2012年10月5日金曜日

スキーブーツR&Dで作ったブーツ LANGE L10 Racing ZI

このブーツは、スキーブーツR&Dの山本さんに作ってもらった最初のブーツです。

住宅事情的に履かないブーツを何足もとっておく訳にもいかず、残念ながら先日廃棄してしまいました。
最後にとった写真と、思い出話的なものを。

このブーツには非常に感激しました。

とにかくまっすぐ立つことが簡単にでき、もう雷に打たれたぐらいの衝撃でした。
左右に傾けても雪上じゃないのにエッジがきれいに立つことが予想できる。


完成ブーツを受け取りに行って事務所で履いた瞬間にそう感じたので、思わず、
「すごい!まっすぐです!」(あほっぽい)
「両足のブーツの四隅というか、ブーツソール全面が同じ圧です!」
といったところ、
「はい。それがブーツ本来の形です」
とあっさりとした返事。


もちろん雪上に行っても、期待通り、右に倒せば右に曲がり、左に倒せば左に曲がるという、当たり前のことを当たり前に実現してくれました。
あとはフラット感がよく、膝をしぼるのを一切辞め、両足同調で滑る様に滑りが変わりました。


運動しながらブーツをたわませ、もどし、圧をかけて、圧を受け取り、という動的な感覚を知ったのはこのブーツのおかげです。これらがスキーが滑ったりたわんだりという運動とリンクすると、自分の考えていた動きの大きなスキーができるんだと感激しました。

2012/10/6追記

舟状骨がひっかかって足のねじれが解消すると、足の甲に近い部分もあたるのでそこもあわせて出してあります。
表面が泡を吹いているようになっていますが、これは大きく変形させたシェルが戻らないように、加工が終わった最後に表面を高温であぶって加工しているんだそうです。
3シーズン使ったのですが、確かにシェルだし部分が戻るようなことはありませんでした。



まだ、おもしろいネタがあるのですが、長くなるのでこのあたりで。




0 件のコメント: