2017年7月12日水曜日

Sky Tech Sport SKI and Snowboard Simulator やってみました

横浜市青葉区市が尾にあるSKI & FITさんにお邪魔して、「Sky Tech Sport SKI and Snowboard Simulator」をやってきました。USSAも使っていて、シフリンとかリゲティもやっているんだそうです。

もともとfacebookで見つけて興味をもったところに、写真の右隅にも写っているMax Daublebsky von Sterneckさんから友達申請をもらってつながり、さらに友人からのプッシュがタイムリーにあり、行ってみることになりました。

 
7分毎に交代した3回目あたり

最初は馴れずにふらふらとしましたが、いろいろ試行錯誤してうちにどこがスキーと同じで、どこが違うのかがわかってきました。そういう差分が理解できてしまえば、スキーと似ているところだけ、いいところだけが感じ取れて、雪上のスキーと同じような感覚で動けます。もちろんダメな癖も再現されますが、それほどまでに良くできているということです。なかなかの完成度ですね。
少なくとも雪が降る前にもう一回は行きたいところです。

動画も撮ったので、それも載せようと思いますが、とりあえず載せますが、まずはざっと特徴などを書いてみたいと思います。

SLセット滑ってます。
途中からブザーがなっているのは不通過の警告です。


■準備
機械は1台しかないので予約が必要です。サイトから簡単にできます。
写真を見てもわかるとおり、必要なのは自分の体とブーツと運動できる服装です。
ただ、汗をかくので服装はTシャツとかのほうがいいですし、着替えとタオルは必須です。
水分補給用に飲み物も用意した方がいいですね。
ブーツは雪上で使っているものをそのまま使います。
私は靴下も雪上で使うものと同じものを用意しました。
ストックは要りません。短いものが借りられます。

■画面
正面の画面は基本的に雰囲気だけなのですが、斜面を滑っているような画面があったほうがスキーをイメージしやすいですね。案外コレは重要かも。

さらに、この画面の中にSLセットを出して滑ることもできます。画面の中にポールが現れるので、これにあわせてライン取りします。なかなかすごいのはちゃんと通過判定をしていて、不通過の時はブザーが鳴って教えてくれます。通過したときはポールを倒したような音がします。
感覚的にはカタハン判定とかはかなり本物に近い気がします。

■仕組み
ブーツの傾いた角度にあわせて、左右に振られます。直立すると左右の動きが止まります。
自分で左右に振り回すような機械ではなく、スキーの傾きを検知して足元が動作するので、荷重感とかはかなりそれらしく感じられます。

■本物との差分
これは本人のイメージにより色々あるのでしょうが、私が気になったのは2点。
・当然斜面はありません。前に落ちていく動きは表現されていません。
・スキーのたわみはありません。動きにためがあるのでそれらしいのですが、ちょっと違います。

■ポイント①:短時間集中で。
30分3000円1000円(これは割り勘した料金)から、という料金体系になっていますが、一人で30分はきついです。やってみた感想としては、30分連続なんて想像もできません。

考えてみれば、スキー場ではリフトに5〜10分乗って本気で滑っているのは1分くらい。こんなサイクルで運動しています。そして、午前午後でリフトに合計30回乗っても、のべ滑走時間は30分です。
そう考えると、30分も休まずターンし続けることができないのはあたりまえなんです。

このとき私は3人で行き、5分〜7分交代で90分間を回していました。これくらいがちょうどいいところ。休みをいれながらじゃないと大変ですね。


■ポイント②:カービングターン
スキーの傾き(ブーツの傾き)を検知して、機械がある意味勝手に左右に動くのですが、その味付けというか、運動のモデルは完璧なカービングターンになっています。
凝っていることに、傾きを作ってから反応するまでのディレイまで表現されています。

そのため、それ以外の動きをしてもうまく機械が動いてくれません。
求められているのは谷回りからのフルカービングです。
ズレって自由度が高すぎて複雑になり、モデル化できないのでしょうね。

そういう前提なので、例えば
「ターン前半を上に抜いてすこしずらし、スキーが下を向く少し手前ぐらいから切っていこう」
なんて動きをしても、全く意味がありません。機械のセンサーはブーツの傾きを検知しているので、上に抜いても機械は期待通りには動かないのです。

なので、丁寧に両スネが並行になる様なカービングターンを意識すると、よりスキーらしいリアクションをしてくれますし、正しい動作をしていればどんどんスピードアップしていきます。


■ポイント③:ビデオを撮る、そして見る。
このSKI&FITを活用する最大のポイントは、ビデオを活用することです。
同じ場所を往復するこのシステムはビデオが撮りやすいので、三脚を置いてビデオを撮った方がいいです。ただ、たぶん、ここまでは誰もがやっていることでしょう。

ポイントは、その撮影したビデオを滑るたびにその場でチェックすることです。
ビデオを見てイメージを修正し、次の練習に活かす、というフィードバックを毎回すれば劇的に上手くなるはずです。なので、複数人でいっても2台以上、理想は人数分のカメラと三脚があれば、休まず撮影を続けて時間を無駄にせず、どんどんビデオをチェックしながら練習できるはずです。フォームを直すにはもってこいの練習方法ではないでしょうか。
もしくは、撮影中にビデオを再生できる仕組みがあればいいのですが。そんなのあるのかな?あまり詳しくないところなのでわかりませんが。

リフトに乗らなくていいこのシステムは、使い方次第では短時間でかなり効果のある練習を効率的にできると思います。

■リスク
あえてリスクを言えば、間違った運動で練習をすると、こってりと間違った癖がしみつくということでしょう。これは要注意です。
MAXさんも指導してくれるので、よく話してみるといいと思います。



ということで、かなり効果が期待できそうな感触が得られました。
滑っている動画(本当は滑ってないのですが、滑っている、という感覚です)なんかはまた次回以降に。(書いている途中で気が変わって載せました)

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