2012年10月31日水曜日

Worldcup GS開幕

私のスキーの楽しみ方は、CSCFのWorld 20xxとかWorldcup中継を繰り返しみてイメトレして、練習プランを作り、WorldCup選手と同じ種類の動きを自分なりに目指して滑るところにあったりします。
当然ながら完成度が違うので他人が見れば
「そうなの?」
と思うでしょうけど。それでも本人は楽しいのであったりします。


さて、開幕戦。
今年のR>35のスキーでの最初の戦いで、どんなセットが立ち、そこで選手はどんな風に滑るのか、たたでさえ非常に見所満載です。

そこであのリゲティの滑り。圧巻です。
まだリゲティの滑りしか見ていませんが、あの動きすごいですね。
外足でしっかりでスキーたわませて積極的に自分でリズム作って動いています。

というか、自分があんな風に動くってことを想像できない。

R>35も過去の歴史通り、2年目くらいには私も履けるようなモデルがでるのかなぁ。
と、道具だのみに考えてみたり。

2012年10月25日木曜日

子供にはスキーを教えない

娘にスキーを教えて早く一緒に滑りたかった私は、1歳からゲレンデに連れて行き雪の上に立たせ(このときはこれだけで終了)、2歳にはソリ、3歳からスキーを履かせたりしました。

娘も上手に滑れるようになってほしい私は、参加していた伊藤裕行さんのレーシングキャンプで、伊藤さんの奥様の「チャコさん」に、娘にスキーを教えるコツを聞かねばと声をかけました。

すると、

「簡単だよ!かいぞー、お前が教えなければうまくなるよ!」

と、笑顔満面での即答。

えーと、ワタクシそんなに下手くそって意味ですか?とさらに聞くと、

「子供なんて、つま先とかかとからやっとはみ出るくらいの短いスキー履かせて、危なくない緩斜面にちょこんとおいて、『こっちだよー』って呼べば滑って降りてくるんだよ。力は無いけど素直に身体使うから、理屈なんていらなの

「外足がどうたらとか、曲げてとか伸ばしてとか、一切言う必要なし。言ったら下手になる」

「皮下脂肪の量も少なくて寒さで疲れやすいからこまめに休憩することだね。無理するとスキー嫌いになるよ
とのこと。

この教育方針に従い一緒にスキーをしていますが、すぐにうまくなりました。

今ではカリカリのアイスバーンも、ウェーブも、急斜面も、全く同じテクニックで滑ってきます。
ウェーブや斜面変化での重心移動なんかはすでに私よりもずっと上です。子供ってすごいです。

(立ち姿も様になっています。レースはお遊びです。)




ちなみに、私と同じ年代の親子連れをたくさん見かけましたが、中にはこんな不幸なケースも。

パパ「だから外足だって言ってるだろう!」(ゲレンデ中に響き渡る声。恫喝気味)
子供「だってわかんないよー。つまらないからもう帰る」(負けずに大きな声。でも半泣き)
パパ「まだ2時間しかたってないだろう!ほら、膝を絞って!ハの字にしないら駄目なんだ!」
子供「わかんないよー。寒いしやだよー。」(泣き出した)

つまらないですよね。これじゃ。
さらに、この後このパパさんに、
パパ「お子さん、上手ですね。どうやって教えていますか?」
とゲレンデで声をかけられました。

私「何も教えてないんですよ」
パパ「そんなことないでしょう」
私「いえいえ。ホントウに」
というやりとりがありましたが、これだけだと意地悪なので上記の通りちゃんと説明しました。
そういう考えもありますか、とさっそく息子さんとレストハウスに休憩に向かっていました。

ぜひともお子さんと楽しく滑ってほしいところです。

2012年10月22日月曜日

先生と呼ばないで

ふと思い出した恥ずかしい思い出を書いてみる。

私はここ数年、仲間内を対象にしたポールトレーニングをシーズンに1,2回主催してコーチ役を務めてたりします。で、参加者が多い方が賑わうので友達の友達的な人でも誰でも参加OKで、いろんな人がごった煮になって集まっていたりします。


