されているらしく、公式ページも出来ているので来シーズンには発売されることでしょう。

第5世代ドーベルマンの公式ページ

さて、これをどう読み解くか、という雑談です。


第5世代ドーベルマンとは、何かというと、一番のトピックは
「ついにUKサイズからCMサイズになった」
ということじゃないでしょうか。

SOLES
Pairing convenience with exceptional performance, we developed an entirely new sole for the Dobermann collection. Thanks to this new design, it’s no longer necessary to mill the boot’s soles. With a height tailored to the ISO 5355 standard, the Dobermann soles are ready to click into your bindings straight out of the box. And to promote an intuitive, uniform approach to sizing, we’ve abandoned the traditional UK sizing system in favor of the Mondopoint standard

現代ブーツの先頭を切って、コンピュータを用いた設計開発がされたドーベルマンですが、UKサイズからCMサイズに切り替えるのは最後発となってしまいました。
現代ブーツの源流みたいな形のドーベルマンが最後にCMサイズに変わるとは感慨深いです。

来シーズン、今いるドーベルマンユーザは、UKサイズからCMサイズのちょうどいいサイズを探すところから始めるのが少し大変。でも、後戻りもできないですし、割り切ってサイズを見直すだけですね。
他のブランドからドーベルンマンにに乗り換えるときは同じサイズをベースに探せばいいのでちょっとだけハードルが下がるのかもしれませんね。


WORLD CUPモデルは、93mmラストで、ラインナップもES / S / M / LCとあるので、
これもExtra Soft / Soft / Mid / Low Cuffといままで通りの様子。
100 / 110 / 130 / 150ってことかな。


フットベッド、ブーツボードいろいろ呼び名がありますが、ノルディカはWEDGEというらしいですが、これも薄いのと厚いのがあるらしいですが、他のメーカーのブーツとたぶん同じですね。アトミックのブーツボードとかそのまま入るかも。


つま先かとか形変わっていますが、これは共通のベースラインを採用した影響で、ドーベルマンらしさは変わらないだろうなぁというのが私の想像です。

早く現物が見たいところです。

2022年4月22日金曜日

動画を加工してもらった

友人にこの連続写真風の画像を見せたら、面白い動画を作ってくれました。


私が手作業で作った画像
友人がjavascriptで半自動で作ってくれた動画
0.3sピッチ


その動画のキャプチャ

2022年4月21日木曜日

今年の評価

スキーブーツR&Dの山本さんに、ブーツを作ったアフターフォローという体で今年の滑りの動画を送りました。

見栄えのいい動画を選んで。
比較対象に去年のものをつけたり。
ここを工夫したとか、ここのアドバイスに取り組んだとか、書けば書くほど言い訳っぽいと思いながら、結局いろいろ書いて。


で、返信がきました。

今シーズンの滑りの方がいいですね。
明らかに違います。
ブーツがマッチしているということですね。
(原文ママ)



あっさり。

まぁエンジニアに客観的な評価を求めるとこうなりますな。
「すごい進歩だ!見違えるようだ!」
なんて返信されたら逆にドン引きなのでこれでちょうどいい。

2022年4月10日日曜日

今の滑りを分析する(その2)

前回はこんなことを書いて終わりました。
「今回の原点に帰ってお手本と比べてみようとこっちの動画を見たら、今まで気がついてなかった差異が見えてきてガッカリするのですが、それはまた次回で。」
ということで、今回は何にガッカリしたのかという話です。


正確には、課題が見えたからガッカリというより、また滑りたくなったので、前向きな気分なのでそれはそれでいいかなというところではあります。


さて、お手本にしてきた滑り。

ずっと注目していた切り替えのフォームはまぁまぁいいかなと思います。
前回も書きましたが、ここは切り替えようと慌てて沈み込むのではなくて、ターン後半にしっかり重心を低くしておけば、切り替えで低いフォームが結果的に出てくることがよく分かりました。膝が勝手に持ち上がってくる感覚です。
問題はこのあとです。
傾き方が根本的に違うことに気がつきました。
もちろん、斜度、スピード、スキーの長さなど条件が違うので同じにはならないのですが、それを差っ引いても大きな違いが二つあると思います。

■一つは上半身の前傾角度。
背中の角度というか股関節からの前傾角度というか。
なんなら猫背っぽく懐深くするのか。
単純に私の方がすっかり上体が起きてしまっています。
もっとクローチングフォームの時に近い感覚で上半身を維持した方がいいのか。研究の余地があります。


