2014年4月25日金曜日

スラロームの基礎を考える フリースキー編 その1

「私の大好きなスラロームの草レースの絶滅を回避するため、地道な普及活動のていをとりながらあれこれメモを書き、自分の考えを振り返ってみようかと思います。」
の一環として、自分がスラロームを意識したフリースキーで考えている基礎について書いていきたいと思います。

内容的には最先端技術の解説、ワールドカップ選手の解説とかではなくて、そのずっとずっと手前。レーシングキャンプでも当たり前すぎて説明が省略されている基礎の部分を主にしていきます。


ちょっとばかりまわりくどいのですが、前振りから。

まず、スラロームセットを1回でも滑ったことがある人はご存じの通り、なかなか思ったように滑ることが出来ません。

この原因には、ポールセットのどこを滑ったらいいのかがわからないという「経験不足」と、
ゲレンデを自由に滑っている時には気がついてなかっただけで実は基礎的なテクニックが足りていないという「技術不足」の二つがあると思っています。

「経験不足」の方は、知識を増やしたり滑り込んで慣れたりした分だけ速くなりますが、残念ながらすぐ壁に当たります。「技術不足」があると、やろうと思っても出来ないことがあるからです。

そしてこの「技術不足」の解消は、ポールのなかではまずできません。
それどころか、変な癖がついて上達を阻害したりします。


ということで、「技術不足」の解消につながる基礎を身につけるためのフリースキーについて書いて行きたいと思います。

ということで、今回は前振りまで。

2014年4月19日土曜日

ATOMIC Redster WC150 お店で足入れしました

真っ赤でした。
去年のブーツと履き比べていませんが、基本的に同じだそうです。

アトミックもFischerのバキュームフィット的なシェルの熱整形やるんですね。
Memory Fitというそうです。
加熱したシェルに、当たりそうなところにあらかじめパッドを張って足を入れ、冷やして形を残すんだそうです。
そうか、レーシングブーツもこっちに進むのか。


やっぱり動画がわかりやすい

2月に一緒に滑ったgyochanさんからいただいた質問にメールで答えていましたが、やっぱり動画を見た方が早いので編集しました。
元ネタはCSCFのWorld2014です。

メールでは、山回りを鍛えた方がいいとさんざんパート練習の話をしていたのですが、素材の関係で普通のフルセットのターンになっています。
そこは適宜読み替えていただくと。



2014年4月18日金曜日

さすがにあっていたか

私のブーツのソールサイズは304mmなので、トゥーピースはPosition5で標準位置でした。
さすが「かたくなにレーシング」なだけあって、ちゃんとしていました。



来シーズンへの宿題

今シーズンの振り返りから、来シーズンにやりたいことを忘れないようにメモしました。
あくまで私の中でのギャップを埋めるための取り組みなので、教科書的な品揃えではありません。

■大原則
(1)大きく動く
気持ちはこれでずっと変わってないので、正確には「さらに大きく動ける動き方にする」という意味です。動きをなくす方向の考え方はまだしません。最適化は後回し。まずはやれるようになる、です。

(2)動き方のバリエーションを増やす。
これは乗って傾くだけのワンパターンな滑りにならないようにするという意味です。
スポーツなので臨機応変にいろんな動きが出来ないと。

■課題
(1)セパレーションを大きくとる
R>35ほどではないにしてもR>27でうまく滑るには、スキーを大きく傾ける必要があります。大きく傾くためには、関節構造、骨格構造の制約から、外向を活用しないと深く傾けません。CSCFでいうところのseparation of upper body and lower bodyです。
そしてこのコツが股関節からの前傾だと思っています。
(2)ライン取りを高くする
今シーズン上手く滑れたビデオとそうでもないビデオを見比べると、明らかにライン取りが違いました。当たり前ですが、上から入らないとダメですね。
それと、GSスキーはどれくらい回るのかが自信をもって判断できないので、弱気になって巻いてしまいます。どこまで突っ込めるのかフリースキーから組み立て直しです。
■練習方法
(1)ずらしてみる
ずれ幅の大きなターンとか、ずれ幅の小さなターンをしてみるとか。
ずれちゃったターンならいつでもやっているのですが、意図的にずらしたターンをするということ。そしてずれ幅も調整してみると。ウェーデルンもこのバリエーションですね。

ずらすと長さとかズレ加減を体感しやすいですよね。車幅感覚をつかむというかスキーの長さとか性格をつかむには効果的ではないかと。

(2)踏み換えてみる
ぱたぱたとターン中に細かく踏み換えてみるとか。
思ったよりスキーが回らなかったときにぱたぱたぱたーっと踏み換えるとかありかも。
エッジに乗るだけの滑りをしてると、重心が来るって実は動けないポジションにいたりするので、その矯正に良さそうな気がします。
(2)GSスキーでクローチングターン
上半身を振り回したりしない。制約を加えると残りの部分で丁寧に動くのでこれも効果がありそう。

(3)ストックワーク
まぁ、へたくそなんで。夏の間にお手本ビデオを定めて必死で見る。
(4)セパレーションの動きのイメトレ
癖になっている動きが根本的に間違っているっぽいので、これを見直すのはオフトレですね。
■マテリアル関連
(1)ビンディングセンターの調整
x-Binding VARの位置をいくつか試してみる?