数年前にはここへ小さな女の子二人とそのお母さんが現れた訳です。二人ともまだ小さいのにカリカリの菅平の白金ゲレンデのGSコースを元気に滑ってくれました。とっても楽しんでくれたみたいでとってもよかったです。


で、月日は流れ、、、、

ある日、スキー場帰りでICで休憩しているときに、突然声をかけられました。
「あら、先生。あのときはお世話になりました」

「はい。こんにちは。元気に滑っているみたいでいいですねぇ。またお会いしたら一緒に滑りましょう!」
連れも含めて少し驚きましたが難なく笑顔で返す私。まぁ、これは大丈夫。


さらに月日は流れ、、、、
ヨマセのKSCのキャンプに参加しようと朝の集合場所で海和さんの登場を待っていると、少し遠くからよく通る声で、
「あら、○○先生!○○先生!お久しぶりでーす!」
と。
(うぉ。待った!
 KSCのスタッフは言わずもがな、参加者だって私よりうまい人たくさんいるのに。
 「先生」と呼ばれるのはちょー恥ずかしい。
 KSCのスタッフがどんな先生が現れたかと全員でこっちをチェックしてる。
 しかも、「誰が先生だ?」と困っている。
 そりゃそうですよね。誰も私が先生だなんて思いませんよね。私も忘れていました。
 海和さんまで「誰か来たの?」とばかりにこっちみている。
 この空気を突き破って発言しなくてはいけないのか!?)

「はい。こんにちは。今日は私もレッスンを受けるので先生は許してくださいね」

久々に顔が赤くなるほど照れました。

2012年10月20日土曜日

狭山の準備中

狭山スキー場に行きたくなってきました。11/3か11/10あたりに行くことを画策中。

妻と娘が出かけた隙に、道具の確認とか、イメトレの復習でCSCF見直したりしてます。

まずは久々にブーツを履いて履き心地とか確認中。
タイトフィットに作ってもらったのでソックスの厚さによっては締め付けが強すぎてつらいです。それにシーズンオフの間に足に肉がついてしまうし。そんなこんなでソックスは、Ultra Caving LightというメジャーなやつとMicoというあまり聞かないイタリアのとにかく薄いものをもっており、どっちがあうのかが気になるところ。

例年シーズンインは薄い方が調子よく、数日滑るとUltra Caving Lightでも大丈夫という流れでした。今年はどうかな?

とりあえず、最初に足を入れてバックルを締めた感じではUltra Caving Lightでも大丈夫。しばらく履いたままほこたての再放送を見ていたけど、どこも問題ないです。
でも暖かい部屋の中でのこと。雪上でも同じかは結局わからないので、保険でMicoのソックスも持って行こう。


新調したゴーグルもチェックしたし。
あとはスキーがチューンから戻ってくればもう行ってもいいかな。

2012年10月19日金曜日

軸を作る 谷に落とす その3


3回に分けて書くつもりの内の3回目


1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる

3.斜面を滑ることを考えてみる


さきほどは「斜面で考えてみる」として無意識に平面で運動をとらえるのでうまくいかない、ということを書いてみたわけですが、今度はそれを踏まえてどう滑るのか、ということで「斜面を滑ることを考えてみる」に話を進めます。


長々と書いたとおり平面での生活に慣れきった私たちが、斜面を上手に滑るには、斜面という特殊性を意識したイメージを持つ必要があります。

それはよく言われる
「斜面では、重力に垂直ではなくて、斜面に垂直に立つ」
ということもその一つです。まずはこっちの方がわかりやすいし、効果も簡単に体感できます。
一つのターンに限って言えば、この意識が持てればかなりターンの質があがると思います。


でも、これだけだと実は足りなくて、切り替えのところが解決できない。
そこで次に出てくるのが
「(身体を)谷に落とす」
というやつです。
これがわかったようなわからないようなアドバイスなのですが、認識がずれないように図とか文章を使って外形的に説明してみます。




(2ターン目から3ターン目に注目)

「谷に落とす」という短い言葉には、

「斜面で今のターンの円錐から、次のターンの円錐に移動すると必ず標高差があり、この標高差分だけ斜面の谷に向かって身体を落とすように次のターンの内側に身体を移動する必要があります」