■もう一つ目は腰の高さ。
この写真で比較すると、切り替えでの腰の高さは同じようなものですが、切り替え後の傾き始めてからの腰の高さが全然違います。
お手本の滑りの腰の高さは、切り替え後、ターンに入ってさらに雪面に近づいていくのですが、
私の腰の高さは、雪面からの距離が同じか、高くなっているくらいです。
たしかに滑っている時は、さらに腰を雪面に近づけていこうとは意識していませんでしたが、動画や静止画で見せられると一目瞭然。違うなぁ。

そう言えば、昔コーチに、「次のポールの根元に腰をぶつけるぐらいの感じだよ」と言われたのを思いだました。
言われた時には全くピンとこなかったのですが、なるほど根本ぐらいを狙うと、腰が雪面に近くなのかもしれません。


なかなか思う通りにはいきませんが、今シーズンはテーマを絞って前進したと解釈して、いいシーズンだったと思うことにします。
来シーズンは今回見つけたあたりを意識して練習してみたいところです。

2022年4月8日金曜日

今の滑りを分析する(その1)

今シーズンは、フリースキーを見直すために、ポールトレーニングにも参加せず、ひたすらフリースキーだけをしてきました。
で、どうなったかというお話。正確には私がどう思うようになったのかというお話です。

4/2の菅平でとった動画
直したいところはたくさんありますが、まずまず狙い通りかと思っています。
C0003

下の連続写真風の画像は、上の動画をイメージシーケンスで画像化して、10フレームごとに抽出した物を重ねて作りました。
一応、ターン中に足を伸ばして、切り替えで膝を曲げる。
かつ、足首はブーツの前傾角以上には曲げない。
体はスキーと同じ向きにする
というのができている気がします。

動画の中でもこの連続写真でもそうなのですが、しっかりターン後半で膝をまげて沈み込んで、スキーのたわみを受け取るというか、反動で膝が持ち上がってくるくらいの感触の時は、切り替えも低くスムーズにできます。
この上の写真では、左ターンの後半に腰を下げていく動きがしっかりあるので、切り替えも低くなっています。
逆に下の写真では、右ターンの後半に腰を下げていく動きが小さいので、切り替えも控えめな動きになっています。

ちなみにこっちの動画は手の動きにとらわれて足の動きが若干お留守になっているので、切り替えの動きが小さくなっています。


それでも、斜度がキツくなっても同じように動けるので、少しずつ思ったような動きになっているのではないかと思っています。


ということで、
「今シーズンはなかなか進歩もあっていいのではなかろうか?」
と自分では思っていたのですが、そう簡単にはいかず。

今回の原点に帰ってお手本と比べてみようとこっちの動画を見たら、今まで気がついてなかった差異が見えてきてガッカリするのですが、それはまた次回で。

2022年4月5日火曜日

今シーズンは概ねこんな感じ

今シーズンの締めとして滑ってきたので動画を載せてみます。
できればあと何回か春スキーに行きたいのですが、ちょっと流動的でわからないところです。

今シーズンは、ひたすら「足首を前に曲げずにブーツの前傾角で使う」「切り替えで低い姿勢になり、ターンで足を伸ばす」ということばかり練習していました。
自分としては、ブランク明けとは言えシーズン当初の壊滅的な滑りからよくここまできたなと、ほっとしています。



使ったスキーと斜面は以下の通りです。4Kカメラで置き撮りして拡大編集しています。

斜面;オオマツ、ごうの原、中緩斜面
雪質:雪は春スキーとしてはまずまずしまってました
スキー:2015 Atomic Redster Doubledeck 3.0 XT 175cm R15.5
このマイナーなスキーはパラレルスラローム用のスキーです。
2015年モデルを型落ちで買って以来全然使ってなかったのですが、フリーで滑るなら非常にいいスキーです。
ただ、リンク先に書いたのと今の感想は少し違うかも。。。それは別途書くか
今シーズン、FishcerもCTとしてパラレルスラローム用のスキーを販売していたので、これがいいと思う層は一定ありそうに思えます。


去年の同じような条件での滑りと比べると、差分が見えるかなと。
こっちはSLスキーで165cm
今シーズンの分析はまた次回に。

滑ってきました。

菅平が延長して4月の最初の週末までオープンしているということで、滑ってきました。
前日に雪が降ってあたしい雪が薄くかぶっている状態で、当日の天候は快晴、無風でした。
二日目は午後から若干天気が崩れましたが、昼までの滑りにしたので影響なし。
両日ともに素晴らしい条件で感謝しかありませんでした。
最高です。
二日目は、お昼で滑り納めて、いつものグッティへ。 ピザは二人でシェアしましたが、カレーのチーズ焼き+ハンバーグは一人でぺろっと食べてきました。

