2016年8月14日日曜日

六甲山に再チャレンジ

私事ですが、といってもここに私事以外の話はないので変な前置きですが、これからしばらく神戸勤務が続くことになりました。神戸には自転車界隈では有名な六甲山があるので、この機会にできるだけたくさんこれにチャレンジしていきたいと思います。

前回、六甲山は激坂だったでも書いた通り、激坂にやられて、その有名な表六甲ドライブウェイの入り口で退散してきました。
二度目の敵前逃亡では三度目のハードルが高くなりすぎるので、とりあえず休み休みでもいいからと、表六甲ドライブウェイの終端まで登ってきました。



いやぁキツいなぁ。これ。何度も足を着いて休み休み登ってきました。
しかも下りが怖い。みんなどうしているんでしょう?

とにかく何度かチャレンジして、もう少し登れるようになりたいと思います。

2016年8月2日火曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その5)

スペシャルコースでブーツを作って実際に滑って見たら「その過程でまたいろいろと発見出来て驚きました」と書いたのですが、そもそもブーツ作ったくらいで、発見とか驚きって何でなの?というところから触れていきます。

まだ1度しか作ったことがないのではっきりとはわかりませんが、スペシャルコースでブーツを作るときのやり方には二つのやり方があると思っています。一つは、「今の自分の滑りに最適化する方法」で、もう一つは「これから自分がやりたい滑り方に最適化する方法」です。

前者がいわゆる王道のやり方で、動画に写っている自分自身の滑りや自分の体格、骨格の特徴に最適化したブーツを作り、現在の自分の滑りの延長に上達を求めていくことになります。今回作った感覚からすると、スペシャルコースだと足に合わせると言うより体全体に合わせるという方が適切な表現な気がします。

一方後者は、一見裏表に見えるアプローチですが、前者に比べて圧倒的にリスクがあります。なぜならその時点でこれからやりたい技術が身につくかどうかについては何の担保もないことに加え、勝手に素人がこういうのがほしいと想像したブーツと私の言葉から設計された物が同じかはどこにも根拠がありません。もっと言えば、やりたい技術が物理的に可能なのかどうかすら怪しいです。所詮素人の願望というか妄想にすぎない可能性だってあるからです。

さて、今回の私ですが、
「今より足を伸ばして使いたい」
ということで、あまり自覚はありませんでしたが、結果的には後者のパターンだったといえます。スキーブーツR&Dの山本さんからもリスクのあるアプローチであることは何度も説明してもらったにも関わらず、自分とはあまり関係ないものであり、すぐに成果が出ると思い込んでいました。

その結果、夏から検討して自ら望んでいたにもかかわらず、今まで体に染みついたことにとらわれてしまい、
「これから自分がやりたい滑り方」
を見つけることがなかなかできずに苦しんでいたのでありました。
これは、雪不足で落ち着いて考えながらフリースキーをできるようなゲレンデがなかったという悪条件が重なったこともありますが、ブーツと同時にスキーも買い替えたのにうっかり古いスキーも処分してしまって自分のベースラインがなくなってしまったという戦略性のない部分も要因の一つです。

そんなこんなでブーツの良さの全容が見えない状況で試行錯誤を繰り返すことになり、結果、見当違いなことも含めて発見したり驚いたりすることになったのでした。

もしかすると、最適化が進めば進むほど、設計時の想定と違う動き方をした場合はかえって合わなくなってくるのかも知れません。

ということで、次こそは発見のお話しを。


2016年7月28日木曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その4)

「本当にその効果があったのか」という話の立ち姿編書いたので、今度は滑ってからのお話しです。


昔から、
「フリースキーでできないことはポールの中でもできない」
「緩斜面でできないことは急斜面でもできない」
「低速でできないことは高速でもできない」
ということを切に感じていて、練習の原則として組み込んでいるのですが、今回のブーツを履いて似たような感覚を覚えました。

上手く書き表せませんが、
「立っているときの感覚がよくなければ、滑っているときの感覚もよくならない」
「立っているときの感覚が良くなると、滑っているときの感覚も良くなる」
という感じです。

