2016年4月24日日曜日

ひねらない

「スキーの向きと身体の向きを正対させるのである」
ということに関して今回いったん納得することが出来たので、そのお話しを忘れないようにメモしておこう、という話です。

とにかく腰が入ることがいいことだと思っていたので、こんなイメージで、こんな風に滑っていました。



でも、この動画みたいにターン中に吹っ飛ばされることが時々というか、よくありました。

そのたびに、圧をかけ始めるのが遅いから跳ね返されているのかと思っていたのですが、
「逆ひねりを使いすぎていて、捻った反動で反対向きに強く捻られているだけですよ!」
と、ある筋から指摘されました。
根本が違うから、張り切って動くと余計破綻が広がっているという話だったワケです。

ということで、滑りを組み立てなおしてみて、捻るのを辞めてみたらスキーが良くたわんで動きやすくなり、調子をつかんできた気がします。

ただ、意識としては辞めていますが、まだ動きとしては残っているので、どこまで「ひねり」を残すのがいいものかと考えていました。
そんな時、苗場の中継でヒルシャーのウォーミングアップで、こんな動きをみました。

おぉ。捻ってなーい!

そうか、内足と外足の前後差で結果的にひねり=外向傾はでるけど、自分からは作らなくていいんだな。

と解釈して納得しました。


諸事情によりテレビ画面をスマホで撮りました。


この感覚を確かめながら滑れたのは、今シーズンは2日だけ。ヒルシャー前にも2日あるから合計4日か。
もっとこの感覚で滑り込んでおきたいと思っているのですが、雪がもうないですねぇ。。。

来シーズンに都合良く忘れないようにするために、恥ずかしい動画とセットでここに残しておくか。。。

Ski Tips: Mikaela Shiffrin

Shiffrinの滑りは基本が詰まっていてとても参考になるので、何かを見つける度によく見ています。そんなShiffrinの滑りがまとまっていて、自分で説明している動画を見つけました。次に見るときにすぐ探せるようにしておこうというメモです。

Ski Tips: Mikaela Shiffrin

1) 5 Slalom & a Traverse
2) Foward Double Pole Plant
3) Forward Single Pole Plant
4) Garlands
5) Get Over It Drill
6) Hourglass Drill
7) Norwegian Drill
8) Weight Outside Ski Inside Tip Down Tail Up
9) One Ski Drill
10) Outside Edge to Outside Edge
11) Swiss Drill
12) MiKaela - Basic Drill Progression
13) Mikaela - 7 Keys to Drill Mastery


2016年4月14日木曜日

新しい波目ファイルは切れる!

購入して時間がたつ波目ファイル。まだ使っていなかったのですが、やっとおろしました。
切れる刃物は精度も効率もずっといいですね。
古いファイルをごまかし使うのはやめようとしみじみ思ったところです。


手に入りやすい普通のSWIXの波目ファイルです。


ついでなんで、エッジチューンについて普段思っていることを少しメモしておきます。

私はエッジの状態が整っていることをすごく重視しています。

理想なのは、切りたいときに鋭く切れて、ずらしたいときに滑らかにずれるエッジです。
切れを重視してずれを犠牲にする、とかはしません。
私の経験上だと、そんなセッティングが意味を持つ場面なんてありませんでした。


鋭く切れるエッジにするためには、単に角が立っているというより、面が整っていることが重要であると経験的に感じています。なので、時々サイドエッジに波目ファイルを入れて面を作り、ファイルとダイヤフェイスで仕上げてあげています。


手を抜くときは、ファイルを使うのをさぼって、ダイヤフェイスの#200 #400で仕上げています。
最近なんかこれでもいいような気がしているのは、主に滑るゲレンデが大松の硬いところ以外になってきたからなのか、ダイヤフェイスが優れているのかなのかはよくわかっていません。

