2014年3月23日日曜日

チューンナップ:波目ファイルは大活躍

普通はあまり使わないこの波目ファイルですが、私はこれを好んで使っています。
切れ味と削りの量が多い分、失敗すると目も当てられませんが、作業効率がいいので主にサイドエッジの面を作るのに使います。

登場の機会は3パターンあり、2と3で使うので結構な頻度となります。


1.出荷時のサイドエッジを変更するとき
出荷時の90度のエッジを鋭角なサイドエッジに変更するときは、波目ファイルが不可欠です。しかし、最近は出荷時にエッジに焼きが入っていることが多く、波目ファイルでは刃が立ちません。ダイヤモンドファイルで焼きを落とせばいいのですが、機械チューンのあとにできた模様のような焼きを落とすのは一苦労。なので、最近は出荷時のサイドエッジはプレチューンで作ってもらうことにしています。

2.チューナップショップの結果を修正するとき
チューンナップショップに仕上げてもらうと、非常に乗り心地も良くなりますが、使えば当然エッジも丸くなり、自分でメンテをすることになります。ダイヤモンドファイルで磨くだけですめばいいですが、エッジの痛み具合によってはファイルでの修正が必要です。そんなとき、同じ角度の自分のサイドエッジガイドを使っても面の角度が合うことはまずありません。個体差とかチューンの癖などで、同じ数字のサイドエッジガイドを使っても合うわけ無いのです。なので、ここでも波目ファイルに登場してもらって、サイドエッジの面を全面的に作り直してしまいます。

3.エッジの表面が痛んだとき
何かを踏んでエッジが欠けたときや、保管が悪くて表面が酸化して滑るようになってしまったときは、波目ファイルで一皮むくつもりでサイドの面を作り直してしまいます。
こうすると手間は掛かるように見えて、いつもの状態に戻るので思ったようなチューニングが出来るようになります。所詮アマチュアのチューンなので、部分修正で全体整合をとるより、全部やり直す方が確実なんです。



とこんな感じで、私がチューンをするときは波目ファイルが大活躍です。


このほか、錆だらけの友人のスキーをチューンするときは、まずは普通の単目ファイルにサンドパーパーを巻いたものをサイドエッジガイドにあてて景気よくサビを落とします。その後に波目ファイル登場です。




2 件のコメント:

katsumune Suzuki さんのコメント...

チョイチョイ、名前を入れて頂きありがとうございます。
所詮、シロートの工作レベルなので、お役に立てるかどうか・・・・(汗)
ファイルについては、コメに返信させて頂きましたが、少し癖が有ります。
ご注意下さい。

kz さんのコメント...

Katsumune Suzuki さん


私の趣味が偏っているのか、Ka'Tuneページが優秀なのか、Googleで検索するとよく引っかかるのですよね。
ネタ元は載せておく、というポリシーの元、リンク張らせていただいてます。

ファイルの癖も、様子見ながら使ってみます。たぶん、すぐ慣れるでしょう。

それに家族のスキーやクラブ員のスキーなど、たくさんいじるのでそのうち交換時期も来ますので。