2022年3月31日木曜日

もう一滑りしたいところ

なかなか滑りに行く時間が確保出来ない。
が、神様の贈り物か、菅平が1周延長されています。
今週末こそは滑りに行きたい。

2022年2月21日月曜日

物欲がどうなったのかのメモ 2017−2022

昔は1シーズンに一回、こんなのを書いていたのですが、忙しくなって放置していました。

当時どう思っていたのかも振り返りながら結果を書いていきます。

1.ATOMIC new RedSter FIS ブーツ
ATOMICは満を持して92mmブーツを発表したのでこれがほしい!
Racetechの発展系にみえる見た目、新しくなった素材がどんな乗り味を出すのか、興味がつきません。
今のブーツはもう2シーズンは履きたいと思っていたり、ブーツチューン代も考えると無理なのですが、これに興味があるのは間違いなし。一夏調査はいっぱいしていそう。

買えずに数シーズン過ごし、今シーズン作りました。
ATOMIC RedSter STI 130です。


2.ATOMIC new Redsterスキー
G9 FIS M / G9 FIS W / G9 FIS / S9 FISとか乗りたい。
予算を一旦無視したとしても、どうにも手を出せる気がしないから、くくりが雑です。
でも、興味の順位としては2位。

買っていません。というか試乗会にもいっていません。
なんならお蔵入りしていた2015のXT3.0に乗って感動したりしているので、新しいスキーはちょっと。。。


3.GS用のストック
2016/2017シーズンに120cmのストックを買いました。GSでもSLでも使っていますが、パンチガード付け直しが面倒なのでもう1本ほしいところ。
さて、何cmがいいのだろうか。
GS 120cm/SL 117.5cmとか、GS122.5cm/SL120cmとか。
正解があんまり見えていません。一夏楽しく悩みます。

GS用のストックは、SWIX SGC CT1の120cm(120cmを3cmカットした後3cm継足) を使っています。
長くするという答えを見つけて、購入には至りませんでした。
いい悪いはわかりませんが、扱いやすいです。

4.嫁さんのスキーウェア
もうそろそろね。なんか軽くてあったかいかっこいいのにしたいところ。

去年、ウェアをミズノのウェアに一新しました。軽くてあたたかいと嫁さんからの評判がいいです。

5.嫁さんのスキー
娘が奪っていったので嫁さんのスキーがない。
借り物のスキーを履いたら全然滑らなくてびっくり。
軽くて滑りやすいものを探したいところ。


娘に別のスキーをあてがったので、継続使用中。ただATOMICのD2なので重たい。


6.娘のスキー
GSスキーがほしいらしい。
GSスキーでフリーをしている父親に追いつくためには、150cm未満のスキーじゃ無理と気がついたようだ。


FischerのK2選手用スキーをもらって履いています。GS175cmとSL150cm。でも、ちょっとそこまで入れ込んでないからもっと普通のスキーでいいかな。


7.娘のレーシングワンピ
大人とのタイム差を見て欲しくなったらしい。考えておこう。

そこまで入れ込んでないから保留


8.コブに入れるスキー
例年先送っている話。
新品である必要はないので、試乗会のアウトレットスキーとかに手を出すかも。


うーん。コブに入る前のフリースキーのフォーム改造で忙しいので優先度低下中。
今の2016ATOMIC FIS SL Mがくたびれてきたのでこれを流用するか。


9.チューンナップボックス
今はツールボックスと車屋さんでもらったノベルティのバッグに入りきらない物を入れているのですが、もう少しちゃんとしまいたいです。

最近、これが欲しい。ノベルティのバッグが古くて崩壊しかけています。

10.カーボンレガース
毎年書いていますが、よっぽど何かがないとちょっと無理ですねぇ。


無理ですねぇ。

優先度が高そうな物から解決。でも物欲が尽きません。

2022年2月20日日曜日

硬いバーンと柔らかいバーン

スキー場のコースで硬いバーンと柔らかいバーンがありますが、今までは結構硬いところを選んで滑ってきました。
これは、
硬いバーンの方が道具の違いがはっきり出て、道具好きとしては道具の特徴がわかりやすくて楽しい
というのと、
硬いバーンが正確な動きを求めてきて動きが正確になり、上手くなれるはず
というのがありました。
大元をたどれば、「日本人は硬いところを苦手にしているからワールドカップで勝てない」というスキー雑誌の記事の影響もあったと思います。自分のレベルも棚に上げて、とは思いますけど、それでもツバクロとかで練習したのは一定効果はあった気がします。

