2016年7月22日金曜日

スキーブーツR&Dのスペシャルコースで作ってみた(その1)

スペシャルコースの内容の前に「その高額なコースを何故選んだのか」という部分から触れていきます。

前置きをすると、これから書くのは私の理解です。私がスキーブーツR&Dを利用する際に感じた疑問を山本さんに幾度となく答えてもらってそれをつなぎ合わせて私の理解でまとめて書いています。なので嘘を書いているつもりはありませんが、多分に私の誤解が混ざっている可能性がありますのでそこはご容赦ください。

まず、私がスキーブーツR&Dを選んでいる理由は、
完成形を定義する「設計技術」と、完成形を実現する「製造技術」
があると私自身が実感しているからです。

私がスキーブーツR&Dを選んでいる理由の一つ目にあたる、「設計技術」というのは、論理的な根拠を持ってブーツの完成形を定義する技術です。
スキーブーツR&Dでブーツを作ると、カウンセリングと実際の足を計測した後は、
「体型、滑り、骨格、筋肉のつき具合をみて、ブーツ全体を再設計し、論理的にベストな状態に仕上げました。履いてみてください。」
と最初の受け取りの段階から最適な状態に仕上げてきます。私の経験だとほとんど修正が入りません。いわゆるショップチューンにあるようなトライ&エラーを繰り返してだんだん足に合わせていくのではなく、最初に完成形を設計してその通りにブーツを作るというやり方になっており、私はこれを高く評価しています。
例えば今回大騒ぎしたブーツの前傾角ですが、私は市販のブーツの前傾角でしか滑ったことがないので、もっと起こしたいと思っていても、何度に作り直すのが正解なのか、という適正角というのがわかっていません。
仮に、ブーツを履いた状態で、
「どう?もう少し起こしてみる?」
なんてことを聞かれたとしてもさっぱりわからないでしょう。
ちなみに再設計結果の前傾角は、お気に入りだったATOMIC STIとすら違い、さらに起こされていたものだったので私の経験値からでは導き出せない結論でした。

私は自分でもかなりのブーツマニアだと思いますが、所詮素人なので、私の想像できるのは非常に小さな狭い範囲になっていると思います。そんな個人の体験した狭い範囲ではなく、製品開発をしてる設計者の知見をもって、
「論理的なベストに仕上げました」
と言い切ってくれるスキーブーツR&Dのやり方が非常に自分にあっていると考えています。

この論理的にベストな状態の完成形を定義するために行われているのが、「再設計」と呼ばれるプロセスになります。再設計でどんなことをするのか、というのは私が聞いた範囲だけでもなかなか興味深い話があるのですが、それだけで長文になってしまうので、ここでは割愛しておきます。


スキーブーツR&Dを選んでいるもう一つの理由は、製造技術の話です。
論理的にベストな状態が盛り込まれた完成形が定義されても、それを作れなければ絵に描いた餅です。しかしそこはスキーブーツの製品開発に関わっているだけあり、シェルを変形させた場合の構造的な影響や、素材としてどこまで熱を加えてもよくてどこまで変形させてよいのか、といったことに熟知しているため、私の足程度であれば何の制約もなく形を作ることができるのだそうです。よって、「そこは加工できないから妥協した」なんて話には全く無縁であり、これによってどのブーツでも自由に選べるというメリットが生まれています。


ただし、論理的な根拠を持って設計し、その通りのブーツを作り込むというのはベーシックコースでも同じです。

今回なぜスペシャルコースに踏み込んだのかといえば、一番の理由は私自身がもっと体を動かした滑りをしたくなったということに強く関連するのですが、この本題に入る前に息切れしたのでここで一回切ります。

2 件のコメント:

kaizo さんのコメント...

夜に書いた手紙みたいな恥ずかしさがあったので、誤字とあわせて修正しました。

kaizo さんのコメント...

夜に書いた手紙みたいな恥ずかしいのが残っていたのでさらに修正。