2016年4月11日月曜日

試乗 2016-2017 Fischer Worldcup SL WCP 165cm

試乗会には行けなかったのですが、カンダハーさんからスキーを借りて一本だけ試乗してきました。スキーは今年のカンダハーの試乗会ランキングで人気No.1に輝いたFischer Worldcup SL WCP 165cmです。

最初に書いちゃいますが、これはすごいスキーでした。

雪の上で撮った写真がこれしかない。

場所は丸沼高原スキー場。今年は雪がすくなくぐさぐさの雪ですが、朝イチに試乗したのでなかなか条件は良かったほうです。

テンプレ的に貼っておきますが、体重73kg。身長169cm。運動は好きだけど運動不足な中年の感想です。テクニックの程度は動画をこのblogに載せているので探して参考にしてください。

他のスキーはないので自分の2016 ATOMIC REDSTER FIS SL M 165cmと比較した感想になります。あと、ATOMICに順応している人の感想だと思ってください。
2016 ATOMIC FIS SLと2017 Fischer WCSL WCP

まず見た目から。
トップの穴は健在です。雪が硬いうちはいいですが、べちゃ雪だと穴から入ってきた雪が足にかかり結構大変ことになります。

2016の黒の単色もかっこよかったですが、灰色も混ざった来年のモデルもかっこいいですね。

Fischer WCSL WCP日の光の下だとこんな感じです。


ちなみに裏面は、エッジ際を除いて黄色です。私の知っている人の自転車がこんな感じだった気がします。
黄色!


プレートは新しいタイプになっています。
2000年ぐらいから続いていたかまぼこ板みたいなシンプルなやつではなく、角ばった少し複雑な形になっていました。本物なのか単なるモールドなのかは判別つきませんでしたが、表面はカーボンを織り込んだような柄になっていました。

プレート自体が小型化し、断面も台形になっていてスキーとの接触面積も小さくなっていることから、よりたわみやくしているのだと思われます。
ATOMICのX19もそうでしたが、このビンディングもブーツのトゥが乗る部分がワイドになっていて、グリップ力を大きくする狙いが垣間見えます。たしか、Fischerというかチロリア系のビンディングは、開放値の高いトップモデルでは、キャタピラみたいなパーツがなくて、昔からこうなっていた気がします。この形状はかなり滑りに影響するみたいです。

プレートが小さい

写真だとわかりにくいけどセパレートタイプです

プレートのカーボンは本物なのか?

チューンの状態をチェックすると、借りてきた状態ではちょっとエッジが丸かったので、インのサイドエッジだけチューニングをさせてもらっちゃいました。ゲージでチェックすると私のアングルと同じみたいなのでファイルで面を出してダイヤフェイスで仕上げました。
例年、「エッジを立てたら豹変するかも?」なんて感じでしたが、今回は自分が普段使っているのと同じレベルにしてあるので楽しみです。


さて乗った感想です。
丸沼の朝イチのまだ雪がゆるむ前に自分のATOMICで1本滑った後の試乗になります。スキーを履いた段階ではちょっと柔らか目で、素直にたわみそうな印象です。エッジはチューン済みのかっちり立てているキンキンバージョンです。

ゴンドラを降りて、出だしの斜面を素性がわかりやすいミドルターンで滑りだします。

が、1ターン目でびっくり。滑り出しの1ターン目にも関わらず切れすぎで走りすぎ!

マジですか!?

びびってそこでいったん停止。こんなに切れて走るなら前の人とのスペースだって再調整が必要なくらい。

心して本気モードで再スタート。
これはすごいスキーですね。すごいグリップ力です。
ぐいぐいまわりますし、速いし、楽しい!
Fischer的なオートマチックな感じがすごいします。
これは久々に感動するレベルのスキーです。
しかし、ポジションが遅れると前に抜けすぎちゃいますので、やっぱりそこはポジションキープができる人じゃないと楽しめないですね。

さて、次はエッジを入れ替えて、ちょっとぬるいエッジで滑ります。
なるほど。さっきほどキレキレって感じじゃないですけど、ちゃんと切れます。
そして、ずらしやすくて扱いやすいです。
この日の丸沼でフリースキーをするのならこっちが正解かも。
まぁ、そうやって使うスキーじゃないとは思いますが。

エッジの鋭さで性格が大分変るので、扱いが難しく感じたらエッジのたて具合でチューニングできる感じですね。


もう一回キレキレエッジに戻して滑走しました。私の好みは完全にこっちですね。
操作はシビアでもこっちのほうがラインを把握しやすいというか、自分で動かしている感じがします。


これは今まで出あったことがないくらいすごいSLスキーですね。
回転性、操作性、滑走性、すべてに驚きました。
エッジのグリップ感とたわむ感触もいいです。
Fischerはどうしてこんなすごいスキーを投入したの!?
ってぐらいです。


でも、私がこれを買いたいと思うかどうか、そこはちょっと微妙。
完成度は抜群なのですが、好みの問題が、、、

実は私はATOMICを履く前にFischerのスキーを長く使っていて、Fischerのスキーも大好きでした。
ただ、ちょっとオートマチック感が強いというか、ターンが始まってしまうともうスキーに制御がお任せになってしまうというか、谷回りの入り口でターンの大半が決まってしまう印象があり、もう少し自由度があるスキーがほしくてATOMICにしました。

そしてこのスキーもターンの入り口でターンのほぼすべてが決まってしまう印象が強くて、そこが気になってしまいました。

「出来上がるターンがこれだけすごいならこれでいいんじゃないの?」
と、冷静なことをいう自分もいるのですが、そこは自分の好みをつっぱって今はATOMICかなと。


本当のところは来シーズンは何か買う資金がないので、言い訳を探しているだけなんですけどね。
もう資金がなくてかえってよかった。
このスキーやばいです。

2 件のコメント:

KNJ さんのコメント...

比較対象が'09の女子用SLなので、長さの違いが大きいかも知れないけど、シャバ雪での走破性?も、良かったように思います。

kaizo さんのコメント...

KNJさん、コメントありがとうございます。


確かにそうですね。シャバ雪でもたわんでくれて扱いやすかったですね。
穴からたくさん雪が飛んでくるのはあれですが。