という意味が込められているのです。

私が説明しようとしたら図もいるし文章も長くになりましたが、スキーのエキスパート達は本当に寡黙にして多くを語らず。ゲレンデでこれだけ言われてもわかりませんよね。まぁ、往々にして上手な人は下手な人の気持ちは分らないってことなのかも、ってちょっとひがんでみたり。

でも、確かにこの動作、今のターンから次のターンに向かって「身体を谷に落とす」感覚なんですよ。


たまに、自分自身の滑りは全然身体が谷に落ちていない指導者が、引き連れている生徒に向かって「もっと谷に落として」なんて言っているを見かけます。分って無くても1級とれたての子あたりにコレ言うのがカッコいいといことなのか?なんて思ったりもします。

私も学生の頃のコーチにコレを言われてなんだか分らないけど「つまり攻めろってことだな」とポールのインをデッドに攻めて滑ってみると、(めちゃくちゃな理解ですね)
「そうだ!その調子だ!」なんて言われていました。(またこれも、それでいいのか?ってアドバイスですよね)
人のことは笑えませんね。



このブログでいう「谷に落とす」というものが何かを外形的に定義したので、今度はこれをどうやってやるかという話に移りたいのですが、その3まで使ってしまったのでまた別の区切りでやってみます。


軸を作る 谷に落とす その2


3回に分けて書くつもりの内の2回目


1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる



■雑談
一応大学でも力学を勉強しました。その結果、自分に優秀さのかけらも感じませんでしたし、細かいことも忘れましたが、力学をどう使うモノかというのぐらいは分ったつもりです。

どう分ったかというと
「スキーをうまくなるために力学でスキーを解説する」
ってことにあまり価値はないってことです。

スキーを作ったりブーツを作ったりするのには工学的アプローチは必須でしょうが、スポーツを教える手段としては非常に効率が悪いのです。なぜなら力学はスキーヤーの共通言語ではないからです。
なので力学な感じを追求しようとは思っていません。雰囲気で読んでください。
でも、力学有識者の誤解を防ぐために用語の間違いは直したいのでそういう指摘はうれしいかも。


■本題

2.斜面で考えてみる


さきほどは日常生活に近い「平面で考えてみる」としてみたわけですが、今度はスキーらしく「斜面で考えてみる」に話を進めます。

気持ちよく傾いて軸が入れ替わるイメージが高まったので、斜面を滑っていても円錐というか振り子のイメージで降りてきたいです。ところが、緩斜面では気持ちよくターンできたのに、斜度がきつくなればなるほどうまく傾けなくて、ターンが浅くなってしまい、暴走してしまいます。

さてどうしてなんだろう?と、何が違うのかを考えてみます。




では、図も斜面らしく傾けてみます。


(図は、平面の図を傾けただけです。)

斜面にすると、斜面を落ちようとする力が働きます。


その結果、ターン中にも平面では存在しない問題が起こります。

ターン前半(谷回り)では身体もスキーも斜面を落ちる方向に移動しているので、重力をたいして感じませんが、
ターン後半(山回り)では身体は斜面を落ちる方向に移動していますが、スキーは落下に逆らって切り上がろうとするのでかなりの重力を感じます。
遠心力というほうがしっくりくるのか。とにかく斜面を落下する方向への慣性に逆らうわけです。

#短い力学屋人生(あったのか?)から遠ざかって長いので用語はKNJさんとか物理の先生がいたのでコメント待ちます


(青い矢印が落下に逆らう力=ターンするための力)


つまり、平面と違い、ターン前半とターン後半では力のかかり方が違います。
ターン後半では、平面では受けることがないような大きな力が容易にかかるので、足が縮こまっている(=膝が必要以上に曲がっている)とターン後半でつぶされてしまいます。
スキーヤー自身にすれば実際にはつぶれてないつもりで必死で筋力でがんばるので、疲れやすい滑りになってしまいます。
(追記)
また、もう一つありがちなパターンとしては、平面と同じようにターンの前半とターンの後半で同じ力でターンしていると、落ちる力に逆らっている分、青い矢印の向きの力が足りないと、ターン後半ではターン弧が膨らんでラインが落とされます。その結果、ターン弧が縦長になり暴走へとつながったり、暴走をおそれて無理にずらしにいき、疲れやすい滑りになったりします。
(/追記)