■通常メンテナンス
ダイヤフェイス#200→ダイヤフェイス#400

■フルコース
波目ファイル→単目Sファイル→ダイヤフェイス#200→ダイヤフェイス#400

■フルコースだけど手抜き
波目ファイル→(単目ファイルはスキップ)→ダイヤフェイス#200→ダイヤフェイス#400


菅平を滑るときはダイヤフェイスの#600まで使うことがあります。

滑らかにずれるエッジにするためには、バリがないことが何より大事。ここはかなり気を使ってきれいにバリを取ります。エッジの角が少しぐらいおちようが、バリがないことが優先です。

でも、今年の雪不足で一つ発見がありました。
いつも硬い菅平か、柔らかくてもかたしな高原ぐらいだったので、エッジは立てるだけたてて滑りで調整できると思い込んでいました。
ところが、期せずして関越大原スキー場で上越の雪を久々に体験したところ、もうエッジが邪魔でしょうがありませんでした。ひっかかる雪ではエッジを落とす必要がやっぱりあるみたいです。。。。
泣きを見ました。

ただ、滑り方もいまいち路頭に迷っているときだったので、もっと技術を磨かけば調整できるのかも。だって、うまい人はそのまま滑っていたし、、、練習しよう。


2016年4月11日月曜日

試乗 2016-2017 Fischer Worldcup SL WCP 165cm

試乗会には行けなかったのですが、カンダハーさんからスキーを借りて一本だけ試乗してきました。スキーは今年のカンダハーの試乗会ランキングで人気No.1に輝いたFischer Worldcup SL WCP 165cmです。

最初に書いちゃいますが、これはすごいスキーでした。

雪の上で撮った写真がこれしかない。

場所は丸沼高原スキー場。今年は雪がすくなくぐさぐさの雪ですが、朝イチに試乗したのでなかなか条件は良かったほうです。

テンプレ的に貼っておきますが、体重73kg。身長169cm。運動は好きだけど運動不足な中年の感想です。テクニックの程度は動画をこのblogに載せているので探して参考にしてください。

他のスキーはないので自分の2016 ATOMIC REDSTER FIS SL M 165cmと比較した感想になります。あと、ATOMICに順応している人の感想だと思ってください。
2016 ATOMIC FIS SLと2017 Fischer WCSL WCP

まず見た目から。
トップの穴は健在です。雪が硬いうちはいいですが、べちゃ雪だと穴から入ってきた雪が足にかかり結構大変ことになります。

2016の黒の単色もかっこよかったですが、灰色も混ざった来年のモデルもかっこいいですね。

Fischer WCSL WCP日の光の下だとこんな感じです。


ちなみに裏面は、エッジ際を除いて黄色です。私の知っている人の自転車がこんな感じだった気がします。
黄色!


プレートは新しいタイプになっています。
2000年ぐらいから続いていたかまぼこ板みたいなシンプルなやつではなく、角ばった少し複雑な形になっていました。本物なのか単なるモールドなのかは判別つきませんでしたが、表面はカーボンを織り込んだような柄になっていました。

プレート自体が小型化し、断面も台形になっていてスキーとの接触面積も小さくなっていることから、よりたわみやくしているのだと思われます。
ATOMICのX19もそうでしたが、このビンディングもブーツのトゥが乗る部分がワイドになっていて、グリップ力を大きくする狙いが垣間見えます。たしか、Fischerというかチロリア系のビンディングは、開放値の高いトップモデルでは、キャタピラみたいなパーツがなくて、昔からこうなっていた気がします。この形状はかなり滑りに影響するみたいです。

プレートが小さい

写真だとわかりにくいけどセパレートタイプです

プレートのカーボンは本物なのか?

チューンの状態をチェックすると、借りてきた状態ではちょっとエッジが丸かったので、インのサイドエッジだけチューニングをさせてもらっちゃいました。ゲージでチェックすると私のアングルと同じみたいなのでファイルで面を出してダイヤフェイスで仕上げました。
例年、「エッジを立てたら豹変するかも?」なんて感じでしたが、今回は自分が普段使っているのと同じレベルにしてあるので楽しみです。


さて乗った感想です。
丸沼の朝イチのまだ雪がゆるむ前に自分のATOMICで1本滑った後の試乗になります。スキーを履いた段階ではちょっと柔らか目で、素直にたわみそうな印象です。エッジはチューン済みのかっちり立てているキンキンバージョンです。

ゴンドラを降りて、出だしの斜面を素性がわかりやすいミドルターンで滑りだします。

が、1ターン目でびっくり。滑り出しの1ターン目にも関わらず切れすぎで走りすぎ!