ところが今シーズンは、「前日大雪が降り、圧雪されてるとは言えたいして硬くない」という条件で滑る機会が何度もありました。
いまいち柔らかい(とは言え、オオマツとしては柔らかいぐらいで、結構パックされてはいる。でも何にも気にしにしないで滑れるくらいは食いつく。)
というバーンを滑って少し物足りないかと最初は思ったのですが、滑ってみると、実はこういう雪で滑った方が新しい動きとかは色々試せていいのかも、と思いました。

硬いバーンだと内倒したり、スキーを踏むのが遅くなったりすると、たちまちズルっといくので嫌でも正確に動こうとします。
これが動きを洗練すると思っていたのですが、振り返ってみると、どうにも自分の枠の中で一番正確に動くようになる、というだけではないかと思ったわけです。

なので大きく動きを見直そうと試行錯誤しようとするなら、条件を緩めてもっと違う動きをしても許される条件、つまり硬いバーンにこだわり過ぎない方がいいと。

硬いところでは対応力というか、アジャストしていく力はつく気がしますが、
新しい動きにチャレンジするならもう少し条件を緩めないと効果が出ないと思うのでありました。

緩斜面で出来ないことは急斜面でもできない。
というのはよく意識していましたが、
柔らかい雪でできないことは硬い雪でもできない。
ということを意識した方がいいなというメモ書きでした。

スキーウェアを洗濯する

スキーウェアを洗濯しました。

私のウェアは、「そろそろ洗わないとな」とは思いつつ、利用頻度が落ちたままずいぶん長い間放置していました。 ですが、会う人みんなに薄汚れている感があると言われるので、面倒ですが洗ってみました。

過去にはNIXWAKを使って手洗いしたのですが、今回は手抜きに洗濯機を使ったり、普通の洗濯洗剤を併用したりしました。

使った洗剤はNANOX。
無香料、シリコン無添加ということで、素人判断でこれを使っちゃいました。
ゴアテックスを考えるとどうだろうとも思いましたが、汚れが目立つので多めの洗剤を使おうとすると手持ちがこれだけだったので妥協しました。
最初は手洗いのつもりだったので、ぬるま湯につけて汚れの目立つところに原液をかけて爪洗い用の柔らかいブラシで擦って洗いました。

何度かすすいでも汚れが出てくるので手洗いではらちがあかないと諦め、ここから洗濯ネットに入れて洗濯機へ。
洗濯機はドラム式なのですが、洗い7分、すすぎ2回でまず様子見。
出してみると若干、洗濯泡があるみたいなのでなので、すすぎ2回を追加。

きれいに落ちたみたいなので、今度は防水加工のためにTX.direct washinで洗濯機で一回洗い。

洗濯機の脱水をゴアテックスでやると洗濯機が壊れそうなのでやめておき、このまま外に干して水切り。


翌朝、だいぶ水が抜けてましたが、まだ水気が多いので、ここで裏返しにして洗濯機で5分ほど脱水。

さらに二日ほど干しておきました。

あまりもののNIXWAXと自宅にあった中性洗剤と洗濯機とだいぶ手抜きな感じでしたが、きれいになった気がします。
洗濯前と洗濯後の写真がないのが残念です。

2022年2月4日金曜日

いろいろ足りないけど、今はこんなものか

いろいろ試したくてフリースキーに行ってきました。

頭の中ではもっとかっこよく滑っているつもりなので、「こんなはずじゃ」という感じです(笑)
イメトレが甘いのか、パーツが足りないとか、動きが違うのか、とスローにしたりお手本と比較したりしながら、次に滑るなら何をしようかと吟味中です。

もとの実力もたいしたことないし、ブランクもあったので今はこんなものかと思うことにします。


緩斜面、大回り。 R>30 188cm

内側から足を伸ばしてスキーを押す動きに統一したいのに、やっぱり上から押す動きが混ざってしまいます。
あと、足を動かすのをサボったときはターンが浅くなってます。


中斜面、中回り。 R=15.5 175cm

ATOMIC XT3.0めちゃくちゃいい。
佐藤翔さんのキャンプに参加したときに、「これめちゃくちゃいいですよ」って言われて買ったのですが、なかなか使う機会が無くて。
買ってから4回目?の登場のスキー。
新品みたい。


