2022年2月20日日曜日

硬いバーンと柔らかいバーン

スキー場のコースで硬いバーンと柔らかいバーンがありますが、今までは結構硬いところを選んで滑ってきました。
これは、
硬いバーンの方が道具の違いがはっきり出て、道具好きとしては道具の特徴がわかりやすくて楽しい
というのと、
硬いバーンが正確な動きを求めてきて動きが正確になり、上手くなれるはず
というのがありました。
大元をたどれば、「日本人は硬いところを苦手にしているからワールドカップで勝てない」というスキー雑誌の記事の影響もあったと思います。自分のレベルも棚に上げて、とは思いますけど、それでもツバクロとかで練習したのは一定効果はあった気がします。

ところが今シーズンは、「前日大雪が降り、圧雪されてるとは言えたいして硬くない」という条件で滑る機会が何度もありました。
いまいち柔らかい(とは言え、オオマツとしては柔らかいぐらいで、結構パックされてはいる。でも何にも気にしにしないで滑れるくらいは食いつく。)
というバーンを滑って少し物足りないかと最初は思ったのですが、滑ってみると、実はこういう雪で滑った方が新しい動きとかは色々試せていいのかも、と思いました。

硬いバーンだと内倒したり、スキーを踏むのが遅くなったりすると、たちまちズルっといくので嫌でも正確に動こうとします。
これが動きを洗練すると思っていたのですが、振り返ってみると、どうにも自分の枠の中で一番正確に動くようになる、というだけではないかと思ったわけです。

なので大きく動きを見直そうと試行錯誤しようとするなら、条件を緩めてもっと違う動きをしても許される条件、つまり硬いバーンにこだわり過ぎない方がいいと。

硬いところでは対応力というか、アジャストしていく力はつく気がしますが、
新しい動きにチャレンジするならもう少し条件を緩めないと効果が出ないと思うのでありました。

緩斜面で出来ないことは急斜面でもできない。
というのはよく意識していましたが、
柔らかい雪でできないことは硬い雪でもできない。
ということを意識した方がいいなというメモ書きでした。

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