立ち姿のところで触れたように、立っているだけでも以前にも増して重心が足裏にぐっと乗って安定する感触が得られたのですが、これを滑っていても同じように実感できました。具体的には山回りで足を伸ばした状態でスキーを力強く押すことができ、たわみをより大きく簡単に出せるようになりました。

特に苦手だと思っていたGSスキーでの違いが顕著でした。
女子選手用とはいえ、R>30 188cmのGSスキーをSLスキーと同じような感触でたわませられるようになるとは思いもよりませんでした。長さもRも違うのでターン弧は大きくなりますが、キュンキュンとフルカービングで回ります。スキーもトップからテールまで全部使える感覚が出てきて、安定感もましたし、より滑るような気もします。
スキーがとにかく簡単になった感じがします。

山本さんに動画とセットでいろいろと聞いてみた結果を図にして見るとこんな感じです。
つまりスキーのたわみ方が違うとのこと。

前後ポジションが私に最適化されたことで、よりスキーの真ん中に効率よく体重を載せられるようになり、スキー全体がたわむようになったとのことです。これに比べれば、従来の前後ポジションではスキーの前半分しかたわんでいなかったという話もあわせていただきました。当時は分かりませんでしたが、思い出してみると確かにそうです。テールを使っている感触なんてほとんどありませんでした。

うまく比較できる動画がないのですが、新旧GSの滑りを恥を忍んで載せるとこんな感じです。
昔の滑り。これでも比較的まともな方なのですがふらついて安定しない
(ATOMIC STI−R+D2 GS FIS 186cm R>27)

なるほどこう滑るのか、と初めて分かった日の滑り。
失敗して途中から古い滑りに戻ったところはカットしています。
(ATOMIC Redster FIS 150 + FIS GS W 188cm R>30)


スキーの進歩もありますが、やっぱりブーツを変えて滑りも変えることができた、というのが大きいと感じています。

真ん中に乗る、なんてことはスキーを始めてから息を吸うよりたくさん言われてきたにも関わらず、スペシャルコースでブーツを作って見て分かったことは、「今までの真ん中って真ん中じゃなかった。真ん中ってこういうことなのか!」と言う驚きです。

当然真ん中に乗れるようになるといろいろなことが好転します。
頭の位置が安定して視界が広くなるとか、足元のでこぼこが気にならなくなるとか、リカバリテクニックの選択肢が増えるとか、とにかく滑りの幅が広がります。
そういう意味でスペシャルコースの結果には大満足しています。

ただ、ブーツを替えただけで滑りが変わったと言うより、ブーツを替えて新しくわかったことから積極的に滑りを変えていった結果、当初思い描いていたところに近づいてきたという感じです。その過程でまたいろいろと発見出来て驚いたのですが、それを次回以降で書いてみようかと思います。

2016年7月27日水曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その3)

「本当にその効果があったのか」という話に入っていきます。
ちなみに今回は立ち姿編です。

受け取って履いた時の感想などは、詳しくはここにも書いたので参照していただくとして、ざっくりといえば、気のせいなのか?と疑うことすら許さないぐらい段違いな安定感でした。
この安定感を生み出す秘密は、単にブーツを足に合わせたという話だけではなく、重心位置が適正な場所に来るように設計したところにあると思っています。



<脱線>
ちなみに時々出てくるこのブーツの絵は、写真からトレースしているので意外と正確にATOMICブーツを再現しています。
</脱線>

たまたま動画に写っていた姿勢を見ても自然に立てていると思います。


加工部分を見ていくとそれはそれで面白いのですが、今回は全体をみてどういう結果になったかというところを拾い出してみました。

滑り出したときの話はまた次回で。




2016年7月26日火曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その2)

息切れしてしまった「スペシャルコースの内容の前に「その高額なコースを何故選んだのか」という部分の続き。

前回、「一番の理由は私自身がもっと体を動かした滑りをしたくなったということに強く関連する」というところまで書きましたので、そことどう関連してスペシャルコースを選んだのか、その理由を書いていきます。