緩斜面、小回り。R=12.5 165cm

小回り好きなのですが、好きで得意と思ってる事ほど昔の動きに戻りそうなので今シーズンは封印してました。そろそろどうかなと軽くお試し。
速い動きも単純で条件が簡単だったらどうにか動けてる気がします。

うーん。今やりたいこととは違う気がする。
動画の前半はまぁいいんですけどね。最後に向かってだんだん上に抜いちゃってるのは、外力強くて耐えられなくてこうなっているのか、単純に慣れがでてきて昔の滑り、動き方になっているのか。
もう少し練習しないとよく分からないところです。

大阪の整骨院で受けた乱暴な施術で右腰が痛いせいか、右膝の半月板損傷のせいか、右足が流れちゃいますね。筋トレしないと。

技術的な課題が解決したとはいかないですが、前進しているのも感じたし、スキー楽しくなってきました。

2022年2月1日火曜日

ターンフェーズはやっぱり3つ

GSスキーでターンらしいターンが出来る様になって、
いろいろ理解が深まるというか、当たり前に言われていたことが納得感が深まるというか、
「そういうことか!」と思うことが多い最近です。
ということで、今日はターンフェーズのお話しです。

ターンフェーズといえば、山回り、谷回りとかいうアレですが、オーストリアとかカナダのメソッドを見ているとこんな感じに3つにわけて表現しています。
Phase1:”Initiation” (開始)
Phase2:"Control"(制御)
Phase3:" Completion"(仕上げ)
#訳語は今思いつきで書きましたが、こなれた訳語は調べていません。

過去にもあーだこーだと妄想を繰り広げており、
迷走してぐるぐる何周も回ったのか、迷子になりながらやっと1周回ってこれたのか、自分自身、どっちかはわかりませんが、
「やっぱりターンフェーズって3つだな。」
と落ち着きました。
前回は3つみたいと気づき、今回は3つだと腹落ちしたのが違いです。

さらに今回分かったことは、
・今までPhase3が分かってなかった
・今までPhase2は迷走していた
・今までPhase1は運が良ければハマってた
ということです。

まーぜんぶ間違ってたなぁと。はははは。

いろいろ考えながらフリースキーをしていたら、いろいろ実感してビックリするわけです。
いろいろと言っても3つぐらいであんまり難しいことは考えいませんが。
・足を伸ばすようにしてスキーをたわませる
・伸ばし代のある姿勢で切替えの姿勢を作る
・足首は前に曲げない。ブーツの前傾角のママ

要は基本だけ。


せめてPhase2ぐらいはどうにかなってるかと思ったのですが、これも緩斜面でクローチングターンをしている時に、腰を内側に入れないでもっと正対を意識してみたら、明らかにスキーがたわんでよく滑りました。
スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線の方向は同じ向きにする、という基本を守って滑ると、スキーがたくさんたわみます。
なので、普通のターンの時も同じようにコレを強く意識します。


そして、Phase3は、Phase2でスキーをぐーーーっと押しながら姿勢を小さくしていくと、あるところでスキーのたわみの反動でスキーがぐんっと上に持ち上がってきて膝がたたまれます。なのでPhase2でスキーをたわませて力をためられているなら、自分の力で曲げたりしていないでも動けると。
もちろん低速だったりスキーをずらした後は自分から動きますが。
今まではこのPhase2の最後なのか、Phase3の初めなのか、この最後にターンを仕上げるためにスキーのテールの方を使う(?ここはまだよくわかってない)ぐーーーっと押す意識がありませんでした。
「力が抜けた状態でぺこっと膝を曲げてなんか違うなぁ」
と思ってみたり、
「SLみたいにあんまり考える余地もなく反動でここをごまかす」
のか、どっちかでした。
で、Phase2の出口の動きと、その後のPhase3の動きを明確に意識してそういう動作を入れると、Phase1に入りやすいし、深回りがやりやすい。


ということで、レールターンとかでPhase1的な動きはそれなりに出来るつもりでいましたが、Phase3で低い姿勢、Phase1での伸ばし代を確保した姿勢が取れていれば、さらに動きが大きくなり、調整の余地が増えるのでターン弧を選ぶのやりやすくなることを実感できました。


