2015年6月12日金曜日

グレステンスキーは難しかった

もう先週の話ですが、スキー仲間に誘われグレステンスキーに行ってきました。場所は八ヶ岳の自然文化園内にあるグレステンサマースキー場です。

平日だったこともあり、ゲレンデにはコーチのIさん、スキー仲間のTさん、私と3人だけ。
途中で一人お客さんが増えましたが、それでも合計4人しかゲレンデにいません。
フリーの練習の他、大サービスでポールも立ててくれました。



さて、グレステンスキーの感想。

まず、独特なズレる感覚。
普通にスケーティングするレベルだと全くずれません。普通に立っているときも実は無意識にずらそうとしているので、これでバランスを崩してこけそうになります。
しかし、滑り出すと少しはズレます。スキーの様にざざーっとずらすことは出来ませんが、後ででてくる動画の通りです。

つぎに遅いスピード。
グレステンスキーはスピードが全然出ません。これは安全上の理由から斜面設定が緩斜面になっているから、というのがあると思います。
グレステンスキーは、ローラーがグリップするように突起のある独自仕様のマットの上を滑ります。この突起のあるマットのせいで、こけると派手にすりむくことになるそうです。それを防ぐためだと思うのですが、八ヶ岳の自然文化園のゲレンデはかなりの緩斜面になっています。

楽しさ、爽快感という意味では、スピードのあるグラススキーやインラインスケートの方が上だな、と感じました。

一番見栄えのいい動画をさらしますが、これ以上は恥ずかしくて見せられません。


しかし、見せられませんと書けば書くほど、見せないとネタにならないということがあるので、恥を忍んで見せます。



「滑りが固まる前にポールに入ってはいけません。」
という雪上と同じ戒めをかみしめるための動画であり、私の滑りをあざ笑うためのものでは有りません(苦笑)

とはいえ、フリースキーもポールも経験できて、一通り味わった気がします。やってみることでの気づきもあり、今回は堪能できました。

さて、これが有用かどうかという話で行くと、私の考えでは微妙。

まず、運動モデルが違いすぎます。
雪上のスキーでは外力と釣り合って傾きが決まると思っています。グレステンスキーも同様です。低速であればそもそも大きく傾く必然性もありませんし、できません。
しかし、傾く要素がないとスキーらしい動きがでてこないので、なんとか傾こうと、
「内足の外エッジに体重を載せて、外足は添えるだけで荷重しない。」
と、外足荷重を捨てたテクニックを指導されました。
こうするとそれらしく傾くことが出来、しかも内足の使い方が上手くなるというわけです。
しかし、内足の使い方って、根本的な原則を曲げてでまで覚えるほど重要なことなのかどうか、この指導に疑問符が消えませんでした。そもそも傾くことは最終目標でもないわけですしね。

これだったらインラインスケートでクロスステップでターンしまくっている方が、スピードと調和した傾きや、腰の入れ方などのターン運動として重要な感覚を覚えられますし、雪上のスキーと身体の動きとしては近いと思います。
インラインもスキーを意識しすぎると違いの方が目立ってきますけどね。

ちなみに私も一応、「内足に乗って外足は添えるだけ」というのにチャレンジしましたが、雪上の感覚が壊れるのが怖くて途中から外足にのっています。動画はいずれも外足ベースな動きですね。

ということで、もっと柔軟な発想でグレステンスキーに取り組んでいる人がいれば否定しませんが、私は今回でお腹いっぱいという感じでした。

4 件のコメント:

s_takky さんのコメント...

エキスパートタイプのグレステンですね。僕がチャレンジした時は貰ったサービス券を使用したので車輪のデカいビギナーズモデルでの体験でしたが、止まり方等の初心者講習のみで後は自分で試行錯誤だったのでもっと無様な結果に…。思った方向へなんてとてもとてもでした(w

kz さんのコメント...

初心者講習もやってもらいました。駆け足で30分くらいで終わりました(笑)
元ローラースケート小僧の面目躍如です。
一本ずつ全部コメントしてもらって、結構ビデオも撮ってもらったりして贅沢でした。

kz さんのコメント...

ちなみに、黄緑のウェアはケーヨーデイツーで1300円ぐらいで購入した雨合羽です。
転んだら確実に破けるので、このくらいで十分。防水性抜群。透湿性ゼロですけどね。山用のかっこいいし、快適でしょうが1万円を余裕で越えるのでもったいなくて着られません。

kz さんのコメント...

エキスパートモデルですが、短い方でした。
マイスキーがある人は長い方を使ってるみたいですね。