「もっと体を動かしたい」というのは、前後ポジションの悩みと足首の前傾角にも書いた、足を伸ばせない悩みに関連します。
ここでの悩みを要約すると、以下の二つです。
・もっと足のストロークを大きく使いたいのに使えない。
・もっと足を伸ばした状態で外力を捉えたいのにそれができない。



こんな風にがっつりと足を伸ばして滑りたいのですが、実際に雪上でトライしても図の右側のように頭の位置が前にずれて重心の位置をセンターに維持できなくなってしまい、さっぱり期待した感触を得ることができません。



センターを外さないようにと思うと足が縮こまってしまいます。
伸ばしきれないなぁと思いながら滑っています

山本さんに相談したりしながらこの原因を突き詰めていくと、私の足とブーツの前傾角の相性に問題があることがわかりました。

ベーシックコースで作ったブーツは、私自身、最高にいいブーツだと思っていましたが、残念ながら完璧ではありませんでした。
ベーシックコースのゴールはあくまで、
「スキーブーツの中に正しく足を入れる」
ということで、前後ポジションやフレックスパターンの最適化は行われていません。

ベーシックコースで足が正しい位置に入ることで、それまで足の向きがずれていて感じることができなかったものを感じることができたり、足が痛くて思うように動けなかったタイミングで動けるようになったりした結果、今度はベーシックコース自身の制約が気になり始めてしまったのでした。

ここで、選択肢としては二つあります。

一つは、
「ブーツの前傾角が自分にとっては強すぎる傾向にある、と言うことを理解した上で滑りを組み立てる。体の動きとしては理想から少し外れるけど、道具を使うスポーツとして制約を受け入れて工夫するのは当たり前である。」
という考えかたで行くものです。具体的にはこんなイメージです。



もう一つは、
「ブーツの前傾角が自分にとって強すぎる傾向にあるならば、ブーツ自体を調整して、滑りは自分の理想を追求する。道具を使うスポーツならば道具はとことん自分に合わせる。」
という考え方で行くものです。具体的にはこんなイメージです。


ここで例によってスキーブーツR&Dの流儀としては、どちらかがいいとは言ってくれません。言ってくれるのは、それぞれのコースを選んだ時、私がカウンセリグで話した内容にあわせてどういう影響が出るのか、もしくは、どういう取り組みをしていくべきか、という判断材料と、それぞれの制約の中で最高のものを提供しますよ、という約束までです。
「これでバッチリだよ、やっちゃいなよ」的な話は一切なしです。
そのブーツを履いたあとのスキースタイルとしてどういう期待と展望があるのか、またそれに見合う費用をどれくらいと考えるのか、それは全て私が判断すべきというスタンスです。


さて、自分を振り返って考えます。
私自身は膝の怪我があったり、筋力的な自信がないこともありするため、中間姿勢と低い姿勢を行き来する滑走スタイルは自分自身のスキー寿命を縮める不安がありました。
そしてなにより、自分専用に完全に作られたブーツがどんな結果をもたらすのか見てみたい、という欲求に駆られて決断することにしました。

ちなみに、ある人からは、
「うちは山本みたいに設計して何度にするとか決められないけど、だいたいこれくらいっていう加工ならずっと安くできるよ」
ということも言ってもらいました。これはこれで非常にありがたい提案だったのですが、今回の私にとっての論点の一つはまさにその設計でした。

何度に起こすのがいいのかがわからないので、やり過ぎても足りなくても判断ができません。ブーツの製品開発をしている山本さんにそこを設計してもらい、そして確実にその通りに作り込んでもらうといことに価値を見出し、拘ることにしてみました。
精緻に設計されたベーシックコースを履いた時の感動と同じことが、もう一度味わえるならば、一度はありだと考えたのです。
というような形で、長年の懸念をクリアするために選択したのでありました。