R>30のスキーをよりしっかり回すためには、Phase2で最後までしっかり圧をかけ、Phase3を明確に作り、Phase1で大きく動く、とする必要があると。
急斜面でも動きを小さくしないでこの動作をしっかりやるとスキーが上手く回る気がします。
まぁ1日くらいしか試せていないので、これであっているのかまた滑り込んで確認したいところ。

と、滑ってたら今度はSLスキーでリズムとるのが難しくなりました。
悩みは尽きないです。

2022年1月25日火曜日

足首は前に曲げないのか

前回こんなことを書いたので、ブーツの使い方というか足首の曲げ方、膝の曲げ方の話を書いていきます。
例によってというかこのblogは昔から同じですが、私があーだこーだと考えてきたことを後から私が振り返るために書いているので、「何を今更」(ならまだしか)、「何を言ってんだか」(的外れで恥ずかしい)とかという話もあるのですが、そういうものだと思って読んで下さい。

ということで、今回は、こんなフォームはどやったら取れるんだろう?というの考えてみた話
この画像は拾いものです


前置き的なお話
私は大昔のスキーブームの頃からのスキーヤーなので、
・遠くを見ろ
・手は前に
・脛は前に入れろ
・拇指荷重だ
とまことしやかに教えられてきました。
最初の二つはともかく、最後の二つは今となっては?という感じですし、当時の滑りをYoutbueでみても間違っていると思うのです。
それでも、これが呪いのようにと言うか呪縛のようにというか、先入観というか、とにかく頭にこびりついているので、腰を落とすようなポジションを取ることが想像出来ませんでした。

でも、ワールドカップレーサーだって腰掛けるみたいなポジションとるし、「高い姿勢から足を伸ばして荷重すること」なんて言われて、やっぱりこれは避けては通れないぞ。とようやく重い腰をあげたという感じです。



で、いろいろと考えた結論としては、「スキーという運動は、実は自分からは足首は曲げないのではないか?」というものです。

まず、ターンでスキーに圧をかけているとき。
ターンでスキーに圧をかけてスキーを効率的にたわますためには、足首を前に曲げるような動きでは無く、むしろ足首は伸ばすように使い、足を伸ばしてスキーを真上から押すような動きがよいわけです。
足首を前に曲げる動きと足首を伸ばす動き


これは前回のブーツを作った2016シーズンぐらいから理解していたつもりで、滑っていてもこういうふうにスキーを押した方がスキーがよくたわむし、よく滑る実感があります。
なので、ターン中に自分からは足首を曲げません。
段差を超えるときなんかはもちろん足首が曲がりますが、それでも自分からは伸ばす方向に戻していきます。

次は、ターンとターンとつなぎの切替えの時
ターンとターンの切替えは、いわゆるストレッチングとベンディングがあるのですが、ここでは足を伸ばすことを考えやすいベンディング的な動きをベースに考えます。伸ばすためにはまず縮んでないとなりませんからね。
ストレッチングというか立ち上がって切り替える方がわかりやすいのですが、私の場合こっちだとターンに入ってから足首を潰す動きになりがちなので一旦、切替えで縮んでからターンで足を伸ばすというやり方で考えます。

このとき、素足の時と同じように足首を曲げて低い姿勢になろうとすると、ブーツがあるのでそんな風に曲げることが出来ません。
ある程度足首が前に動くブーツもありますが、結局素足ほどは動かないし、動きのリズムと関係なくブーツの反発で足首を起こされてしまいます。
切替えでほとんど外力が無いときに、ブーツを大きく潰すなんて出来ないのです。
ブーツで足首が曲がりにくい時に、無理にでも曲げる方法ともう曲げないで対策する方法があるとしたら、ここは足首は曲げないが正解であると考えることにしました。
なので、動き方としては、足首は前に入れずに、ブーツの角度と変えないで姿勢を低くする方法を検討します。
さて、その方法ですが、下の図にも書きましたが、足首を前に曲げずに膝を曲げると後傾になってしまうので、その分股関節をたくさん曲げて頭の位置をブーツのつま先の上ぐらいに維持します。
ちなみに膝を曲げるときは、スキーの真上にかがみます。内側に入れたり、次のターンの内側に入れたりしません。
足首を前に曲げる動きと足首を伸ばす動き


シフリンのYoutubeにあった練習シーンでこんな動きをしていましたが、膝を畳んだとき頭の位置はブーツのつま先くらいに見えます。
#ちなみに詳細は割愛しますが、しゃがんだあとスキーを開く動きが重要でした。
#この開く動きが切替え後のスキーをとらえる動きにつながっていることに気がつくのに時間がかかりました。