青い矢印で効率よく強い力を引き出すには、筋力ではなく骨格で支える必要があるって話につながります。


さらにもっと大きな問題は、切り替えです。
子供の頃からスキーをしていて(地ガキってやつですね)斜面という非日常が、日常になっている人達を除き、私たちは平面での生活に慣らされているわけです。
そんな私たちは、無意識に平面で空間をとらえて身体を動かしてしまうようで、平面と同じ感覚で次の円錐に乗り換えようとすると、本来移動すべき目的地より上に移動しようとしてしまいます。

(無意識の平面上(半透明青の面)に移動しようとしてしまう。
本当は斜面上(黄色の面)に移動する必要がある。)


でも、雪面はそんなところにないのでどうなるかというと、腰の位置は無意識の平面と同じぐらいの高さに移動してしまいます。その結果、足をまっすぐ降ろさないと雪面に届きません。となると、腰が高過ぎるので思ったように傾くことができず、ターンも浅くなってスピードもコントロールできなくなるという事象が発生してしまうとなります。

スキーヤーの実際としては「怖い」となって滑れないか、浅いターン弧で暴走するということになります。

後傾の問題も同じで、「後傾になっているよ」って言われたら、あらん限りの力を使って必死に「前に前に」と誰もが思うわけです。でも、身体を動かす速さには限界がありますし、そもそも前と思って移動しようとしている目的地が間違っているので治るわけがないのです。
斜面を滑るスポーツであるスキーには、平面での生活をベースにしてイメージした運動では解決できない問題があり、私たちは斜面を意識した立体的なイメージを固めないとスキーがうまくなれないということになるんだと、私は改めて思い至ったわけであります。


3.斜面を滑ることを考えてみる

に続く。




2012年10月18日木曜日

軸を作る 谷に落とす その1


最近、道具と物欲の話ばかりだったので、久しぶりに滑りの話も。

「軸を作る 谷に落とす」ってことで振り返りもかねて書いてみます。

私の感覚で見いだしたもので、何かの抜粋とかではありません。

それと、私は今も昔もスキーは外足でするモノであり、内足は外足を効果的に使うために動かすモノだと思っています。そういう人が書いたと思って読んでいただければ幸いです。



さてさて、下書きしたら結構長かったので、3回に分けて書きます。

1.平面で考えてみる
2.斜面で考えてみる
3.斜面を滑ることを考えてみる




1.平面で考えてみる
我々普通は平面の上で暮らしているので、これは誰もがイメージしやすいと思います。
インラインスケートを滑っているのと同じイメージです。




まずターン中。
頭よりもずっと上に頂点がある円錐の側面を体が一本の軸になってターンをしているイメージです。上からつるされている長い軸と一体化しているので、膝下でちまちまエッジングをしたりしないで、外足を長く伸ばしてスキーに乗ります。

次に切り替え。
切り替えでは次の円錐に乗り換えなくてはいけません。
スキーヤーは切り替えで自分のスキーを追い越して、次の円錐の側面に移動します。

この単純化した絵を見ても、切り替えではスキーを身体が追い越すことは明白で、からだの前だけでスキーを操作している様に見える滑りは運動が連続しないので無理筋じゃないかと思っています。ビデオで自分の滑りを見て、スキーを追い越す動きのない場合はちょっと考えてもいいかと思います。

ただ、現実にはスキーはずれますし、ターン弧だって弧とは言いがたい形にしても滑ることはできるので、追い越しがなくてもスキーができないとは言いません。ただ、私の思うカッコいい滑りにならないだけです。


実際に滑るとなった場合の動きとしては、外足は伸ばしたまま、内足をたたむと傾くという感じで、緩斜面から練習をはじめるとわかりやすいです。
このイメージは大事なのですが、残念ながらこれだけでは緩斜面でしか通用しません。




2.斜面で考えてみるに続く。