ということで、「その高額なコースを何故選んだのか」は、だいたいこんなところです。
次回以降で「本当にその効果があったのか」に続きます。
ま、これは私が「効果あり」って言えば効果ありって話なんですけどね。

2016年7月22日金曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その1)

スペシャルコースの内容の前に「その高額なコースを何故選んだのか」という部分から触れていきます。

前置きをすると、これから書くのは私の理解です。私がスキーブーツR&Dを利用する際に感じた疑問を山本さんに幾度となく答えてもらってそれをつなぎ合わせて私の理解でまとめて書いています。なので嘘を書いているつもりはありませんが、多分に私の誤解が混ざっている可能性がありますのでそこはご容赦ください。

まず、私がスキーブーツR&Dを選んでいる理由は、
完成形を定義する「設計技術」と、完成形を実現する「製造技術」
があると私自身が実感しているからです。

私がスキーブーツR&Dを選んでいる理由の一つ目にあたる、「設計技術」というのは、論理的な根拠を持ってブーツの完成形を定義する技術です。
スキーブーツR&Dでブーツを作ると、カウンセリングと実際の足を計測した後は、
「体型、滑り、骨格、筋肉のつき具合をみて、ブーツ全体を再設計し、論理的にベストな状態に仕上げました。履いてみてください。」
と最初の受け取りの段階から最適な状態に仕上げてきます。私の経験だとほとんど修正が入りません。いわゆるショップチューンにあるようなトライ&エラーを繰り返してだんだん足に合わせていくのではなく、最初に完成形を設計してその通りにブーツを作るというやり方になっており、私はこれを高く評価しています。
例えば今回大騒ぎしたブーツの前傾角ですが、私は市販のブーツの前傾角でしか滑ったことがないので、もっと起こしたいと思っていても、何度に作り直すのが正解なのか、という適正角というのがわかっていません。
仮に、ブーツを履いた状態で、
「どう?もう少し起こしてみる?」
なんてことを聞かれたとしてもさっぱりわからないでしょう。
ちなみに再設計結果の前傾角は、お気に入りだったATOMIC STIとすら違い、さらに起こされていたものだったので私の経験値からでは導き出せない結論でした。

私は自分でもかなりのブーツマニアだと思いますが、所詮素人なので、私の想像できるのは非常に小さな狭い範囲になっていると思います。そんな個人の体験した狭い範囲ではなく、製品開発をしてる設計者の知見をもって、
「論理的なベストに仕上げました」
と言い切ってくれるスキーブーツR&Dのやり方が非常に自分にあっていると考えています。

この論理的にベストな状態の完成形を定義するために行われているのが、「再設計」と呼ばれるプロセスになります。再設計でどんなことをするのか、というのは私が聞いた範囲だけでもなかなか興味深い話があるのですが、それだけで長文になってしまうので、ここでは割愛しておきます。


スキーブーツR&Dを選んでいるもう一つの理由は、製造技術の話です。
論理的にベストな状態が盛り込まれた完成形が定義されても、それを作れなければ絵に描いた餅です。しかしそこはスキーブーツの製品開発に関わっているだけあり、シェルを変形させた場合の構造的な影響や、素材としてどこまで熱を加えてもよくてどこまで変形させてよいのか、といったことに熟知しているため、私の足程度であれば何の制約もなく形を作ることができるのだそうです。よって、「そこは加工できないから妥協した」なんて話には全く無縁であり、これによってどのブーツでも自由に選べるというメリットが生まれています。


ただし、論理的な根拠を持って設計し、その通りのブーツを作り込むというのはベーシックコースでも同じです。

今回なぜスペシャルコースに踏み込んだのかといえば、一番の理由は私自身がもっと体を動かした滑りをしたくなったということに強く関連するのですが、この本題に入る前に息切れしたのでここで一回切ります。

2016年7月17日日曜日

こういうのは馴染みやすい

イタリア語はよくわからないけど、英語字幕をみながらだとどうにか理解できます。
ごりごりのレーシングじゃなくても、こういう説明だと馴染みやすい。