2022年4月10日日曜日

今の滑りを分析する(その2)

前回はこんなことを書いて終わりました。
「今回の原点に帰ってお手本と比べてみようとこっちの動画を見たら、今まで気がついてなかった差異が見えてきてガッカリするのですが、それはまた次回で。」
ということで、今回は何にガッカリしたのかという話です。


正確には、課題が見えたからガッカリというより、また滑りたくなったので、前向きな気分なのでそれはそれでいいかなというところではあります。


さて、お手本にしてきた滑り。

ずっと注目していた切り替えのフォームはまぁまぁいいかなと思います。
前回も書きましたが、ここは切り替えようと慌てて沈み込むのではなくて、ターン後半にしっかり重心を低くしておけば、切り替えで低いフォームが結果的に出てくることがよく分かりました。膝が勝手に持ち上がってくる感覚です。
問題はこのあとです。
傾き方が根本的に違うことに気がつきました。
もちろん、斜度、スピード、スキーの長さなど条件が違うので同じにはならないのですが、それを差っ引いても大きな違いが二つあると思います。

■一つは上半身の前傾角度。
背中の角度というか股関節からの前傾角度というか。
なんなら猫背っぽく懐深くするのか。
単純に私の方がすっかり上体が起きてしまっています。
もっとクローチングフォームの時に近い感覚で上半身を維持した方がいいのか。研究の余地があります。


■もう一つ目は腰の高さ。
この写真で比較すると、切り替えでの腰の高さは同じようなものですが、切り替え後の傾き始めてからの腰の高さが全然違います。
お手本の滑りの腰の高さは、切り替え後、ターンに入ってさらに雪面に近づいていくのですが、
私の腰の高さは、雪面からの距離が同じか、高くなっているくらいです。
たしかに滑っている時は、さらに腰を雪面に近づけていこうとは意識していませんでしたが、動画や静止画で見せられると一目瞭然。違うなぁ。

そう言えば、昔コーチに、「次のポールの根元に腰をぶつけるぐらいの感じだよ」と言われたのを思いだました。
言われた時には全くピンとこなかったのですが、なるほど根本ぐらいを狙うと、腰が雪面に近くなのかもしれません。


なかなか思う通りにはいきませんが、今シーズンはテーマを絞って前進したと解釈して、いいシーズンだったと思うことにします。
来シーズンは今回見つけたあたりを意識して練習してみたいところです。

2 件のコメント:

BON さんのコメント...

こんにちは。
久しぶりにのぞきに来ました。
するどい考察力ですね。
誤解を恐れずに言うと、スキーの上手さは如何に積極的にエッジを立てるかです。
KAIZOさんは自分からのエッジングが弱いと感じます。
ではどういう意識で動けば良いかといいますと、
フォールラインあたりから内脚の太ももとおへそを密着させる感じでエッジを立てます。
内脚の膝と胸を密着させる感じでもいいです。
そうすると前傾も保てて、外力にも耐える事ができます。
お試しあれ。

kz さんのコメント...

BONさん、

せっかくコメントいただいたのに、遅くなってすみません。

エッジングが弱いというのは鋭い指摘ですね。
私も動画を見てそう感じていて、次のblogのネタにしようかと思っていましたが、忙しさにかまけて放置していました。
さらには、同じ滑りを後ろがから撮影した動画ではズレズレなのがはっきり見てとれて、結構なショックも受けてました(笑)

実は、右膝の半月板を水平断裂していたり、側副靭帯が伸び気味だったりするので、
足を内線させて絞るような緊張を作る動きをすると膝が痛くなってしまうんです。
なので、スキーにまっすぐ乗って脚全体の傾きだけでエッジングしようとしています。
ただ、それだけではやっぱりエッジングとして足りないんですよね。

ということで、どういう感覚でエッジングをするかが課題だったのですが、いただいたアドバイスにもチャレンジしてみようと思います。
ありがとうございます。