よく一緒に滑りに行くnishidaさんのblogにモデリングツールで作った動画があり、最近またあーでもないこーでもないとメールを交換しています。
http://blogs.dion.ne.jp/nishida_ski/archives/10748732.html
とか
http://blogs.dion.ne.jp/nishida_ski/archives/10748195.html
とか、他にもいくつか。
で、この動画に何の意味があるのかと、という点を書きたくなったので書いてみました。というのが今回のblog。受動的イメトレと能動的イメトレ というタイトルをつけてみました。
オフシーズンのイメトレの手法としてすぐに思いつくものに、DVDなどの動画を見るという方法があります。最近は質のいいものも手に入る(私はもっぱらCSCFのDVDです)ので、何を目指すのか、が誰にでも具体的にわかってすごくいいです。
しかしながら、いかんせん見るという行為は受動的です。
わかったつもりでいるだけで、実際にわかったかどうかは自分でも何とも言えません。
滑ってみればわかりますが、ひと夏かけて間違ったイメージを育ててしまい、シーズンインをしてから気が付いたとなったらかなりのマイナススタートです。
そこで本当にわかっているのか確認をしてみる意味で、能動的なイメトレをする必要が出てきます。
能動的なイメトレには、
実際に体を動かす(インラインとかグラススキーとか部屋でどたばたするとかもね)ほかにも、
絵に書いてみる
という古典的かつ効果的な手法があります。
頭で理解していないと体は動かないはずだけど、頭で理解していれば絵にも書けるはず、というロジックです。紙と鉛筆しか必要としない簡単な方法ではありますが、実際に絵に書いてみると、足の長さが足りないとか、どの関節を曲げるのかわかってないとか、間違ったイメージによる矛盾が見えてきます。私もよくやるのですが、かなりの効果があります。
唯一残念な点は検証可能な絵を書くのにはかなりの画力と時間が必要であり、ましてや動画的にいろんな局面を書くのは至難の業です。仮に絵がうまいとしても、それが漫画的なうまさの場合、上手にごまかされてしまいイメージの誤りが発見できなくなったりもします。
やっと本題。
そんな、画力というある種特殊な才能に頼るのではなく、今の世の中PCの力を借りてしまえばいいじゃん。というのが、nishidaさんのツールを使ったCGの話になるわけです。
関節や骨格に制限があるので、不可能なポーズは取れなくなっており、手で書くよりも正確なことは自明です。
しかも、このツールでそれらしく見えるものを作るのはすごく大変なんですよね。
なんとなくで作ったポーズでは全然それらしく見えなくて、下半身のフォームはもちろん、腕の構や顔の向きに至るまで作りこまないとすごく嘘くさくなります。ということで、これで嘘くさくない各コマとそれをつなげた動画を作れれば、かなり細かく運動を理解しているということになるわけです。
で、私も真似してみるかとツールをダウンロードしましたが、思った以上に難しかったので、今のところ私はちらしの裏に手書きで絵をかいたりしていたりしています。
よくやるなぁー。nishidaさん。