ということで、切替え中も自分からは足首は前に曲げません。


以上、考えた結論としては、「スキーという運動は、実は自分からは足首は曲げないのではないか?」となるのでした。

ということで、やってみた結果がこれ。
前回のポストと同じネタです。

まだ慣れないので不格好ですが、足首を前に曲げずに膝を大きく曲げて切り替えて見た様子。
扱いきれなかったR>30もこうやって滑るとターンしやすいことが判明したのは驚きでした。
動画は前回と同じものです



参考にしたのはこの動画
カメラアングル的にも動き的にもイメージしやすくよく見ていました。
ぜんぜんこうなってませんけどね。。。
元ネタはこれです。よく見るところだけ抜粋しています。



おまけ
滑っていて思ったのは、ブーツフレックスを150から130に落とした今回のRedShter STI 130でも、第三、第四バックルをしっかり締めて、寒い中滑っていると、自分の力はではほとんど足首を前に動かせません。
もちろん、全体重をかけて前に傾いたりすれば動きますが、スキーらしい動きの範囲では足首の可動範囲というのはすごく小さく感じます。
でも、この意識で滑ると、ブーツの足首の可動量というのが気にならなくなります。

時代は1992年にさかのぼり、初めてノルディカグランプリ(黒)の選手用をみたときに思った、
「足首がほとんど動かないブーツでどうやって滑るんだろう」
という疑問が、ようやく理解、解決出来たような気がします。



忘れないうちに書き出した感じです。


おまけのおまけ
同じこと書いてるなぁ。物忘れの問題か。

2022年1月23日日曜日

ニューブーツでまた滑ってきた(その2)

山本さんのコメントがなかなか返ってこなくてやきもきしていましたが、いただいたコメントは、シンプルで以下二つ。

「目標としては素晴らしいが、ワールドカップレーサーみたいに腰掛けるぐらいに腰を落として切り替えるのは、強靱な体幹が必要で、今の筋力レベルでは怪我のリスクが大きすぎる。」
「腰掛けるぐらいではなく、高い姿勢から脚を伸ばす意識で基本的な動きを目指すのが現実的です。」



加えて、
「動画が粗いからから詳細にはわかりませんが、でもコメントは同じです」
という話もあり、まーそーですよね。


言われてみれば思い当たる節もあり。動きを覚えるために極端にやりましたが、
滑っていても膝を壊しそうなリスクを感じたし、
腕がいつも以上に暴れるのも体幹の足りないのをごまかしているからなのかな?
と考えるとまた滑って試したくなります。

ということで、もう一度日帰りでオオマツに行きました。
膝を曲げる量を考えながら、さらにGSスキーでフリースキーをしました。

20本近くビデオを撮ったのですが、見栄えがするのはこれだけ。
このコースで5本ぐらい滑ったのですがバッテリー切れもあって記録されていたのは2本ぐらい。
でも、オオマツのホワイトピークでこんなにしっかりGSスキーをたわませてターンできたのは初めてかも知れません。
なのでいい方向に向かっていると自分ではおもい、もう少し練習してみます。


最後にSLスキーに戻していろいろ試したのですが、そこはビデオに撮れて無く、気持ちのいいだけのタコ踊りだったのか、GSスキーからのフィードバックで何かが進歩したのかは確認出来ませんでした。


昔は、「膝をこんなに曲げたら筋力的に辛いだろうからやらない」と思いこんでいたのですが、実は斜面を下りながらタイミング良くやればそんなことはないということが分かりました。
なので安定感や操作性があがるので、これはぜんぜんありだなと思いました。
そのときのブーツの使い方というか、膝の曲げ方は、忘れないようにそのうちここに書いておこうと思います。

ということで、新しブーツは非常にいいと自分では思っている次第です。

 ニューブーツでまた滑ってきた

ニューブーツでまた滑ってきました。
行き先は大松です。でもフリースキーだけ。
結論から言えば、いきなりスキー上手くなったりはしなかったけど、こういうことなのかな?という感触をつかんだような気がします。



さぁ、作戦を妄想するとして3つ挙げたので、これを考えながら滑ります。

・スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線は、同じ方向を向ける。
・ブーツの制約を考えながら足のストロークを大きくする。
・今まで筋力的にできないと思い込んでいた、切替で膝を深く曲げる滑りに挑戦して、切り替えを見直す

普段の惰性で滑らず考えながら滑るので、まずは扱いやすいSLスキーで繰り出しますした。br> 気持ちよく滑れたので、これはいいビデオが撮れたのは?と楽しみにしてお昼にビデオを見ます。