マジですか!?

びびってそこでいったん停止。こんなに切れて走るなら前の人とのスペースだって再調整が必要なくらい。

心して本気モードで再スタート。
これはすごいスキーですね。すごいグリップ力です。
ぐいぐいまわりますし、速いし、楽しい!
Fischer的なオートマチックな感じがすごいします。
これは久々に感動するレベルのスキーです。
しかし、ポジションが遅れると前に抜けすぎちゃいますので、やっぱりそこはポジションキープができる人じゃないと楽しめないですね。

さて、次はエッジを入れ替えて、ちょっとぬるいエッジで滑ります。
なるほど。さっきほどキレキレって感じじゃないですけど、ちゃんと切れます。
そして、ずらしやすくて扱いやすいです。
この日の丸沼でフリースキーをするのならこっちが正解かも。
まぁ、そうやって使うスキーじゃないとは思いますが。

エッジの鋭さで性格が大分変るので、扱いが難しく感じたらエッジのたて具合でチューニングできる感じですね。


もう一回キレキレエッジに戻して滑走しました。私の好みは完全にこっちですね。
操作はシビアでもこっちのほうがラインを把握しやすいというか、自分で動かしている感じがします。


これは今まで出あったことがないくらいすごいSLスキーですね。
回転性、操作性、滑走性、すべてに驚きました。
エッジのグリップ感とたわむ感触もいいです。
Fischerはどうしてこんなすごいスキーを投入したの!?
ってぐらいです。


でも、私がこれを買いたいと思うかどうか、そこはちょっと微妙。
完成度は抜群なのですが、好みの問題が、、、

実は私はATOMICを履く前にFischerのスキーを長く使っていて、Fischerのスキーも大好きでした。
ただ、ちょっとオートマチック感が強いというか、ターンが始まってしまうともうスキーに制御がお任せになってしまうというか、谷回りの入り口でターンの大半が決まってしまう印象があり、もう少し自由度があるスキーがほしくてATOMICにしました。

そしてこのスキーもターンの入り口でターンのほぼすべてが決まってしまう印象が強くて、そこが気になってしまいました。

「出来上がるターンがこれだけすごいならこれでいいんじゃないの?」
と、冷静なことをいう自分もいるのですが、そこは自分の好みをつっぱって今はATOMICかなと。


本当のところは来シーズンは何か買う資金がないので、言い訳を探しているだけなんですけどね。
もう資金がなくてかえってよかった。
このスキーやばいです。

2016年4月8日金曜日

ATOMIC Redster APCお店でみてきました。

もう我慢できなくて空き時間を作ってカンダハーに見に行ってきました。

ATOMIC RedSter APCです。

サンプルは25.5㎝サイズのみなので足入れできませんでしたが、高山社長に
「もうこれ見たくてきました。見せてください。」
と言ったあと、むんずとつかんで、あとは黙々とインナーを外して、フットベッド外して、シェルの内側を撫でまわして、とひとしきりチェック。なるほどねぇ。

社長から許可をもらって撮ってきました

ロアシェルはノーマルのRedSterですね。
これ。ちょっとがっかりというか安心というか。ロアシェルをRacetechで出してくれないとなぁ。。。


アッパーカフはRacetechのTIのものですね。
あとアキレス腱の金具がRacetechと同じものになっています。
でも、ビスは2本止めです。


で、2本留めだと図1みたいになりますが、1本留めにすると図2みたいになり、前傾がゆるく感じるはずです。ビス一本留めの状態にして隙間を作って詰め物をして、それから2本目のビスを止めれば2本留め風になるのかな?


図1ビス2本留め状態

図2 ビス1本留め状態


写真撮るの忘れましたが、裏になんかかっこいい文字がペンで書いてありましたが、あれはなんだろう?

