SALMONのBBR9.0 176cm
何の予備知識もなく履いてみたのですが、これ結構面白いですね。
大きなトップとその幅に目を奪われますが、テールは意外と細い。
(しかし、テールの写真はない!スミマセン)
後から知りましたが、サロモンがパテントをとっているVシェイプという形状だそうです。
BBR9.0 すごいトップ幅
参考 普通のトップ幅のスキー
少し前の世代のSLスキーのセカンドモデルもそうなのですが、テールが広くなっているスキーがあります。
こういうのは、後ろに乗るとターン弧が切り上がるので、コースアウトしにくく楽ではあるのですが、その反面、切れ上がろうとするスキーに逆らえないないので、面白みに欠けたりします。
で、このBBR9.0ですが、滑る前からこの相対的に細いテールを見て、
「これ、発想的にはSLのトップモデルと同じバランスだよね。」
「実は結構いいカービングターンができるんじゃないの?」
「無理に切れ上がったりしないで走りがよかったり?」
という期待がありました。
そこで、このスキーのために特殊な滑り方をするのではなくて、あえて普通にミドルターンで滑ってみました。
すると、幅がある分もっさりしているけど、切れるし、走るんですよね、このスキー。
トップが広いからターン前半からターン弧を作りやすいし、テールが細いからよく抜けます。
さすがにたわみ感はあんまり感じられなかったですが、それもスキーの走りが鋭くなりすぎなくていいのかも。
つまり、このすごい幅やトップのでかさと裏腹に、
「カービングの楽しさがなくなっちゃうんじゃないの?」
なんて心配はいらなくて、むしろマイルドなところに抑えつつ、切れ、走りがちゃんとあって楽しいです。
さらに、当然期待通り、悪雪の時も雪面に沈まないで浮いている感があるんですよ。
この幅を活かして、もさもさ荒れてきた雪面を関係なく進んで行きます。
こういうので新雪滑るとどうなるんだろうなぁ。
浮力があって楽しそうだし、きれいなターン弧が作れそうな気がします。