2013年3月20日水曜日

膝に優しく

スキーヤーにありがちな話ではありますが、私の右膝はだいぶぼろぼろ。

高校生の時に大転倒して膝の内側側副靭帯を損傷して以来、膝を内側にひねるのはかなりつらいです。スキーブーツR&Dのブーツとカービングスキーを使い始めて、力が逃げなくなってからは、さらにつらさが加速。これは膝に負担のかかる滑りを続けたらあと何年滑れるかわからないと思い至り、1998年ごろから滑り方を大きく見直してきました。

観点は膝に優しく、しかもカッコよくです。

体力も落ちてきたので、カッコよく滑るためには道具の性能を活かしきることも重要。
そこで方法としては、

・膝はひねらず、屈伸にしか使わない、
・ひねりには股関節を使う、
・足の曲げ伸ばしは大きく使いスキーをたわます、
という滑りにしてきました。

足のストロークをたくさん使うことや、ひねりを重視する滑りというのは、当時の流行とは相容れなく、このあたりからスキー雑誌を読まなくなり、CSCFのWorld20xxをみて自分で練習方法を考えていくことに傾倒していったわけです。
(もちろん、Worldcupを最高峰という考え方はかわらず)

試行錯誤の結果生み出した練習方法は、自分自身の成長やその練習方法を展開した友人の滑りを見ると、結構な成果を出していると自分では思っています。

と、自信があったにもかかわらず、今シーズンはダグのアドバイスに乗っかり、10数年ぶりに禁を破って両膝を内側に入れる滑りをしてみました。確かにラインはキープしやすいのですが、膝の負担が大きくてこれは、、、と思っていたら案の定、今になって膝ががくがくです。膝を伸ばしきろうとすると痛い。力をかけられない。これはまずい。

もう自分の身体に優しい滑りをしないとやっぱりダメだな、と再確認したのでした。

ちなみに、レース指向でなくても、子供であろうと関係なく、膝に負担のかからない滑りを組み立てるべきだと思うので、奥さんと子供には膝をひねらず、股関節からのひねりでスキーを教えています。

9 件のコメント:

s_takky さんのコメント...

私は膝の方は大けがしてないのですが、股関節がダメなので結構しんどいですね。
個人的な思い込みかもしれませんが、膝ならブレースで固めても2次元的な動きが確保出来ればある程度元の滑りに近いところまで復帰出来そうな気がするのですが、股関節は3次元的な自由度を確保しないければならないので装具が無い…
右ターンで、せめて草レースの中級者レベルの内傾角を取れるようになりたいところですが適わぬ夢なのか…

kz さんのコメント...

s_takkyさん

股関節ですか。これは難しいですね。
腰痛も膝の痛みもフォームを修正し、身体を正しく使えばかなり改善すると思ってきましたが、そのときも股関節は一番頑丈で、自由に動くことが前提でした。

先日、膝の痛みがひどいのでリハビリ施設のある病院に行ったのですが、そこでスキー経験のあるトレーナーの指導を受けました。スキーの動きに理解があるので、メニューの作り方や、負荷のかけ具合など、スキーにつながる様に組み立ててくれて、効果がありそうでやる気がでました。
なので、スキー経験のあるトレーナーに指導を受けると改善するかもしれませんね。
もう、やられてそうですが。

KNJ さんのコメント...

股関節以外は、私も目指していたのですよ。股関節を意識しだしたのは、ここ5年くらい?

s_takky さんのコメント...

>スキー経験のあるトレーナーに指導を受けると改善するかもしれませんね。

ウチのエリアには結構有名な「スポーツ医・科学研究所」があって知り合いに何人かお世話になっている人はいるんですが、何せ時間の制約が多いのがネックです

kz さんのコメント...

s_takkyさん

そうですか。地味にストレッチをして関節の可動域を広げていく or 維持していかないと、という感じですね。
これは自分へのメッセージでもありますが。

s_takky さんのコメント...

もう一つ問題なのが、以前自分のブログにも書いたんだけど、症状があからさまでないので治療のしようがない
普通に見れば可動域の限界が若干狭いくらい(そこから無理して内転、外転させると無傷の側に比べて痛い事は痛いですが)、X線やMRIでは若干関節の隙間が狭い事は狭いけど治療するほどの異変は無いと言うのが所見で、逆の意味で「手の施しようが無い」、実際のところ股関節だけでなく臀部の大小の筋肉、神経も含めた複合的な問題の様な気がします。
こうなると、整体やマッサージなんかは怖くて無難な領域でしか触らせたくないですし難しいもんです(^_^ゞ

kz さんのコメント...

s_takkyさん

blogの動画見ました。
見事に右ターンで股関節が固まっちゃってますね。これだと左下がりの方斜面とかだとつらそう。
フリースキーだとどうにかなったりするのですか?


s_takky さんのコメント...

フリーの時は「待つ」事が怖くないので谷回りからフォールラインに向いて自然に外向が付くまで待てるのでそれなりの滑りになるのですが、ポールに入ると「待つ」のが怖いので反射的にローテーションしちゃう感じですね。だから比較的快適な斜面なら傍から見て普通の1級スキーヤーと遜色ないと思うんですけどさすがに技術選の大回りモードとか、じゃがいもがゴロゴロしているような怖いバーンではボロが出ます

kz さんのコメント...

ポールの中で「待つ」と、その間にどんどん前に進んでラインを外れちゃうので、怖さを感じるのでしょうね。
他の動画も見させていただきましたが、左ターンの出口で若干、ポジションが後ろ気味かも。これを直すと、股関節の内旋を強く出さなくても必要な傾きを作れるかも?とか思いました。なんとも動画の材料が少なくてわかりませんが。