2022年2月1日火曜日

ターンフェーズはやっぱり3つ

GSスキーでターンらしいターンが出来る様になって、
いろいろ理解が深まるというか、当たり前に言われていたことが納得感が深まるというか、
「そういうことか!」と思うことが多い最近です。
ということで、今日はターンフェーズのお話しです。

ターンフェーズといえば、山回り、谷回りとかいうアレですが、オーストリアとかカナダのメソッドを見ているとこんな感じに3つにわけて表現しています。
Phase1:”Initiation” (開始)
Phase2:"Control"(制御)
Phase3:" Completion"(仕上げ)
#訳語は今思いつきで書きましたが、こなれた訳語は調べていません。

過去にもあーだこーだと妄想を繰り広げており、
迷走してぐるぐる何周も回ったのか、迷子になりながらやっと1周回ってこれたのか、自分自身、どっちかはわかりませんが、
「やっぱりターンフェーズって3つだな。」
と落ち着きました。
前回は3つみたいと気づき、今回は3つだと腹落ちしたのが違いです。

さらに今回分かったことは、
・今までPhase3が分かってなかった
・今までPhase2は迷走していた
・今までPhase1は運が良ければハマってた
ということです。

まーぜんぶ間違ってたなぁと。はははは。

いろいろ考えながらフリースキーをしていたら、いろいろ実感してビックリするわけです。
いろいろと言っても3つぐらいであんまり難しいことは考えいませんが。
・足を伸ばすようにしてスキーをたわませる
・伸ばし代のある姿勢で切替えの姿勢を作る
・足首は前に曲げない。ブーツの前傾角のママ

要は基本だけ。


せめてPhase2ぐらいはどうにかなってるかと思ったのですが、これも緩斜面でクローチングターンをしている時に、腰を内側に入れないでもっと正対を意識してみたら、明らかにスキーがたわんでよく滑りました。
スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線の方向は同じ向きにする、という基本を守って滑ると、スキーがたくさんたわみます。
なので、普通のターンの時も同じようにコレを強く意識します。


そして、Phase3は、Phase2でスキーをぐーーーっと押しながら姿勢を小さくしていくと、あるところでスキーのたわみの反動でスキーがぐんっと上に持ち上がってきて膝がたたまれます。なのでPhase2でスキーをたわませて力をためられているなら、自分の力で曲げたりしていないでも動けると。
もちろん低速だったりスキーをずらした後は自分から動きますが。
今まではこのPhase2の最後なのか、Phase3の初めなのか、この最後にターンを仕上げるためにスキーのテールの方を使う(?ここはまだよくわかってない)ぐーーーっと押す意識がありませんでした。
「力が抜けた状態でぺこっと膝を曲げてなんか違うなぁ」
と思ってみたり、
「SLみたいにあんまり考える余地もなく反動でここをごまかす」
のか、どっちかでした。
で、Phase2の出口の動きと、その後のPhase3の動きを明確に意識してそういう動作を入れると、Phase1に入りやすいし、深回りがやりやすい。


ということで、レールターンとかでPhase1的な動きはそれなりに出来るつもりでいましたが、Phase3で低い姿勢、Phase1での伸ばし代を確保した姿勢が取れていれば、さらに動きが大きくなり、調整の余地が増えるのでターン弧を選ぶのやりやすくなることを実感できました。


R>30のスキーをよりしっかり回すためには、Phase2で最後までしっかり圧をかけ、Phase3を明確に作り、Phase1で大きく動く、とする必要があると。
急斜面でも動きを小さくしないでこの動作をしっかりやるとスキーが上手く回る気がします。
まぁ1日くらいしか試せていないので、これであっているのかまた滑り込んで確認したいところ。

と、滑ってたら今度はSLスキーでリズムとるのが難しくなりました。
悩みは尽きないです。

4 件のコメント:

BON さんのコメント...

こんにちは。
こんなメゾットがあるんですね。知りませんでした。
イメージは大切ですよね。
勝手な私のイメージですが
脚が一番縮むのは実はPhase2の後半だと思っています。
これは内脚の話で、この時外脚は伸びている訳です。
限界まで内脚縮めて、外脚が伸びている状態こそが最大エッジング角だと思います。
Kaizoさんが書いている「スキーの進行方向、骨盤の方向、肩を結んだ線の方向は同じ向き」のままさらに腰を内側にいれるとエッジはもっと立ちます。
このエッジを立てる技術は非常にポイントです。
レーサーは外脚の膝の横に内脚のブーツがあります。
左右の脚の長さが同じになるニュートラルポジションでは、内脚はすでに少し伸び始めている感じだと思います。そして外脚になっていく。
Kaizoさんは十分理解されていると思いますが、失礼しました。

kz さんのコメント...

BONさん、コメントありがとうございます。

色々ためしてビデオに撮っては一喜一憂、試行錯誤しています。
Phase2の最後で最大荷重だと思うのですが、そこの作り方はどうやるべきかと考え中です。
足の動きが止まらないようにしたいので、どういう意識でやると結果思った動きになるのか。
なかなか難しいです。

BON さんのコメント...

お返事ありがとうございます。
「Phase2の最後で最大荷重」で撓んだ板とブーツの跳ね返りで板を走らすんでしょうね。
走らす方向を間違えると大変ですが(笑)
ブログアップ楽しみにしています。ではでは。

kz さんのコメント...

BONさん

「こんなメゾットがあるんですね。知りませんでした。」
とのことで、ちょっとご紹介を。

昔から触れた知識では3分割の方が主流っぽいです。
ここに似たような切り口でまとめて書いてあります。
https://trackonsnow.jp/how-should-we-separate-turning/

整理学の問題で、どう分けると考えやすいか、ってだけなんだと思いますけど、3つに分けるところが多いと。