。。。


まぁ恐ろしく腕が暴れていて、何だこれは?という滑りが大量に記録されていました。
もう青ざめちゃうというか、この世から抹消したいレベル。
一番まともに滑って見えるところだけ切り抜いてもこんな感じでした。
ちなみにFullHDビデオを三脚に載せて撮ったものを編集で切り取っているので画像が粗いです。4Kカメラ欲しいなぁ


しかし、挫けず、
「SLスキーは何をしてもターンできてしまうから、GSスキーで練習した方がいい。」
と言われていたのを思い出し、午後からはGSスキーで練習です。
幸いゲレンデはガラガラです。先週で国体予選も終わったのでレーサーの数も全然です。

練習用のGSスキー欲しいなと呟いてみたものの、そんな余裕もないので手持ちの2016モデルのATOMIC GS FIS W 188cm R>30をつかいます。
自分には手に余るスキーだったので結局稼働率がめちゃくちゃ低く、もう6年も前のスキーですがへたりもなく状態は全然問題無し。
不安に思ったとおり最初の一本は全然ターンができず焦りましたが、サイドカーブの感覚を補正した2本目以降は案外滑れました。

ビデオには、なんか変えようと右往左往している様が記録されていました。
ほんとうはもっとカッコいい滑りになっているはずだったんですけどねぇ。

でも、R>30のスキーを過去に無いくらい自分で操ってターンできたのでいい方向に進んでると期待します。
ごまかしがきかないGSスキーの方が今は自分にスキーを教えてくれる気がしました。


とりあえずこの2本の動画を山本さんに送り、コメントを求めました。
が、まぁ、コメントのしようもない動画だからなのか、忙しいからなのかなかなか返信が来ない(苦笑)
ということで、コメントをもらったあとに続きます。

2022年1月21日金曜日

いろいろ作戦を妄想する

なんとなく滑ってめためただったので、次は少し考えてから滑ろうと思います。

前回も書きましたが、2シーズンまともに滑らなかったら滑りがめためたでした。
↓昨シーズン、実質1日だけ滑った滑り。

この動画はまぁまぁいけてると思って、この時にも山本さんにも見てもらったのですが、惨憺たる評価でした。
「全然ダメ。かいぞーさん、歩く時、こんなふうに腰を内側に振りますか?歩行運動がベースですよ。」
「スキー押す時、足首前に入れちゃって上から押してますよ。足を伸ばすように使わないと。」
「スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線は、同じ方向を向けるんです。ひねりは斜面に立った結果で出るんです。」

と、もうここに通いはじめて20年近く経つのですが、同じことを言われてしまいました。あー恥ずかしい。

でも、ひとりで悶々としているとおかしな方向に進むもんですねぇ。やっぱりまめにビデオを撮らないと。

ちなみに、20年を振り返り、これまでに微妙に褒めてもらえたのはこの滑り。2016年にはじめてスペシャルコースでブーツを作ったシーズンです。

それも、「今までの意味不明な滑りに比べてよくなりましたね。今後研鑽を積めばよくなるでしょう」(つまり、「悪くはないけど、まだまだですよ」と言う意味)、と言う念押し付き。

でも、今振り返ると、足を伸ばすタイミングはともかく、足を畳むことの意識が希薄でなんとなく滑っている感じがします。だから定着しなかったんだなぁと。
当時はいい滑りで、いい動画が撮れた(これは天候とカメラマンの腕だけど)と満足していましたが、時間をおくといろいろ考えることも変わって、落ち着いて見れる気がします。

と言うことで、心機一転。
ブーツも刷新したし、今年は滑りの組み立てを見直すことにしました。
ブーツフレックも130にしたので動きやすく、挑戦しやすい環境は整った気がします。
後、ポールに入ると昔の滑りになってしまうので、フリースキーメインで。

とりあえず掲げる目標はこんなところで。
・スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線は、同じ方向を向ける。
・ブーツの制約を考えながら足のストロークを大きくする。
・今まで筋力的にできないと思い込んでいた、切替で膝を深く曲げる滑りに挑戦して、切り替えを見直す

YoutbueにあったWorldcup選手の練習動画からのキャプチャ

こんな感じで切り替えの時に、膝をしっかり曲げた滑りを試してみたいところです。
こんな風に滑りたいところです。

さて、次はいつ滑れるのかな。
新しいブーツを作ったのに日程が確保できなくて悩ましい。