(2)アームガードでアタック
s_stakkyさんのblogで推薦されたアームガード。
当たらないラインを考えるようになってからすごい大回りになってしまったので、かっこよく当たれるラインを基準にGSもライン取りを修正してみるか?
今のところこれくらい。思いついたら書き足そう。

ATOMICだらけ

いつの間にかこうなりました。

2014年4月13日日曜日

チューンナップ:北岡ヤスリ届きました

本当は3末に届いていたのですが、忙しかったりして触ることも出来ず。
とりあえず、現物はコレ。4本組みを2セットにしてみました。
使ってみたらまた書きます。



2014年4月6日日曜日

嫁さんのスキー 新旧比較

嫁さんのスキーを新旧並べてみました。

旧スキーは2008年夏に購入したFischerのFUSE70 2008/2009モデルです。
テールにあるプリントによればサイズは、146cmで117-70-104 R=10だそうです。
FUSEはセンターが70mmもある幅の太いスキーで、70/73/76と3つのグレードがありました。グレードの違いはメタルの枚数だそうです。順に0枚/1枚/2枚となっていてこの70にはメタルが入っていません。私も滑って見ましたが、トーションが弱く設定されているのでずらしやすいスキーで、プルークから練習している嫁さんにはちょうどいい感じでした。
特に、カムピリオでチューンナップしてもらってからは、滑るし操作性もあがっていいスキーになりました。



写真は明るいところで撮り直そう。

新スキーは今回購入したATOMIC CLOUD D2 VF75 2011/2012モデルです。
ココにも書きましたが、今回は女性用トップグレードで、サイズは、148cmで120-75-107 R=11です。


ざっと、みたところ、ベースはきれいですが、エッジは例によって機械仕上げでファイルがかかるか怪しい感じです。まずはショップでプレチューンに出すことにしよう。


アトミックは、ビンディングの取り付け位置がずいぶん後ろですね。スキーは2cm長くなっているのですが。






ATOMIC X-16/X-12 ビンディングのセンター

ATOMICのXビンディングは、ESS var時代から継承される機能で、ビンディングのセンター位置が調整出来るのですが、これの目安のようなものを見つけました。
もう4年ぐらいつかっているので、いまさら?という話ではありますが、忘れないように貼り付けておこう。


昔から、単純にセンターのラインが1本引いてあるだけでなく、ブーツのソール長に応じたセンターラインが引いてある場合がありましたが、あれですね。

嫁さんのスキー購入 ATOMIC CLOUD D2 VF 75 2011/2012モデル

来期に向けて物欲メモ2014に、


2.嫁さんのスキー
娘にかまけてほったらかしにしていた嫁さんですが、娘が子供同士で勝手に滑るようになった今シーズン、マンツーマンで指導しましたところ、急速にレベルアップ。誤解していたポジションを修正したら楽に滑るようになりました。もっとグリップのいいスキーを履いたら一気にパラレルまで行けそうです。
末永くスキーをしてもらうためには来年が勝負。足元を固めたいところ。



こんなことを書いてスキーを探していましたところ、ヤフオクでお値頃ないい感じのスキーを発見、ポチッとしてきました。

購入したのは、
ATOMIC D2 CLOUD VF 75 2011/2012
length:148cm 
Size:120/75/107
Radius:R11
です。

今の時点で2年落ち、来シーズンに入ると3年落ちと新しくはないですが、2013モデルからロッカーになっているので、ノーマルキャンバーのこのモデルをあえて選択。
嫁さんのレベル的にはロッカーなのかもしれないのですが、菅平がホームゲレンデなので普通のアクティブキャンバーで。



D2は、自分が乗っているGSスキーや試乗したスキーを振り返ってみても、ターンの入り口でスキーが柔らかくて、ターン中はどっしり安定しているのでいい仕組みだと思います。
メインで滑るのが菅平なのでこの特性との相性は特にいいです。

女性用トップグレードにもかかわらず、お買い得な価格設定でポチッとしました。
ちなみに、購入した京都にある「スキー屋さん(スキー屋)」は梱包も丁寧だし、あっという間に送ってきていいお店です。

2014年4月5日土曜日

自虐的な分析

今シーズンはGSが面白く感じたのでCSCFでGS部分を繰り返し見たり、自分のビデオを振り返っています。そしてき勢い余ってこんな自虐的な編集もしてしまった。

いわずもがな、最初に滑っているのがコーチで、その後に出てくる水色のウェアが私です。


動画の中盤でできるだけ同調するように、二つのビデオを連結するタイミングを調整をしています。スローにするとはっきりわかりますが、そこは苦肉の策と言うことで(苦笑)

いろいろ悪いところはあるのですが、特に目立つのは前後のポジションの悪さと、ライン取りのひどさですね。フリーで滑り込まないままGSセットに入っているので、ポジション的にはいいところがないです。ラインもこんなに落ちてたら、次のポールまでのスペースがないので何も出来ません。

あとは、GSスキーで滑り込む前の滑りであることをさっぴいても、アンギュレーションでの股関節の使い方が間違っていますね。この動き方の延長ではこれ以上深く外向傾を作ることが出来ないと思います。

最初の二つは雪上のフリーを多くすると改善されそうな気がしますが、3つ目の股関節の使い方は、雪上だけでは時間が足りない感じです。オフの間に身体の動かし方を練習しておかないとイメージを変えられないでしょう。

大回りは苦手でしたが、なんかいろいろ課題が見えてきて、来シーズンはなんか上達できそうな気がしてきました。