2013年1月15日火曜日

SL用フリースキー

久々にハードな条件でSLセットに入ったらメタメタでした。

ビデオを見たら「こんな哀れな姿は自分でも初めて見た」というほどひどかったです。

で、悔しいので対策。
①まずはアイスバーンに負けないエッジにチューンしてマテリアルの準備を万端に。
②動きやすいようにオーバーパンツを脱いで下半身だけでもワンピに。
③急斜面でリズムが合わずにずれを止める動きになっている滑りを修正すべく、緩斜面で滑り込み。
④ラインはインをつく。

①は前提条件ですね。
SLスキーはカムピリオさんでチューンしたのですが、非常に乗りやすく仕上がっていたのと、家族スキーが続いたのでチューンをさぼっていました。その間5日もメンテなしで硬いバーンを滑ったら、さすがに一番かませたいところが丸くなっていて、そうでもないところだけが鋭く残っているというムラだらけの状態になってしまい、ホントの硬いところにいったらごまかせませんでした。
私のチューンナップの技量では足りないところだけエッジを立たせるなんて器用なことはできないので、トップからテールまで全部やり直し。サイド側は単目Sファイルで全体を研ぎ、ベース側、サイド側の順でムーンフェイスの600番のダイヤモンドストーンでバリをとって仕上げて完了。
変な引っかかりもなくなり、スムーズにかませることもずらすこともできました。
たったこれだけで完全復活するのですから日頃のメンテをさぼってはだめですね。

②は多くは語らず。

③今日は本当はこれを書きたかった。
私は8年間履いたFischer(156cmを4年、165cmを4年)をATOMICに変えたので、振り返ってみると、今までは乗り方を覚えて慣れることだけに注力してきた様に感じます。フリースキーでの乗り方、ショートポール(ネトロン)を使った規制されたコースでの乗り方。特に重心移動、谷への身体の落とし方にこだわってきて、ここまでは組み立てられてきた気がします。
しかし、ポールを滑る意識が希薄でした。具体的には今までのフリースキーでは、スタンスや内足の位置に対する意識が雑でポールに近寄れないのです。これではSLを滑るためには役に立たないんですよね。
ということで、ポールを滑るイメージを補強するためにフリースキーをやりました。

  • ポールの中でも内足を引っ掻けないようにスタンスは平行かつ少し狭く。
  • 左右の脚が独立して動いて、かつ、衝撃吸収を意識せずにやりたいので、膝はくっつけずに脛も平行に。 
  • ストックワークもポールを意識して手を高い位置に。逆手と連動してストックをつく。

フリースキーだとリズムもつかめて気持ちよくスキーがぐいぐい回って新しい動きができるんですけどねぇ。ポールに入ると昔のダメな滑りに戻ってしまいます。
1旗門目の入り方からして間違っているからなぁ。もう一日あれば修正できたかも、と思うと1日目にエッジがなかったことが悔やまれる。

④は、インをつく滑りしかイメージにないので、もうびびらずにいくと。

次は本番なのですが、フリースキーのいいイメージで滑りきりたいところです。



2 件のコメント:

たっくん さんのコメント...

素晴らしい分析と解説、そして対策へと・・・凄いですね!

先日の「kaizo さん」から頂いた解析コメントを子供に聞かせたら、イメトレビデオを毎日見ています。

お兄ちゃんは12日にそのイメージで滑ろうと思ったら、大雪でどこのバーンも新雪が20~30センチ以上あり、「そんな滑り出来なかった~」と言っていました。
今度の日曜日は、ナスターレースなので、土曜日にでも練習してみるそうです。

kz さんのコメント...

その時思った事を書いておかないと忘れてしまうんですよね。自分でいうのもなんですが、意外といいこと思いつくんですよ。でもきれいに忘れる。ほんとすっかり忘れる。なので書いておく。という感じです。

イメトレに興味を持つとは。恐るべし。これから上達が加速しますよ。子供は理屈より、いいお手本で上達しますからね。

新雪でも同じ滑りですよ。チャレンジしてみて下さい。
どこでも本質的には同じ滑り。微調整の範囲です。
よませの海和さんはどこでも同じ滑りでした。
私もぐさぐさの腐れ雪とカチカチのアイスバーンで滑りを変えてる意識はあまりないです。
変えられないという話もありますが(笑)