しかし、高いなぁ。

自分のことを棚からおろしてみた

自分のことは棚に上げる(s_takkyさんのGS)と好き放題書いていたのですが、自分の滑りの分析もしてみました。

この動画はKNJさんに撮ってもらった今シーズンで一番いい出来の動画で何度も見ていました。が、何度も見れていれば当然、粗も目についてきます。

「オレ、すげーじゃん」とうまくいったところだけを反芻するのではなく、この時感じた問題点を明確にして次につなげて行こうじゃないか、というメモなのであります。

まず動画
いい天気と素晴らしいカメラワーク

意識してうまく行ったのは切り替え部分。例によってここです。
ターンで圧がかかるようにしたうえで、上に抜けない方法がやっと理解できました。
今シーズン最大の収穫です。これで2段踏みをしないでよくなりました。



で、この滑りでだめなのは肝心のターン部分。

動画を見るとわかるのですが、結構な雪煙が上がってます。
一応2本線のシュプールもあって、そこそこスキーは走っている感じですが、キレキレって感じはありません。

「なんかずれちゃうなぁ。雪が柔らかいからかな?」
と滑っているときから自覚はありました。


私はたいてい2日に1回以上のペースでエッジを研いでいるので、研いでから3日目だったこの日のエッジは少し甘かったのですが、雪も柔らかいし、それだけじゃない気がします。

どれどれとよく見ると、スキーの前後差が大きいですね。
両足の間に三角の隙間が。


これ、スキーの前後差を小さくしてもっと素直に倒せばいいのかな?
いろいろ直したいところがたくさんあるなぁ。

そろそろ疲れも抜けてきたし、少し滑っておいて、この辺の感覚を試しておきたいところです。

2016年4月5日火曜日

来季に向けての物欲メモ2015 結果発表

す物欲メモを更新しようと思ったのですが、まずは去年の一覧に対する星取り表を。


1.ブーツ
もちろん買いました。
ATOMIC RedSter FIS 150です。
130か150かで悩みに悩み150に。
最終的に滑り方も矯正して大満足です。私の中では過去最高の出来のブーツになりました。

2.SLスキー
買いました。
ATOMIC RedSter FIS SL M 165cmです。
柔らかくて最高です。
途中、ビンディングの前後ポジションを変更したりしましたが、滑りを見直したらノーマルが一番フィーリングはいいという結論に達して元に戻しました。
タイムとらないと評価できないところですけどね。


3.GSスキー
買いました。
ATOMIC Redster FIS GS W 188cmです。
柔らかくて最高です。
これも滑り方を見直したら、すごい回転性と走りを発揮し、好きなだけターンできるスキーでした。
ただ、寿命が短そう。女子用に太ったおじさんが乗ってはだめってことなのか?


4.娘のスキーウェア
買いました。

5.嫁さんのスキーウェア
残念。買えませんでした。
ごめんね。来シーズンに向けてちょっといいのを買いましょう。

6.コブに入れるスキー
残念。買えませんでした。
でも、KNJさんからコブ用スキーを長期借用しました。一回も滑っていませんが。。。


7.波目ファイル
買いました。
もったいなくてまだ使っていません(笑)

8.予備ゴーグル
買いました。
ワゴンセールの残り物になっていたSUPER RACEを。
新品のレンズは本番用にしています。3個のゴーグルを予備にしたり、家族などなどで使いまわすので。

9.カーボンレガース
残念。買えませんでした。
これはやっぱりぜいたく品ですねぇ。。。


10.ロードバイク
残念。買えませんでした。
ブーツチューン代に消えました。結果は満足しているのでよしとします。


その他
・スキーウェア
スキーウェアは気に入っていたのですが、リフトに乗るたびに「だいぶ薄汚れていますね」って言われるので買い換えました。あちこちガタも来てたので。何度も洗ったんですけどね。

・グローブ
汚れを取るつもりで洗ったらとどめが刺されて穴が開き、あまりにもみすぼらしいのと、あいた穴で指先が寒いので買い換えました。


散財したシーズンでした。。。。